大学入試の国語・小論文
  に関するワンポイント・アドバイス
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大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十五
〈正しい自己評価〉

Q.勉強しているのに成績がのびません。

 

A.どこに「穴」があるのか、よくよく見きわめてください。

受験知識には、「やった」「知ってる」「点数にできる」の三つのレベルがあります。

「やった」レベル。ただ学校でやっただけ、それなのに、「知っている」つもりになっていることがよくあります。「こんなの高一でやったよ」、でも、説明してみろ、といわれると説明できない。当然、点数にはなりません。

たとえば、「学校でやったから」「高一レベルだから」といって用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用をおろそかにして、大学入試にいちばん出る事項、「なり」の識別、「給ふ」の識別を習得しようとしても、点数にはできません。それなのに「なり」「給ふ」の勉強を懸命にやるのは時間のムダ!

「風呂おけの栓(せん)」が抜けたまま、一所懸命、風呂おけに水を注いでも、いつまでたっても風呂に水はたまりませんし、風呂に入ることもできません。だったら、「風呂おけの栓」つまり「穴」をふさいだほうが、結局はよっぽど早くてラクチンということがわかるでしょう?

「知ってる」レベル。説明しろといわれると説明できる。ところが、いざ実際に設問になって問われると、点数にできない。応用がきかないのです。基礎はきちんとやったけれど、演習量がまだ足りていません。

たとえば、「こそ~已然形、~」と下の文に続く場合は逆接すると「知っている」。では、実戦。「傍線部の訳としてふさわしいものを選びなさい」、傍線部は長い、何言っているのかわけわからん、選択肢の文も長い、ところが、傍線部に一ヶ所、「こそ~已然形、~」とある、選択肢、よく見ると逆接で訳しているのがたった一つしかない。実は簡単一発、答が出てくるんですね。ところが、ほとんどの受験生は「ウ~ン」時間かけたほかに点数を落としてしまいます。これが「知っているけど、点にできない」レベルです。この出題例、上智大学でも早稲田大学でもやってますよ。

「点数にできる」レベル。何をどうきかれても点数にできる。選択肢だろうが、記述だろうが点数にできる。「反実仮想」、口語訳だろうが、現実の状況説明だろうが点数にできる。受験知識の最終形態、最強兵器になります。

 

 

 

         「点数にできる」

        ↑ 演習量かせぐ

     「知ってる」

    ↑ 基礎しっかり       しり上がり

「やった」

 

ここでもやはり大切なのは、「しり上がり」のイメージを強く強く持つことです。
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【2007/03/30 18:15】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十四
〈成績アップ〉

Q.勉強しているのに成績がのびません。

 

A.三ヵ月まちましょう。

国語のような読解系の科目は、やったからといってすぐに成績がのびるわけではありません。成績に反映されるまでに半年、最低限三ヵ月はかかると思ってください。

日本史・世界史のような暗記科目は、かけた時間と労力にある程度比例すると思いますが(あくまでシロウトの意見です)、読解系はそうは行きません。なぜか?図示してみましょう。

 

本文・・・・×・・・・・・×・・・・・・・×・・・・・・×・・

・・×・・・×・・・・×・・・・・・×・・・・・・・×・・・・・

・・・・・×・・×・・・・×・・・・・・・×・・・・・・・・・

 

古文だとしましょう。「・・・」は本文。「×」は「単語がわからない」「文法がわからない」「敬語がわからない」箇所です。当然、文脈は見えてきません。よって、配点の低い「文法・単語・敬語」の問題はできません。さらに配点の高い「文脈全体の内容把握」の問題(センター試験なら「問六」)もできません。

そこで、基礎をしっかりやったとしましょう。

 

本文・・・・・・・・・△・・・・・×・・・・・・・・・・・・・・・

・・△・・・・・・・・・×・・・・・・・△・・・・・・・△・・・・

・・・・・・・・△・・・・・・×・・・・・・△・・・・・・・・

 

「△」はやったけれど、まだあやふやなところ。きかれても、まだしっかり点数にできません。当然、文脈もまだ見えません。それでもへこたれずに演習すると、やがてどういうことがおきるか?

 

本文・・・・・・・・・・・・・・・(文脈→)×(←文脈)・・

・・・・・・・・・・・・△・・・・・・・・・・・・・・・△・・・・・・・・

・・・・・・・・△・・・・・・(文脈→)×(←文脈)・・文脈全体が見えた!

 

ブラックボックスが二十個ある、当然、文脈は見えません。勉強してブラックボックスを埋めていきましょう。十五個まで減らした。まだ見えない。十三、十、九、八、七、まだ見えない。六、見えた!

という感じでしょうか。どこかに「文脈がわからない」の臨界点が必ずあります。そこさえ越してしまったら、たとえブラックボックスがあろうが、前後の文脈から類推できます。だから、そこにいたるまでは、やってもやっても、なかなか成績がのびないのです。「受かるための勉強」をしっかりやっている、だったら三ヵ月後に必ず成績はのびてきますからあせらないでください。文脈が見えてくるようになると面白いように点数がかせげますよ。「デキる人は常に古文(漢文)は平均点よりプラス五点」でしたね。で、古文(漢文)に時間もかからなくなるから、現代文にしっかり時間をかけられる、結果的に現代文ものびる、よって国語全体の成績アップということになります。

三ヵ月まてと言われても…シンドイですよね。だから、毎週やるような単語テストなどで目先の成果を確認していくといいです。
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【2007/03/28 16:06】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『受験生の心がまえ』 其の五
「大学受験生の過ごし方」 〈年間計画〉

「しり上がり」を強くイメージしてください。

夏前はとにかく基礎しっかり!古文の文法・単語・敬語、漢文の句法をしっかりやってください。現代文はしっかり読む、しっかり解く、解答の根拠づけするクセをつけてください。

(夏季講習)は演習量をかせぐ。夏前にやった基礎事項をいろいろな文脈の中で、あるいはいろいろな設問形式(選択、記述など)で洗いなおし、どのような形できかれても答えられるようにします。たとえば、古文「なり」の識別、単純な文法問題の場合もあれば、傍線部口語訳で選択肢を消すネタに使えたりもしますね。

夏が明けたら実戦モード、時間を切ってボーダーラインをかせぐ演習です。センター試験なら、満点ということもありうるでしょうが、早稲田大学の国語において満点はありえないでしょう。

センター試験なら、自分の志望校、他の教科とのかね合いに応じて、七~九割の中でボーダーラインを設定してください。早稲田大学なら、だいたいどこの学部も七割前後がボーダーになるでしょう。七割かせぐということは、三割は捨ててもよいということですよね?反対の言い方をすれば、時間内に七割取るためには、三割捨てなければいけないということです(当然、八割取れるならそれに越したことはありません)。ここでは、何を捨てて何を取るのか、優先順位の見きわめが大切になってきます。

さらに、時間を切って演習するので、演習量はしり上がりに増大していきます。夏前に60分で解いていたものを、30分で解くようになれば、演習量は単純に二倍になりますね?これがノレている受験生の姿です。はた目に見るとシンドそうですが、本人はけっこう楽しんでいたりするものです。

 

肉を切らせて骨を断つ

 

直前になったら、この覚悟が必要です。が、今の段階からあまり考える必要はないです。直前になったらまた触れましょう。

それでは、以上の時間の流れを図式化しましょう。

 

       夏明け…時間切ってボーダーライン

      ↑

   夏…演習量をかせぐ    しり上がり

   ↑

夏前…基礎しっかり!


