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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の二十
「係り結び 2」

 

【結びの省略】

 

「と + 係助詞。」

… 「言ふ」「聞く」の省略。伝聞(~ということだ・~そうだ)を表す。

 

(引用の格助詞)。       「言ふ(連体形)」の省略。(~ということだ・~そうだ)

と        なむ。                  〃

と         や。                  〃

と         かや。                〃

 

・その男、逃げにけりとなむ。(その男は逃げたそうだ。)

 

 

★★★「~にや。」「~にか。」

     … 「あらむ」の省略。断定の疑問を表し、「~であろうか」。

 

体言・連体形 + 「(断定「なり」連用形)」+ 「(係助詞)」。

あら(補助動詞「あり」未然形)」+「(推量の助動詞「む」連体形)」の省略。

                               … ~であろうか(断定の疑問) 

 

・何人の住む家にか。(どのような人が住む家であろうか。)

 

※表現のヴァリエーションとして

 

・推量「む」が過去推量「けむ」になり「にや(か)ありけむ」(~たのであろうか)

・推量「む」が現在推量「らむ」になり「にや(か)あるらむ」(今ごろ~しているのであろうか)

・補助動詞「あり」が丁寧の補助動詞「侍り・候ふ」になり

           「にや(か)侍らむ」「にや(か)候はむ」(~でしょうか)

・補助動詞「あり」が尊敬の補助動詞「おはす・おはします」になり

           「にや(か)おはさむ」「にや(か)おはしまさむ」(~でいらっしゃるのだろうか)

 

などがあります。あとはこれらの組み合わせ方の問題。この結びが省略された「にや。」「にか。」の「に」の説明が「に」の識別で最も問われます。今年のセンター試験でも出題されましたね。今の段階では、省略を補って訳せればよし、詳細は「断定の助動詞」で述べましょう。

 


※その他、文脈上わかりきっているものは、結びがガンガン省略されます。特にも、係助詞「なむ」の結びの省略は、「なむ」の識別のひっかけの王様です。

 

・いと恥づかしうなむ。…係助詞「なむ」。「ある」「侍る」の省略。

(とても恥ずかしいです。)

 

「恥づかしく(上記は連用形のウ音便)」と、形容詞の本活用連用形のあとの「なむ」は係助詞「なむ」に決まり!とはいえ、この段階では難しいでしょう。文法の最終レベル「なむ」の識別で詳述しましょう。コレ、本当にひっかかりますよ。
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【2007/04/27 18:56】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十九
「係り結び 1」

用言の活用をひととおり終えたところで、「係り結び」を見ていきましょう。基本はカンタン。

 

【結び】

係助詞              結びの形

ぞ・なむ・や・か   ~    連体形。

こそ         ~      已然形。

 

「ぞ・なむ・や・か」は文末「連体形。」、「こそ」だけが文末「已然形。」。

 

【意味】

ぞ・なむ・こそ  … 強意(訳す必要なし)

や・か      …疑問(~か?)・反語(~か、いや~ない)

 

「や」と「か」のちがいは、「や」は疑問語(5W1Hにあたるもの。「いつ」「たれ」「なに」「など」等)と用いられることはなく、それに対して、「か」は常に疑問語とともに用いられます。ちょっと古文を注意して読めばわかります。

つまり、「などか」「なにをか」「いつかは」といった用法はありますが、「などや」「なにや」「いつや」といった用法はありません。まあ、めったにきかれることはないでしょうが…。

「疑問」と「反語」のちがいは、あくまで文脈次第。現代文、漢文においても言えることですが、疑問と反語はほとんど同じ形をとります。ブラックボックス、疑問点が明らかな場合は「疑問」。文脈、または一般常識的に問いの答えがわかりきっているのにわざわざきいているなら「反語」でしょう。

たとえば、友達が何かカリカリ書いている、「ねえ、何書いてるの?」、だったら疑問でしょう。対して、夜中に人様の家の壁にラクガキをしている、「コラ、何を書いてるんだ!」、書いていることは明白、「ええ、『LOVE』と書いています」と答えたらかなりマヌケでしょ?つまり「何を書いておるのか、いや、書いてはいかんよ」ということを言おうとしているわけで、反語と考えるべきでしょう。