大学受験生の一年間の時間の流れは均質ではありません。というか、均質ではいけません。冬をむかえた受験生が、ゴールデンウィークの頃と同じようなノリで勉強しているようなら、アウト!でしょ?

大学受験生、一年の時間の流れは「しり上がり」。その形を常に常にイメージしてください。

 
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【2007/03/27 16:44】 | 受験生の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十三
〈過去問演習〉

Q.過去問はいつからやり始めたらよいですか?

 

A.夏明けから取り組んでください。

過去問の演習については、他に次のような立場があると思います。

1.過去に出た問題と同じ問題が出るわけがないから、やる必要はない。

2.最後の仕上げとして直前にやるべきである。

それぞれ、もっともと思うところもあるのですが、私は上記のように指導しております。

夏前に第一志望校の過去問を解いても歯がたたないと思います。楽勝で解けるようなら、さらに志望校を上げてもよいかもしれません。夏前はとにかく基礎がために徹してください。古文の文法・単語・敬語、漢文の句法、現代文の解法などです。でも、第一志望校の過去問が発売されたらすぐに買っておきましょう。夏前は「解く」というより、ヒマな時に「パラパラ眺める」「こんな問題出すのか…」ぐらいでよいと思います。

夏(夏季講習)でガンガン演習量をかせいで、夏が明けたらいよいよ実戦モードに入っていきます。

 

敵を知り、己を知らば百戦するも危うからず(孫子)

 

孫子の兵法を持ち出すまでもなく、優先順位を見きわめて「受かるための勉強」をやっていくためには、「最終的にはどれぐらいの力が必要なのか(第一志望校のボーダーライン)」、それに対して「今、自分はどれぐらいの所にいるのか(自分の実力)」を把握する必要があります。

「敵を知る」とは、第一志望校の問題傾向とボーダーライン、つまり、自分の目指すべきゴールを明らかにすることです。そのために、過去問の演習に取り組んでください。時間を切る必要はないと思います。とにかく、全然歯がたたなかろうが、「解く!」。

ここで合格点をかせぐ必要はないでしょ?最終的にビリだろうが何だろうが、ボーダーラインにまで手がとどけばよいのです。ここでの目的は「問題傾向を知ること」です。最後の一、二年分ぐらいは時間を切ってもよいかもしれません。

「己を知る」とは、自分の実力を客観的に把握することです。つまり、前回述べた模試の受験がそれにあたります。合格判定や偏差値ではなく「中身」を見ろ、といったのは自分の実力を見きわめよ、ということです。どんなに偏差値が高くても、例えば古文の「なり」「なむ」「に」の識別で点数を落としているなら猛省しなくてはいけません。また、成績が悪くても、「夏までにやったことはしっかり点数にしている!」だったら、自分をほめてあげましょう。「中身」を見るとはそういうことです。

いちばんマズいのが、「やっても全然できない…」で、不安になる、「あともう少し勉強してから…」で、年が明ける。と、もっとやるのが恐くなります。「点数が全然足りない!」でも、もう時間はありませんよね。それが九月だったら、まだまだ対策をたてる時間的余裕がありますよね。だから、歯がたたなくても、夏が明けたら取り組むこと!これだけは肝に銘じておいてください。年内に第一志望をあげれば、第二、第三志望は年が明けてからでも十分間に合います。

あるいは第一、第二(三)を並行して演習してもよいでしょう。第一やってガックリ、第二やって自信をとりもどす…と、どうやるかはそれぞれのペースでよいでしょう。

いずれにしろ、

 

年内に第一志望の赤(青)本一冊をあげる

 

これだけは守ってください。

夏前に基礎をしっかりやった人は、夏から過去問に取り組んでもよいでしょう。

また、他教科のことは、私はシロウトですから、それぞれの先生の指示をあおいでください。
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【2007/03/26 18:04】 | よくある質問 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十二
〈模擬試験〉

Q.模試は受けたほうがよいですか?

 

A.よいです。

ただし、夏前は基礎をしっかりやる。あまり模試にこだわる必要はないでしょう。学校や塾・予備校で実施するなら受ける、ぐらいでよいのではないでしょうか。

本格的に模試に取り組むのは夏明けからです。

 

夏明けは計画的(戦略的)に模試を受ける

 

夏前は時間を切って問題演習する必要はありません。優先順位第一位は「しっかり読む、しっかり解く」です。

夏(夏季講習)からは量の演習に入っていきます。細かいことはどうでもよい、とにかくガンガン量をこなしていく。で、夏前にやった基礎(古文の文法・単語・敬語、漢文の句法)で、落としている事項があったらひろいなおしておく。

夏明け、いよいよ時間を切っていきます。夏前は「じっくり時間かけて満点かせぐ」ような勉強、夏明けは「満点はいらない、時間を切ってボーダーラインをとる」演習に切り替えていきます。そこで過去問の演習、模試の受験にとりくみます。

模試を受ける。古文(漢文)は「やったよ、出たよ、パッと点かせぐ」、現代文に「しっかり時間かけて点数もぎ取る」、でしたね。そのやりとり、自分のリズムを模試によって作っていくのです。いわゆる「仕上げ」の作業です。

ここで注意しなければならないのは、「あともう少し勉強したら…」とグズグズしないことです。「あともう少し…」「あともう少し…」、十一月をすぎると受ける模試がなくなってしまいます。結果、ウォーミングアップなしのぶっつけ本番になってしまいます。

夏が明けるころ、八月後半~九月初旬のころでよいので、受験する模試の計画をしっかりたてましょう。大学受験生、九~十一月は月に二本、隔週ペースぐらいで模試を受けていってください。「おみくじ」ではないので、合格判定や偏差値ではなく中身をみるように、というのは前に述べましたね。
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【2007/03/25 12:34】 | よくある質問 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十一
〈国語の勉強法〉

Q.予習はどうやればいいのでしょうか?

 

A.基本的には、「わからないところ」を明らかにして授業にのぞむことです。

予習の段階で100%わかる必要はありません。もし、すべてわかるようなら、クラスのレベルがあっていないのかもしれません。

「こうではないだろうか?」→「やっぱり!」

でも、

「こうではないだろうか?」→「全然違った!」

でも、

「全然わからん」→「そういうことだったのか!」

でも、

「全然わからん」→「やっぱりわからん」→「質問しよう」

でも、

何でもいいと思いますが、いずれそこには「ドラマ」、メリハリが生まれます。

現代文、古文、漢文、いずれにせよ、本文をひととおり読んで、「何がわからないのか」、自分の問題点を明らかにして授業にのぞむ姿勢が重要です。予習しない、何の問題意識も持たないで授業を受けても、平板なものになってしまうでしょう。結果、まぶたは重くなってきます。

課題は常に、「ちょっと難しめ」ぐらいがちょうどよいでしょう。

 

  ・「難しい」だから「やらない」

  ・「難しい」けれど「やる」

 

前者は順接、後者は逆接、ほんの紙一重の違いなのですが、一つ一つの小さな選択の積み重ねが結果を大きく分けていきます。

スポーツなどでもそうでしょうが、「挑戦する」「失敗する」「反省する」→「挑戦する」…の繰り返しによって、自分の限界は少しずつレベルアップしていくのではないでしょうか?
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【2007/03/24 14:53】 | よくある質問 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『受験生の心がまえ』 其の四
「大学受験生の過ごし方」 〈ともだち〉

どんぶりの中にビー玉を入れる。すると、底のほうでミシッと固まりますね。それが落ちていく受験生の集団です。

 

  「落ちる者」は集団で落ちる

  「受かる者」は集団で受かる

 

長年、受験生を見てきた経験から導き出された鉄則です。

底のほうでミシッと固まった受験生は、互いに傷口をなめあいます。互いに言い訳をしあって、互いにそれを認めあっている。

「ま、いっか」

「なんとかなるさ」

そりゃ「なんとか」はなります。志望校さえ勘違いしていなければですが…。

ミシッと固まっているから、自分たちは「仲がよい」と勘違いしていますね。それは決して仲がよいからではない、重力によって底のほうで固まっているに過ぎないのです。えてして、受験というものをナメてかかります。つまり、「自分たちがわかっていない、ということがわかっていない」から受験というものもわかりようがない。「無知の無知」とでも言ったらよいでしょうか、いずれ、浪人まっしぐらのグループです。もし、自分の周りを見渡してみて、上記の内容があてはまるようなら、受験勉強以前に、まっ先にそのような「仲間」から決別することをおすすめします。

受かるグループは、仲がよいようでいても、決してなれあいません。

「あのコがあれぐらいやってるんなら、自分はこれぐらいやろう」

「あいつがアレやってるんなら、自分はこれやろう」

互いが互いを触発しあって、「しり上がり」にのびていくグループです。この時期、大学受験生は、予備校選び、講師選びに右往左往するものですが、実はそれら以上に「受かる条件」として大切なのは、「ともだち選び」だったりします。ダメダメな生徒がデキる生徒につられて合格していくケースを何度も見てきました。
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【2007/03/23 16:22】 | 受験生の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十
〈古文の勉強法〉

Q.古文は全文訳したほうがいいですか?

 

A.いりません。

指導なさる先生の立場にもよるでしょうが、私は不要だと思います。

女の子に多いようですが、キレイにノートを作って、マーカーもいっぱい使って、で、こと足れり、としてしまう。学校の定期考査には有効だと思いますが、大学入試においては実践的ではありません。とにかく量をこなしていくためには、優先順位をみきわめることです。

重要事項はだいたい設問になっていますから、いじいじ口語訳を書くぐらいなら、ガンガン設問を解いていったほうがいいと思います。「お勉強(勉強のための勉強、いわゆる勉強の自己目的化)」ではなく「受かるための勉強」をやらなくてはなりません。

「昔、男ありけり=昔、ある男がいたそうだ」と訳してもしょうがないでしょ?それは高一、高二生の勉強であって、大学受験生の勉強の仕方ではありません。

予習する段階で、わからない単語はピックアップして調べておく、既習の重要事項(文法・単語・敬語)はチェック入れて確認しておく、忘れたなら復習しておく、「どう訳してよいのかわからない」、だったら傍線を引いて、耳の穴をかっぽじって授業にのぞむ、で、設問を解いてOKです。問題のレベルにもよるでしょうが、だいたい、一題三十分程度が目安ではないでしょうか。

すでに述べたとおり、古文は予習よりも復習を重視すること。授業で解説を受けた重要事項を、文脈の助けを借りながらおさえてしまいましょう。

 

お勉強(自己目的化した勉強)はしない、

   受かるための勉強をせよ!

 

自己目的化した勉強、自己満足で終わってしまう勉強、それを防ぐためには、よきライバルをもつことです。自分よりデキる人を常にマークしていきましょう。
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【2007/03/22 17:39】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『講師の心がまえ』 其の二
「コーチング」〈指導法について〉

十数年、国語の教育にたずさわってきましたが、指導法についてもっとも負うところが大きいのは伴流ボクシングジム、団元気先生の指導法でした。

団先生は「最低限~だけ」から「最大限~まで」というのをよく心得て指導なさっていました。初級者の練習には「○○だけ注意しろ!」と、一点に絞って指導し、あれもこれも矯正しようとしません。他方、上級者には逐一修正点をあげて指導していました。

先に、「最低限から最大限へ」ということを書きました。それは団先生から教わったものです。

初心者の練習(勉強)を見ると、まるでなっちゃいない、そこで「あれも、これも」口を出したくなるものです。でも、そこで黙って見ていられるのが指導者の力なのだろうと思います。

親・教師・講師、いずれにしても自分がすでに「なっている」立場に立って、「なっちゃいない」者にいちいちダメだしをしていたら、指導される側はウンザリするはずです。

山を登るとしましょう。ふもとからずっとピークをめざして一直線に登っていく、ということはありえないでしょう。一つ、ピークを越すと次のピークが見える、そのピークを越すとまた次のピークが見える、そのまたピーク…、と繰り返しているうちに、ゴールが見えてきます。目の前のピークしか見えていない者に「次のピーク」「次の次のピーク」のことをこと細かに話してもわけがわからなくなるだけです。

全体像をおおざっぱに示したら、具体的に見える目の前のピークを越えるように指導していく、いよいよゴールが見えてきたら、ゴールに向けてきめ細かく指導していく、というのが私の指導の基本です。大学受験の一年の時間の流れは均質ではありません。

 

時間の流れ=「最低限」から「最大限」へ!

 

それを図にあらわすと「しり上がり」の形になるでしょう。
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【2007/03/21 12:37】 | 講師の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の九
〈古文の勉強法〉

Q.古文の単語集をやったほうがいいですか?

 

A.学校や塾・予備校で単語集をもとに小テストなどをやってくれるなら、到達度が実感できるので、真剣に取り組んでください。国語で点数をかせぎたい、センター試験で八割取りたい、だったら、最低でも八割ラインはキープするようにしてください。

ただし、単語の暗記というのは、電話帳を暗記するようなもので、無味乾燥でつまらない、覚えてもすぐ忘れてしまいます。だから、必ず古文読解と並行してやることが大切です。「あっ、この単語やった」「何だっけ?」文脈の要請から「こんな意味だ」と、文脈の中で「思い出す」作業がとても大切です。単語集で丸暗記した知識は「死んだ知識」です。実際の文脈を解釈することによって、文脈に応じて適訳できる「生きた知識」になっていきます。「何だっけ?」「思い出す」の繰り返しによって単語力は定着していきます。

 

私が生徒にすすめているのは、古文読解の中で重要単語(文法・敬語)をおさえる、という方法です。文脈があれば、単語集のように無味乾燥なものにはなりません。また、「オハナシ」の助けがあるので単語も覚えやすい。「あっ、こんな文脈でやった!」と、文脈から思い出すことができます。これは誰でも定期考査などで経験があるでしょ?