反語の口語訳はどこの大学でもよく出します。つまり「文脈」そのものが読めているか、問われているわけです。

あと、「やは」「かは」ときたら「反語」と、よく言われます。そのとおりなのですが、私の知るかぎり、「やは」「かは」で「疑問」の口語訳が立教大学で過去二回きかれています。やはり、あくまで文脈しだいなんですね。

ちなみに、「は」「も」も係助詞ですが、終止形で言い切るので、あえて「係り結び」としてあげません。
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【2007/04/26 22:47】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十八
「用言の活用」 〈動詞・形容詞・形容動詞の復習〉  

では、前回の練習問題の解説と解答をしていきます。それぞれ、完全解答とします。×が三つまでならクリア、四つ以上ある人は「用言の活用」をもう一度おさらいしてから次に進んでください。

 

【練習問題2 解答と解説】

問一 次の動詞の活用をひらがな、歴史的仮名づかいで書きなさい。

植う( うゑ ・ うゑ  ・ うう ・ ううる ・ ううれ ・ うゑよ )

恨む( うらみ ・ うらみ ・ うらむ ・ うらむる ・ うらむれ ・ うらみよ 

率る( ゐ ・ ゐ ・ ゐる ・ ゐる ・ ゐれ ・ ゐよ )

※それぞれ「○ず」「○たり」「終止。」「○とき」「○ども」「命令!」につなげてみるのでしたね。できましたか?

 

 

問二 次の動詞の活用の種類をいいなさい。

はべり  ( ラ行変格活用 )※他に「さり」「かかり」などもラ変でしたね。

来    ( カ行変格活用 )※他に「まゐりく」「まうでく」などもカ変。

御覧ず  ( サ行変格活用 )※同様に、「す」をくっつけてサ変化する動詞は多数。

経(ふ) ( ハ行下二段活用 )※「寝(ぬ)」など、語幹語尾の区別が無い動詞はかな書きになったとき難!

往ぬ   ( ナ行変化球活用 )

※「活用の種類」と指示されたら、「行」を必ず書くように!

 

 

問三 次の形容詞を適当に活用させなさい。

 

花の散るも(をかし→ をかしかり )けり。

※助動詞「けり」は連用形接続。形容詞は下に助動詞がくる場合、補助活用でしたね。

 

花の散るも(をかし→ をかしき )ことと思ひけり。

※「こと」と体言に接続して本活用連体形。

 

 

問四 次の傍線部を口語訳しなさい。

 

花ををかしみひとり酒飲む (桜〈梅・花〉おもむき深い〈すばらしい・風情がある〉ので )

※「名詞 + を + 形容詞語幹 + み」は和歌でのみ用いられる原因理由の構文。形容詞の語幹にしかありません。和歌で訳をきかれて「み」とあったら、まっ先に疑ってみなくてはなりません。

 

あな、疾(と)。   ( ああ、早いことだなあ  なんと早いことだ )

※「あな(感動詞) + 形容詞・形容動詞の語幹」は感動詠嘆の構文。ク活用形容詞「疾(と)し=早い」の語幹「と」。ク活用の形容詞語幹、かなで書かれると本当に見つけづらいので注意が必要です。上記「をかし」のように、シク活用形容詞は終止形と語幹が同じなので見つけるのはラクチン。

 

をさなの人や。   ( 子供っぽい人  幼い人    )

※「形容詞・形容動詞の語幹 + の + 名詞」は連体修飾の構文。何のことはない、連体形と同じです。上記なら「をさなき人」と同じ。むしろ、「の」を訳すとアヤシゲな日本語になってしまいます。

 

問五 次の文中から音便をおこしている語を抜き出し、もとの形を書きなさい。

 

なさけなき人にぞあめる。   音便をおこしている語(  )もとの形( ある )

※「ラ変・ラ変型活用語の連体形」が推定「なり」「めり」をともなって撥音便をおこす場合があります。今の段階では撥音「ん」をおぎなって読めればよし。やがては古典文法の大きな山場になっていきます。古典文法を身につけるか、いつまでたっても「わからんわからん」か、その分かれ目ですよ。今から覚悟しておきましょう。問題にもからむし、そもそも撥音便無表記を読めないと古文の読解そのものが成り立ちません。

 