ただし、文脈の中で覚えた単語は定着しやすいのですが、乱雑に入っています。必要な書類はあるのだけれど、バラバラに散らかっていてすぐに出てこない。そこで、それらを棚に整理する必要があります。その「棚に整理」するための仕上げとして最後に単語集をやるといいです。ほとんどの単語はすでに覚えているので、ただ整理するだけです。丸暗記する時よりも苦になりません。で、必要に応じてサッと取り出せるようになります。最終的には「時間の勝負」になっていきますからね。「古文は時間かけずに点かせぐ」でしたね。

 

1.単語集の暗記/古文読解 …並行

2.読解しながら重要単語をおさえる→単語集で整理

 

と、もう一つ。記述の傍線部口語訳で、キメなくてはいけない単語というものがあります。記述は採点競技のスポーツに似ていますから、キメるところをしっかりキメる、真央ちゃんのトリプルアクセルみたいな重要単語がありますね。「かたはらいたし」とか「おぼつかなし=こころもとなし」とか、多義語ですが文脈に応じてビシッとキメなくてはいけないものがあります。東大の古文の問題など、その典型でしょう。最後の最後に、重要単語の意味の輪郭をハッキリさせ、記述でビシッと点数かせげるようにするためにも、仕上に単語集をやるというのはオススメです。
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【2007/03/20 13:35】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
合格者の声 〈ワレラ カク 戦ヘリ!〉
山形大学人文学部法経政策学科 合格  

山形県立鶴岡南高校 K・Oくん


僕は今年度、山形大学人文学部を受験しました。二次試験が小論文であることは知っていたのですが、苦手意識もあり、「とにかくセンター試験で点数をとることが先決だ」とセンター試験にむけての教科学習ばかりやっていました。

センター試験が終わり、いよいよ小論文とむかいあわなければならなくなり、焦りました。どうやって勉強すればよいか分からなかったからです。切羽詰まって、指導してくれる学習塾や家庭教師を探しましたがなかなか見つかりませんでした。そんな時、インターネットのホームページでワークショップ・フットプリンツを知り、わらをもつかむ思いで受講を申し込みました。電話で僕の事情を話すと、谷村先生は、時間がないので山大の過去問を中心に学習することを提案して下さいました。

一ヶ月足らずの短い期間でしたが、何度も丁寧に添削して下さり、また、電話やメールでの些細な質問にも親切に答えて下さいました。そのお蔭で山大に合格することができました。本当に感謝しています。

もっと早くワークショップ・フットプリンツのことを知り、基礎から小論文の書き方を学習できれば良かったとも思っています。
 

〈添削担当者のコメント〉

地元の公立高校から地元の国立大学へ!

塾・予備校には通わなくても、学校の勉強さえしっかりやっていれば合格できるのだ、というモデルケースだと思います。本当に素直な知性の持ち主でした。そのため、ピンポイントで指導したことは、必ず次回には修正してきました。普段の勉強で土台になる部分をしっかり作っていさえすれば、小手先のテクニックなど、短期間で習得できるというお手本ではないでしょうか。

読解について二点、「設問の指示を絞り込むこと」「解答ネタを絞り込むこと」、論述について二点「接続関係を明示すること」「指示語で文をつなげていくこと」、以上を集中的に指導しました。短期間ではありましたが、中身の濃い添削指導ができたと思います。当然、合格するものと確信していました。

早稲田大学法学部

早稲田大学文化構想学部

早稲田大学人間科学部 合格

私立桐蔭学園高校  M・Oくん

 私がfootprintsの谷村先生に初めてお会いしたのは受験直前期である十二月終盤の事でした。多浪の末の崖っ縁だったので、私自身相当追い詰められ、心身ともに疲労のピークにあったと思います。受験までわずか一か月、ここから自分が変われるだろうか、と不安を覚えながらも受講を始めました。
 しかし、先生の授業を通じて、自分に欠けていた古典文法の知識を的確に指摘して頂き、現代文の正確な読み方を指導して頂けた事で、「これさえ補えば受かる!」というポイントがはっきりと認識出来る様になり、受験に対する自信が湧いて来る様になりました。またfootprintsの教材は入試頻出の重要事項が非常に簡潔に編まれており、行き詰まりを感じていた国語学習の大きな助けとなり、受験会場での見直しにも効果を発揮しました。先生の、実力に裏付けられた指導もさる事ながら、温和な御人柄に緊張を解きほぐして頂いたおかげで、なかなか開ける事の出来なかった大学への扉を開く事が出来ました。国語学習にピリピリと不安を感じている人は、是非footprintsで合格可能な実力を磨いて下さい。

〈添削担当者のコメント〉
他の業者さんの通信添削を熱心に続けていたので、とにかく実力はありました。あちらこちら抜けている基礎事項を、短期間で集中して補うようにしました。「部分にこだわらず、常に全体を見わたすように」と何度も指導してきましたが、抜群の要約力、合格は当然の結果ですね。なにはともあれ、合格おめでとう!!

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【2007/03/19 10:30】 | 合格者の声 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の八
〈現代文の勉強法〉

Q.現代文の成績を伸ばすためにたくさん読書をした方がよいのでしょうか?

 

A.よいです。

ただし、読書は義務感にかられてやっても楽しくありません。読書は読書、現代文の勉強とは別に、自分の興味があるものを自分の好きなように読むのがいちばんです。

大学受験生、時間は限られていて、「やるべきこと」はたくさんあります。「やらないよりもやったほうがよいこと」に時間をかけているヒマはないでしょう。現代文の成績に直結する読書、それは問題演習です。

 

現代文の演習は小さな読書

 

現代文の問題を作題するにあたり、いちばん大変なのは、課題文の切り取り方です。起承転結がコンパクトにまとまっているものを探さなくてはいけないからです。だから、新書の「まえがき」のようなものがよく出題されるのです。

一冊の本から筆者の思想なり価値観なりを読み取るのも、現代文の課題文からそれらを読み取るのも、量や深さの違いはあるにしろ、基本は変わりません。

義務感で読みたくもない本を読むぐらいなら、勉強とわりきって課題をどんどん消化していったほうがよいでしょう。

ただし、ただ読み流して量をかせいでも得るものはあまりないでしょう。しっかり読みぬいて筆者の意見を読み取っていく必要があります。その結果、どのような問題点(テーマ)が出題されても柔軟に対応できるようになっていく、それが本当の「現代文の実力」なのではないでしょうか?
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【2007/03/19 00:38】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の七
〈小論文の勉強法〉

Q.小論文で何を書けばよいのかわかりません。

 

A.小論文で「何をどう書くか」。

「どう書くか」、つまり、方法論はどのようにでもなると思います。前回の現代文でも述べたとおり、「実践」がともなっての話ですが。

現代文しかり、小論文も方法論ばかりが一人歩きしがちです。けれども、結局、最後には、「何を書くか」が問題になります。つまりその人の「持ちネタ」、日常生活の中で「何を」考えて過ごしているのかが問われるのです。

だから、現代文を表面的に演習するのはもったいない、と言っているのです。現代文でしかあつかわれないテーマ、小論文でしかあつかわれないテーマというのはありえません。現代文と小論文と、テーマはほとんど同じでしょ?

ところが、現代文は現代文、小論文は小論文として演習するのが自明のように見えてしまうのはなぜか?それは、その方が受験業界にとって都合がよいからに他なりません。

現代文をしっかり読解すれば、「政治論」「文化論」「科学論」など、同時に小論文の「持ちネタ」も増えていきます。「どう書いたらいいのかわからない」という人は、実は「何を」を持っていないケースがほとんどのようです。

 

小論文にショートカットなし

 

方法論、小手先のテクニックなど、書いていくうちに自然に身につけられます。問題は「何を書くか」なのです。日大芸術学部など、専門性が問われる大学の小論文においては、特にもあてはまるのではないでしょうか?
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【2007/03/17 04:44】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の六
〈現代文の勉強法〉

Q.現代文の成績をすぐにあげる方法はありますか。

 

A.ありません。

「現代文の成績をあげる方法」ならありますが、「すぐにあげる方法」は存在しません。

たとえば、イチロー選手。彼の方法論をマネしたところで、すぐにイチロー選手のようにプレーできるわけではありませんね。その基礎にあるのは人一倍の練習量、それにもとづく身体能力なのです。その上に彼の技術があるのではないでしょうか?

しっかり読解するという地道な作業をショートカットして、「ある方法」のみで現代文の成績を上げようというのはムシがよすぎると思いますし、また、そのテの「方法論」をうたっているものは、だいたいウサンくさいです。

現代文は明確なマニュアルが存在しない、だからこそ安易なマニュアルが横行してしまい、また、それにすがりつきたくもなるのでしょう。

けれども、本当に優れた現代文の問題というのは、そもそも論者自身がウンウン、脳みそに汗して書いていますし、出題者も懸命に選択肢をつくっていますよ。それなのに、読解する側にのみラクチンな方法論が許されるというのはありえないでしょう?

 

読解にショートカットなし

 

「合格にいたる方法」はあります。ただし、それには必ず「実践」がともなっているはずです。
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【2007/03/16 18:56】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の五
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の五

〈漢文の勉強法〉

Q.漢文の勉強のしかたがわかりません。

 

A.横書きで漢文はあまりにツライので、アウトラインだけ述べましょう。

学校のカリキュラムのせいもあるのでしょうか、漢文に対して苦手意識をもっている人が多いようですが、覚える知識はわずかで、だいたい問われることも決まっている、それでいて、センター試験では四分の一の比率ですから、かなりオイシイと思うのですが…。

とにかく句法を覚えてしまえばおしまい、とはいえ、そこにも優先順位はあります。

 

1.文型をおさえる。

・主語→述語 … 主語と述語は上から下へ。

・修飾→被修飾 … 連用修飾、連体修飾を問わず上から下へ。修飾句がどんなに長くなっても同じ。

・述語←目的語(○ヲ)、補語(○ニ、ト、ヨリ) 

… 「名詞(句)ヲ」、「名詞(句)ニ」と読んだら上の述語へ返る。

「鬼と会うより返れ!」などと言われたりしますね。「ヲ・ニ・ト・ヨリ」から上の述語(だいたい動詞)に返ります。

授与動詞「与(あた)フ」「授(さず)ク」などは特殊な返り方をするので、国語便覧等、句法の一覧で確認してください。

 

2.返読文字をおさえる。

・返読文字 … 必ず返って読む字。「再読文字」とは別です。「不・非・無」などの否定詞は必ず返読します。「多シ」「少シ」なども返読します。

返読文字は句法と密接にかかわっていますので、実は返読文字をおさえた方が句法の習得もはやい、ということになります。

 

3.主な副詞をおさえる。

・ちなみに副詞は連用修飾語ですから、返ってくることはありません。漢文にかぎらず、現代文の文語文できかれることがよくあるので、おさえておきたいですね。「蓋シ(けだし=思うに、おそらく)、「遍ク(あまねく=すべて)など。

 

4.再読文字をおさえる。

・再読文字は一回目に副詞で読み、二回目に助動詞で読みます。ちなみに、「将(且)」は「まさニ(副詞)~ントす(助動詞)」、助動詞ではなくサ変動詞のように見えますが、「むとす」は助動詞「むず」のもとの形、つまり、「ントす」は推量・意思の助動詞「む(むず)」と同じはたらきをしているのです。

 

5.句法をおさえる。

 

以上、これらはだいたい国語便覧的な一覧表にのっていると思います。ひととおりやって多義的(たくさん意味を持った)字が読み分けられるようになったらいっちょあがりです。有名どころでは、

 

「若・如」

・比較で「不若」「不如」=「しカず」

・仮定形の副詞で「もシ」

・比況形で「ごとシ」

 

などです。早稲田大学の政経学部、チョロッと漢文を出しますが、かなり本格的な問題を出してきますので、ゆめ、おろそかにはできません。
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【2007/03/15 17:09】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の四
〈古文の勉強法〉

Q.古文の勉強のしかたがわかりません。

 

A.まず、文法・単語・敬語、といったコード(お約束)レベルを上げる、そうしたらガンガン演習量をかせいで、最終的には話型が見えてくるようにします(『古文のツボ』に詳述)。

文法を習得するコツは、重要事項を優先してやることです。どうでもいいやつはあとまわし、試験に出るやつだけを徹底的にやることです。

例えば、完了・強意の「つ・ぬ」、あるいは完了・存続の「たり・り」など、どっちだろうと悩むだけ時間のムダです。「~だからコレは強意なのである、完了は間違いなのである」というのは、学校文法の話しであって、受験文法では「完了か強意か」「完了か存続か」など問われません。それは、出しているところもありますよ。ただし、古文のシロウトが作題したようなよっぽどショボくさい問題です。

 

古典文法=出るものを、出るとおりに習得する

 

伝聞・推定「なり」は「伝聞か推定か」、それはどうでもよくありません。ドンピシャ!まさしく試験で問われるところですね。

しっかり優先順位を見きわめてやれば、助動詞も助詞も、あっという間に身につきます。

1,000ピースをこえる細かいジグソーパズル、右スミから完璧に埋めなくては気がすまない!と、それは止めませんが、莫大な時間の消費のわりに、残るものは自己満足だけでしょう。絵的につながるものからさっさとつなげていく、そのうちボンヤリ全体の絵が浮かんできたら、細部はあっという間に埋められます。

文法習得のコツは、完璧など期さない、出るやつだけをしっかりやることです。ベターッと平面的にやってはいけません。メリハリをつけてやることです。

じゃ、「出るやつ」って何なんだと、それはいずれ連載していきましょう。
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【2007/03/15 02:54】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の三
〈現代文の勉強法 2〉

Q.現代文の勉強のしかたがわかりません。

 

A.「何となく解答して、何となくまちがえる」、そのくりかえしから脱するためには、常に解答根拠を明示するクセをつけることです。

よく「フィーリングで選択肢を選ぶな!」と言われますが、「何となく」にも自ずからレベルがあります。「五者択一」から何となく選ぶのか、最低限「二者択一」までしぼりこんで何となく選ぶのか、同じ「何となく」でも演習の中身は全然違います。「わからない」、だったらわからないながらも一つでも多く根拠づけをして選択肢を消す積極性が必要ですね。

自分の「答え」の根拠を常に明確にする、何かに似ていませんか?

そう、それはそのまま「論証(結論の根拠)」と「結論」の関係ではありませんか。

 

読解と論述は不可分

 

前回述べた「要約」にしろ、「解答の根拠づけ」にしろ、結局は論述していく作業を反対からなぞっているに過ぎないのです。「現代文は現代文、論述は論述」と切り分けて演習するのは、時間的にも金銭的にもあまりにもったいないと思いますよ。
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【2007/03/13 09:15】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の二
〈現代文の勉強法 1〉

Q.現代文の勉強のしかたがわかりません。

 

A.先にも述べたとおり、現代文の成績を伸ばしたいなら、まず古文のコードレベル(言葉のお約束事項、文法・単語・敬語)をしっかりやらなければなりません。むしろ、現代文で点数をかせぐために古文をしっかりやる、といった心がまえが大切です。「国語の実力は総合力!」と述べてきましたね。「古文の勉強はしっかりやっている」、その上で、現代文について悩みましょう。

現代文は予習が命!とはいえ、「何となく」はダメだと述べてきました。では、「何となく」ではない予習とは?それは、「要約」と「根拠づけ」の二点に尽きます。

 

現代文の学習

   ・要約文(問題点・論証・結論)の作成

   ・解答根拠の明示

 

与えられた課題文を「何となく」読み流すのは、本当にもったいない。しっかり読みぬいておけば、同じようなテーマが出題されたとき、たとえ結論が全然違うものであったとしても、読解がかなりラクになるはずです。「しっかり読みぬく」、そのために、要約文を書くクセをつけるのです。「問題点(テーマ)は何か?」「結論の根拠(論証)は何か?」「結論は何か?」ほとんどの評論がこの三点に基づいて書かれています。

センター試験の「問六」がこの要約力を問う問題です。早稲田大学も必ず全体の要約を問います。上智大学、立教大学、学習院大学などでは○×問題で問います。つまり、テーマをしっかり読みぬくために要約文を書くということは、常にこれらの対策をしていることにもなります。先々、センター「問六」や早稲田の要約系の問題を解いていくときに、その力が生きてくるでしょう。

また、慶応大学の論述、あるいは国立大学二次試験の論述など、国語とは全く別のものと考えられたりしていますが、ベースの部分は共通しているでしょ?