あはれに思ひたまうて銭あたふ。          ( たまう )  ( たまひ )

※ハ行四段連用形のウ音便は、さほど設問にからむわけではありませんが、読めないとやはり、古文読解そのものが成り立ちません。
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【2007/04/25 19:20】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十七
「用言の活用」 〈動詞・形容詞・形容動詞の復習〉

用言をひととおり終えたところで、用言全体の確認をしておきましょう。

 

【練習問題 2】

 

問一 次の動詞の活用をひらがな、歴史的仮名づかいで書きなさい。

植う (    ・    ・    ・    ・    ・    )

恨む (    ・    ・    ・    ・    ・    )

率る (    ・    ・    ・    ・    ・    )

 

問二 次の動詞の活用の種類をいいなさい。

はべり  (         )

来    (         )

御覧ず  (         )

経(ふ) (         )

往ぬ   (         )

 

問三 次の形容詞を適当に活用させなさい。

花の散るも(をかし→         )けり。

花の散るも(をかし→         )ことと思ひけり。

 

問四 次の傍線部を口語訳しなさい。

花ををかしみひとり酒飲む   (             )

あな、疾(と)。   (             )

をさなの人や。   (             )

 

問五 次の文中から音便をおこしている語を抜き出し、もとの形を書きなさい。

なさけなき人にぞあめる。       音便をおこしている語(     ) もとの形(     )

あはれに思ひたまうて銭あたふ。                (     )       (     )



次回、解答解説をしていきます。
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【2007/04/24 15:00】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十六
「用言の活用」 〈動詞・形容詞・形容動詞の音便〉

用言の仕上げに音便を見ておきましょう。

「音便」とは、他の音に変化することです。

 

 

【動詞の音便】

※中世から派生した音便、現代語と同じものは省略。平安の古文の読解に必要なものだけあげます。

 

★〈ウ音便〉

「ウ」音に変化するものが「ウ音便」。ハ行四段の連用形が「て(接続助詞)」「たり(完了の助動詞)」をともなってウ音便を起こす場合に注意しましょう。

   ・思ひて → 思うて

   ・給ひて → 給うて

 

★★★★★〈撥(はつ)音便〉

ピョンと「撥(は)ねる」ので、「ん」のことを「撥音」と言います。撥音「ん」に変化するものが「撥音便」。

ラ行変格活用(ラ変型活用語)の連体形が推定の助動詞「なり」「めり」をともなって撥音便をおこす場合に要注意!そして、撥音「ん」を表記する文字が無かったため、平安時代の作品はだいたい「ん」が書いてありません。

   ・あるめり → あめり → あめり (読むときは「あんめり」と読む)

   ・あるなり → あなり → あなり (   〃   「あんなり」 〃  )

形容詞補助活用や形容動詞がラ変型活用語なのを忘れないように!この段階では難しいので、推定の助動詞「なり」「めり」のところで詳しく解説しましょう。

 

【形容詞の音便】

〈イ音便〉

連体形がイ音便をおこす場合があります。

   ・高き山 → 高い山

〈ウ音便〉

連用形がウ音便を起こす場合があります。

   ・重くて → 重うて

★★★★★〈撥音便〉

補助活用連体形が推定の助動詞「なり」「めり」をともなって撥音便をおこす場合があります。

   ・うつくしかるなり → うつくしかなり → うつくしかなり

                      (読むときは「うつくしかんなり」と読む)

 

【形容動詞の音便】

★★★★★〈撥音便〉

連体形が推定の助動詞「なり」「めり」をともなって撥音便をおこす場合があります。

   ・あはれなるめり → あはれなめり → あはれなめり

                     (読むときは「あはれなんめり」と読む)

 

 

早稲田大学の古文の難しさは「かな」だと…って、もういいでしょ?次の音便のもとの形を説明してみてください。

   1 恋人を〈おもうて〉手紙を書く。

   2 荷物が〈おもうて〉かなわん。

1は「思ひて」のウ音便、2は「重くて」のウ音便。どうですか?実は音便は、「かな」で書かれると、とたんに難しくなります。上記は文脈がバレバレだから楽勝、もっと文脈が難しくなったらどうします?音便だからといってナメてはいけません。
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【2007/04/20 16:13】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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