 

要約の意義

・センター試験「問六」対策/国立大学二次試験の論述対策

・早稲田大学の要約系対策/慶応大学の論述対策

 

現代文をより深く読みぬくと同時に、論述の基礎力も身についていきます。どのような課題文でも、おおざっぱに要約できる、そうしたら、最終的にそれぞれの志望にあわせて論述の過去問の添削を受けるとよいでしょう。
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【2007/03/13 00:30】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の一
〈国語の勉強法〉


Q.国語の勉強のしかたがわかりません。

 

A.学校の授業、塾予備校の授業、予習・復習が必要なのは言うまでもありません。ただし、指導なさる先生の方針にもよるでしょうが、現代文は予習しっかり、古文(漢文)は復習しっかり、ではないでしょうか。

現代文は、何となく答えを選んで、何となくまちがえて、という解き方をしていると、いつまでたっても同じことの繰り返しになってしまいます。その結果、「勉強しているのに成績がのびない」ということになってしまいます。だからこそ、「しっかり予習」しなくてはなりません。何となく答えを選ぶ、という受動的な解き方をするのではなく、必ず根拠づけをして解答する癖をつけましょう。むしろ、授業が復習になるぐらいの積極性があるといいですね。

古文(漢文)は、当然、予習は必要ですが、大事なのは復習です。特にも夏前は文法・単語・敬語(漢文は句法など)を中心にしっかり復習する必要があります。おおざっぱなイメージとしては、夏前は最低限、夏明けは最大限に照準を合わせるとよいでしょう。夏前は「最低限~だけは身につけよう」、それが文法・単語・敬語、あるいは句法になります。夏明けは「最大限~の成績をとろう」、それが第一志望校のボーダーラインになります。

 

現代文=予習しっかり!

古文(漢文)=復習しっかり!

 

学校や塾予備校で毎週テストをしてくれる場合が多いと思うのですが、ただいやいや受けるのは、あまりにもったいないと思いますよ。私はかつて、毎週実施する小テストを作っていたことがありますが、現役で早稲田大学に合格した人は、通年で九割平均でした。一発勝負で受かるような大学ではないということがデータからもうかがわれますね。
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【2007/03/11 14:14】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『講師の心がまえ』 其の一
「大学受験 国語の指導」 〈現代文と古文・漢文〉

そもそも、現代文、古文、漢文にわたって、きいたふうなことをぬかしているわけですが、「オマエの専門はいったい何か?」という疑問はあるでしょう。講座を運営するにあたり、最初にハッキリさせておかなければなりませんね。

私は、現代文のプロでもなければ、古文・漢文のプロでもありません。でも、「国語のプロ」だということは明言しておきます。反対に、「古文のプロ」「現代文のプロ」を自任していらっしゃる先生は、「国語そのもののシロウト」なのだろうと思います。と、ちょっとナマイキでしたね。

センター試験に「国語」という教科はありますが、「現代文」「古文」「漢文」という教科はありませんね。「古文しか教えられない」ということは、教科そのものを教えられないことを意味していないでしょうか。

また、細分化がすすみ、「現代文」「古文」「漢文」という分類が自明の存在のように受験生(あるいは教えている先生にも)見えているでしょうが、「古文」と「現代文」に果たして明確な切れ目があるのでしょうか?「漢文」と「古文」「現代文」に明確な切れ目があるのでしょうか?

典型的なのが「融合文」です。早稲田大学でよく出題される「現古融合文」「現漢融合文」「古漢融合文」は、「現代文のプロ」が教えるのでしょうか?「古文のプロ」が教えるのでしょうか?あるいは、同じく早稲田大学でよく出される「明治時代の文語文」は、「現代文のプロ」が教えるのでしょうか?漱石でも、鷗外でも、漢文の知識なしに教えられるのでしょうか?

また、上智大学を志望している方は、一度、実際に過去問を解いてみるとよいでしょう。上智の国語は、平安古文にホレボレするようなよい問題がありますが、漢文や現代文に本当にロクでもない問題が散見されます。例えば、「現代文=わけわからん、近世古文=誰が解いたって満点だろう」ということもよくあります。この場合、現代文はさっさとやりぬけて、古文でしっかり満点をかせがなくてはなりません。現代文は時間かけようがかけまいが、点差が開かないでしょう。「現代文のプロ」は現代文で満点を取るように指導するでしょうし、「古文のプロ」は古文で満点を取るように指導するでしょう。その結果、もし、現代文でじっくり時間をかけて、古文を解く時間がなかった、という受験生がいるとしたら、あまりにかわいそうですね。「現代文のプロ」は「上智の現代文、わけわからんかったら捨てて、古文でかせげ」とは絶対に指導しないと思いますよ。

 

国語の実力は総合力!

 

一点豪華主義の危険性は前回述べました。お茶の水ゼミナールさんやZ会さんは現・古・漢にわたって講師が責任をもって指導してくれます。「国語」そのものの指導のあり方としてはきわめて正しいと思いますが、いかが?

ちなみに、自分が有能な講師であったとは少しも思いません。ただ、多くの優秀な生徒さんたちが自分を鍛えてくれたのだと、心から感謝しております。
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【2007/03/10 09:11】 | 講師の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『受験生の心がまえ』 其の三
「大学受験 国語の基礎」 〈現代文と古文②〉

「国語」全体がデキる人、本人がデキる場合は自分の模試の成績表を見てみましょう。自分が不得意、だったらデキるお友達にお願いして成績表を見せてもらいましょう。模試は「おみくじ」じゃありませんから、偏差値を見て一喜一憂してはいけません。中身を見ないと。

「国語」が本当にデキる人、偏差値でいえば65前後を常にキープしている人は、古文(漢文)の点数が平均点よりいつもプラス5点以上高いはずです。現代文の点数は上下があるにしろ、常に平均点はキープしているはずです。

ここで着目するべきは、古文(漢文)が常に平均点よりプラス5点というところです。現代文はどうしても不確実性が高い科目です。自分が一度読解したことのある問題点(テーマ)について論じたものなら読みやすいでしょうが、読んだこともない問題点についた論じたものはどうしても時間がかかってしまってしまいます。すると、優先順位第一位は、マニュアル的知識がハッキリしている古文(漢文)をシッカリ点数にしてしまうことです。

 

古文の文法・単語・敬語(漢文の句法)は「国語」全体のベースなり

 

不確実性が高い現代文の確実性を高めるためには、演習量をかせぐ必要があります。でも、表面的にいくら演習してもムダではありませんが、遠まわりになってしまいます。そこで、評論、つまり意見文がどのように展開していくのか、文章構造(文章の展開パターン)をおさえる必要があります。「科学論」だろうが「政治論」だろうが「文化論」だろうが、展開の仕方には共通するパターンがあります。

 

古文(漢文)のマニュアル的知識の習得→演習量

文章構造の把握→演習量

 

受験生、最後の最後は演習量の勝負です。特にも、早稲田大学をはじめとする難関大学、センター試験八割をめざすなら、莫大な演習量が必要です。ただし、「量」の勝負に入る前に、その基礎になる部分をしっかりやっておかないと、せっかく演習量をかせいでも、何度も同じ失敗をくりかえしてしまいます。

最終的(秋の模試)には、古文(漢文)は「コレってやったよ、やっぱりでたよ、パッと点かせぐ」にもっていきます。そして現代文にしっかり時間を注いでしっかり点数をもぎ取るイメージです。

 

古文(漢文)時間かけずに点かせぐ→現代文、しっかり時間かけて点かせぐ

 

センター試験の赤本などで、古文漢文から先にやりなさい、とアドバイスしていますが、その理由がわかりますね?
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【2007/03/09 19:16】 | 受験生の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『受験生の心がまえ』 其の二
「大学受験 国語の基礎」 〈現代文と古文①〉

・「現代文がわかりません」

最初に面談した際、このようにこたえる生徒は、おおむね、デキます。この生徒はつまり、マニュアル的な受験知識(英語や古文の文法・単語、歴史の重要事項など)をきちんとやっています、ということを暗に語っているからです。

・「古文がわかりません」

国語そのものは不得意なのでしょうが、のびる可能性はあります。国語が不得意であるという自覚をしっかり持っているからです。あとは本人がやるかやらないかの問題ですね。

・「現代文だけは得意です」

これは本当に困ってしまいます。「自分がわかっていない、ということをわかっていない」生徒がこのようにこたえるようです。つまり、マニュアル的な受験知識(英語の文法・単語・熟語、古文の文法・単語・敬語、歴史の重要事項など)を全然やっていない可能性、大ですね。模試を受ければ現代文の比率は6~70%ぐらいあるでしょう。古文・漢文が全然わからないから、当然、現代文に時間をかけます。時間をかけるから他の人より現代文の点数をかせぎます。配点比率が高いから、トータルでもそこそこの成績をとります。結果、自分は現代文が得意であるという錯覚におちいってしまいます。

 

現代文が得意なのではない、古文(漢文)ができないだけだ

 

ということに気づいていません。現代文を唯一、頼りにしているので、それを言って聞かせてもなかなか認めようとしませんね。夏休みあけの模試、夏期講習を終えた生徒たちは、古文(漢文)をガッチリ点にしてきます。すると、現代文だけで点をかせいでいた人は相対的に成績が下がります。現代文は配点比率が高くても、満点を取れる科目ではありません(センター試験ならともかく)。どんなに時間をかけても取れる点数には上限があります。で、成績が下がったと大騒ぎするのですが、中身を見なくてはなりません。成績が下がったのは、実力が下がったからではない、古文(漢文)の実力がついていない、実力が何も変わっていないからなのです。夏休み明けに気づいてシャカリキにやれば間に合うかもしれませんが、それは英語に余裕のある人の話でしょう。「現代文が得意!」そこにひそむ魔にはやく気づくといろいろと対策の立てようもあるのですが…。
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【2007/03/08 18:14】 | 受験生の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の十四
「国立大学後期小論文 立論のポイント⑨」 〈結論〉

何度も言いますが、結論はリキを入れるところではありません。勝負は論証ですでに決まっています。論証を根拠としてその結果を結論として述べるか、論証ですでに結論まで言い切って、最後に要約するか、いずれ、結論は、論証の当然の帰結として「すんなり」導き出したいものです。

 

結論パターン

・論証→したがって・だから→結論 …(原因理由・根拠/結果)

・論証→つまり・以上のように→結論 …(要約)

 


やってはいけない結論パターン

・言語明瞭意味不明型

…「清く正しく美しく~」「絶対的な自覚をもって~」

(コトバで語るな 論で語れ!)

・極論型

…「環境問題の解決のために、人間は近代以前の生活にもどるべき」

(ムリッ!)

・頭でっかち尻すぼみ型

…「アジアの中で日本はどうあるべきか(問題点)。~日本人はもっとアジアを旅行し、個人個人が理解をふかめるべきだ(結論)」

(天下国家を論じるはずが、個人個人 ッスカ…)

 

とツッコミを入れたくなってしまいますね。
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【2007/03/07 16:47】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の十三
「国立大学後期小論文 立論のポイント⑧」 〈論証〉

いよいよ論述の核心部分です。論証のポイントはどれだけ深く掘り下げられるか、にあります。

 

論証=問題点一点を、より深く掘り下げていく。

 

反対に、表面だけをなぞるようなものはNGです。よくあるのが、思いついた具体例を羅列(られつ)して論証とするパターンです。

 

    失敗例

問題点

 ひきこもりを防ぐにはどうすればよいか。

論証

 ①私の友人で学校の先生に体罰を受けてひきこもった人がいる。

 ②いじめがきっかけになって引きこもった人もいる。

 ③勉強についていけずにひきこもった人がテレビで紹介されていた。

結論

 よってひきこもりを防ぐには学校教育を見直すべきである。

 

個々の事例をいくら寄せ集めても説得力を持ちません。「斉藤さんちの子が早稲田に受かった、吉田さんちの子も早稲田に受かった、だったらうちの子も…」と考えたくなるのが人情ですが、そこには何の必然性も根拠もありませんね。「点(個々の事例)」をいくら寄せ集めても「論(糸)」にはなりません。その背景にさかのぼって分析しなければなりません。「学校教育とひきこもりはどのような関係にあるのだろうか?」「人間関係がうまくいかないからといってなぜひきこもらねばならないのか?」その背後へ、背後へと分析をすすめ、行き着いたところが結論になります。
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【2007/03/06 18:50】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の十二
「国立大学後期小論文 立論のポイント⑦」 〈導入と問題提示〉

まず、本文全体の前フリにあたる導入部について述べましょう。ここはリキを入れるところではありません。とはいえ、字数かせぎのためにダラダラ書かないことが大切です。

 

導入

・課題文が与えられた場合…「筆者は~という問題点について~ということを根拠として~と結論している」と、課題文の要約を置く。「問題点」「論証(結論の根拠)」「結論」の三点をコンパクトにまとめる。

・テーマが与えられた場合…そのテーマについて一般的に言われていること、そのテーマにまつわる社会的、歴史的事件、または自己の体験や広く知られている格言などを置く。

・資料や図が与えられた場合…自分が論じようとするテーマに即して資料や図から読みとったものをあげる。「Aとも読めるし、Bとも読めるし、Cとも…」と、自分が論じるテーマと関係ないのに、読みとったものをダラダラ羅列(られつ)してはいけない。

 

導入部は、問題点を引っぱり出すタタキ台ですから、自分が論じる問題点にあわせるとよいでしょう。なんでもかんでも課題文の要約文を書けばよいのだろう、図・資料から読みとったものを書けばよいのだろう、といった態度はNGです。

さて、導入部で前フリをしたら、そこから問題点(テーマ)を引き出します。これから論じていく問題を「点」にまで絞り込んだ方が自分も論じやすいし、読者にもわかりよいですね。

導入部の「A」を問題点とする場合、「Aはなぜか」と問題点を置いたら、以下、「Aの原因理由」を考察していきます。「Aはどうしたらよいのだろうか」と問題点を置いたら、以下「Aの方法手段」を考察していきます。「Aは本当なのだろうか」と問題点をおいたら、以下「Aの正否」について考察していきます。

 

問題点は論述の羅針盤

 

問題点を明示したら、以下の論述はすべてその結論に向かいます。決して外れてはいけません。
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【2007/03/05 18:54】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の十一
「国立大学後期小論文 立論のポイント⑥」 〈立論〉

「尾括型(起承転結)」の立論について述べていきます。最初に問題点を引き出すためのたたき台を示し、そこから問題点を引っ張り出す。結論に向けて論証し、結論、という流れ。

 

①導入…課題文の要約、一般的な意見、社会的事件など。話題の糸口、問題点を引き出すためのたたき台とする。


②問題提示…導入部から問題点を引き出す。自分が何について論述していくのか、論全体のテーマを明示する。


③論証…結論の根拠を示す。自分の意見の裏づけとして具体例をあげる。比喩でわかりやすく説明する。


④結論…論証部から導き出される帰結。論証部の要約。問題提示にあげた問題点の答えになる。

 

「問題点」「論証(結論の根拠)」「結論」の三点をこの時点ではっきりさせておくのがポイント。この全体の見取り図から外れないように論述していきます。当然、書いている段階でよいアイディアがうかんだりします。そうしたら、かならず立論にかえって見取り図を手直しし、全体の流れを確認しながら書き進めていきます。

字数制限にもよりますが、

①100~200字

②100字

③500~600字

④100字

程度が目安でしょう。勝負は③の論証で決まります。

①あっさり ②はっきり ③しっかり ④すんなり

といったイメージでしょうか。よくあるのが、③まで「とにかく字数埋めなくちゃ」、連体修飾は長くなるは、主語と述語は対応していないは、一体何を言いたいのだ?④で「国民一人一人が自覚を持って…」、ズルッ、といった論文ですね。字数を埋めることが自己目的化してはいけんません。目的は自分の考えを明確に伝えること。「自分の考え」がないと、そもそも論文そのものが成り立ちません。だから、普段から「考える」くせをつけておかなくてはいけませんね。
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【2007/03/04 13:07】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の十
「国立大学後期小論文 立論のポイント⑤」 〈頭括型と尾括型〉

「論文は、立論の勝負!」と述べてきました。で、「論証」に力を入れるのでしたね。「書きながら考えてはいけない、考えてから書く」、その「考えてから」が立論にあたります。

では、どのように立論するのか述べていきましょう。

 

①頭括型…「アタマで括(くく)る」、最初に結論を述べ、その結論について論証していく。英語の論文がだいたいこの型。日本語の論文でも自然科学系、社会科学系の、いわゆる実証系の論文がこの型をとることが多い。

 

②尾括型…「シッポで括る」、最初に問題点を置き、論証、よって結論、と、最後に結論を述べるもの。日本語の言語構造(主語~~~述語)と相似しているため、日本の論文の多くがこの型で書かれている。いわゆる「起・承・転・結」のパターン。

 

③双括型…「アタマとシッポの双方で括る」、最初に結論を置き、論証、最後に結論を再説しておしまい。上記①②の折衷(せっちゅう)型。

 

最初に以上のパターンから展開の仕方を選びましょう。①は理系、芸術系、スポーツ系の小論文に有効でしょう。最初に結論を明示してしまうので、論があっちこっちに迷走するのを防いでくれます。文章で説得するというより、実証(専門ネタ)で説得するパターンですから、結局はどれだけ専門ネタに精通しているか、ネタ勝負になります。

②が一般的な論述パターン。失敗例は「やってはいけないシリーズ」ですでに述べてきました。「結」論にむかって、「しり上がり」のイメージを持つことが大切です。最初に立論をしないで、出たとこ勝負で書き出すと、「論」は迷走していきます。特にも②で立論は重要になってきます。次回、②の立論の仕方を述べましょう。
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【2007/03/03 15:34】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の九
「国立大学後期小論文 立論のポイント④」 〈逆接〉

「自分の意見はBだ。Bだ。やはりBだ。」

と、自分の意見を伝えたい気持ちはわかりますが、ただひたすら自分の考えだけを羅列(られつ)すると、どうしても独断的な意見になってしまいます。「ボクがBっていったらBなんだ~い」と、だだっ子みたいな論述になってしまいますね。「他の考えだってあるだろう」と、当然、ツッコミを入れたくなります。

「他人(課題文・世間一般)の意見はAだ。しかし、自分の意見はBだ。」

とすれば、独断的な意見にならず、より客観的な妥当性をもった意見論述になります。

また、英語でもそうでしょうが、逆接というのは、その後の内容を強調する表現でもあります。ただ自分の意見を並べる(黒、黒、黒)よりも、対照性(黒/白のようなコントラスト)をつけることで、いっそう自分の意見が強調されます。

このように、逆接を的確に用いることで、客観的妥当性(普遍性)をもった意見を強調して論じることができます。「論文は論証で勝負」と述べてきました。その「論証」部の核心となります。

さて、下記のような展開では、A、B、どちらの意見が強調されるでしょうか?

 

「ショボい意見←〈逆接〉→( A )」

「的確な意見←〈逆接〉→( B )」

 

答えは当然、Bです。小学生相手に本気でケンカしたら、「大人気ない」って言われますよね。たたき台とするなら的を射た意見に対して逆接した方が、その後の自分の意見も強調されます。

とはいいながら、専門家がきちんと論証した意見をくつがえすのは容易ではないので、あくまで自分が反論できる、等身大の意見をたたき台とするべきでしょう。

「いかにもそのとおり」という意見を展開、「しかし」と逆接して自分の意見を展開できれば、強烈なカウンター攻撃となりますよ。

 

逆接=客観的妥当性(普遍性)の獲得・自論の強調
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【2007/03/02 18:54】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試直前講座 『小論文のツボ』 其の八
「国立大学後期小論文 立論のポイント③」 〈具体例〉

自分の意見を具体的事実から例証するのが具体例です。

「自分の意見は客観的に妥当なものである。ホラ、具体的事実がそうなっているでしょ?」

という説得の仕方です。

具体例をあげる場合は、

「私が小学生の時~」

と、個人的な体験を例示するより、

「9・11のニューヨークのテロ事件で~」

と、社会的に広く知られている事実で例証した方が説得力があります。

また、具体例は「時間軸」「空間軸」からさがしてくるとよいでしょう。


・時間軸 … 歴史的事実で例証。

・空間軸 … 同時代で世間(世界)によく知られている出来事から例証。


「日本史」「世界史」を選択している人は、その知識をどんどん具体例にいかしましょう。また、具体例のネタを仕込むためにも、普段、ニュースから時事ネタをひろっておきましょう。

 

問われているのは日常。

 

「小論文」とは、「その人自身」がいやでも現れてしまいます。普段、どのような問題意識をもって生活しているのか、その人の日常が問われているのです。こればかりは小手先のテクニックでどうなるものではありません。小論文、最後の最後はネタの勝負です。
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【2007/03/01 18:39】 | 小論文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
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谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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