大学入試の国語・小論文
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センター国語徹底研究!! 其の十三
〈 漢文・2006年・本試験 〉

目指せ! センター国語9割!!

やはり、典型的な「類推思考」、置き換えの論理で展開していますね。

漢文・中世説話の話型

事件、出来事 → 教訓、主張

本文末の「亦」がミソ。
類推関係で展開して、最後に結論(教訓、主張)で用いられる表現です。おさえておくと、問6で使えます。最後に解説しましょう。

問1.
(1)「つひに」はホント、よく出ますね。主なもの「終に・遂に・竟に・卒に」ぐらいはおさえておきましょう。

(2)赤本の解説にあるとおり、「忖度(そんたく)」なんて思いつく人はエライ!せめて「度量(量をはかる)」とか。

問2.
「また」の解説、いってみましょう。マジで、使えますよ。

「また」の前後の文の関係

1.~モ亦タ~
…主語がかわって述語は同じ。「やはりまた」、「同様にまた」。通称「モマタ」。
例・吾食飯。汝亦食飯。…吾、飯を食(くら)ふ。汝も亦た飯を食ふ。

2.~復タ~
…主語と述語が同じ。同一主語の同じ動作の反復。「ふたたびまた」通称「マタマタ」。
例・吾食飯。吾復食飯。…吾、飯を食(くら)ふ。吾、復た飯を食(くら)ふ。

3.~又~
…主語が同じで、述語がかわる。「さらにまた」。通称「サラマタ」。
例・吾食飯。吾又食麺。吾、飯を食(くら)ふ。吾、又麺を食(くら)ふ。


波線部(ア)(イ)ともに「復」ですから、前後は「同じ主語(鼠)」が「同じ動作(かじる)」動作を「反復」しているの、わかりますね。
ちなみに、(ア)(イ)ともに正解は「ふたたびかじる」としています。ラッキーな問題。

問3.
またまた、使役の問題。
「命ジテ~シム」は、その動詞の性質上、使役で読んでやる。いやでも人を動かしてしまう動詞でしょ?
使役の構文→→→ 漢文のツボ 其の八

「多項」というほどではないけれど、「胡子」「猫」「鼠」の三者をテキトーに並べかえて選択肢を作っているのは、センター国語の常套手段です。
とはいえ、カンタン。

問4.
消去法でしょうね。
1.「さびしくなった」がダメ。
3.「猫もいなくなり」が蛇足。
4.「鼠も猫も眠ってしまった」がダメ。
5.「猫も別室から出て行った」が蛇足。

2.選択法でも選べますが、「安眠」まで言っていいか?という素朴な疑問はあります。本文一行目、「懼る」⇔「安心(民)」の対比なのでしょうな。

問5.
注目すべきは、「非不」「於」。
「非不」の二重否定。結局は「強い肯定」、強調の表現です。
否定詞はすべて「返読文字」です。返り方がそれぞれ決まっています。
・不←活用語の未然形
・非ズ←体言、連体形ニ ※「ニ」は断定「なり」連用形、断定の否定「~ではない」です。
・無シ←体言、連体形
二重否定は、否定詞の読み方をおさえれば、あとはその組み合わせに従って返読するだけです。
二重否定→→→ 漢文のツボ 其の六

「霊なり」と形容動詞の下に「於」がきている、「置き字(前置詞)」を使った比較形の構文。
比較→→→ 漢文のツボ 其の九

「於・于・乎」の三用法、しっかり確認してきてください。「置き字だから、どーでもいいや」と思っている受験生がホント、多いですが、選択肢を消すネタとして、メチャメチャ使えますよ!

「霊ナリ」は注釈をつけてもよいところ。「注釈がわりの設問」、早稲田がよくやる出題形式。こういう設問は徹底的に消去法。
2.「すばしこくない」が単純な否定では?「猫を利用するのでなければ」という条件句が蛇足。
3.「飼いならす」がダメ。
4.「支配」がダメ。
5.「捕まえる」がダメ。

問6.
文脈をみましょう。
「人は猫より賢いが、鼠を追い払うことにかけては猫の方が優れている。人と猫、それぞれに役割がある。君子というのも、同様にその与えられた役割にひたすらはげむのだ。」

彼(人・猫)…有職

||類推関係

君子…尽其職


主語が変わって、述部の内容が変わっているのが、わかりますか?
だから、このような「置き換え」の文脈で、「モ亦タ」が多用されるのです。知っているのと、いないのとでは、大違い。
「~亦~」
と、たった一字で文脈がズバッと見えてしまう。しかも、使われるのは、このように最後の結論部。つまり、「センター国語 問6」、いちばんオイシイところにかかわってきます。三つの「また」はともかく、「亦」だけは、その機能をおさえておきましょう。
ちなみに、虫食い問題でよく問われます。
「~モ( )」
ってあったら「亦」入れる、っていうヤツです。漢文のお約束問題。

問5(1)の選択肢と問6(2)の選択肢、ビミョーにリンクしてますよ。
問5(1)「鼠をおさえることができる」
問6(2)「それぞれ能力がある」
と、ここに通底しているのは「可能」なのです。
消去法で選択肢消してみましょうか。
1.「適材を適所に配置」がダメ。
3.「手段とその効果」がダメ。
4.「道具の使い道」がダメ。
5.「動物の特性を活かして」がダメ。
文脈は「人は鼠を追い払うことができないが、猫はできる」
と、「可能」でしょ?

問5と問6のリンク

こういう分析的な視点、フットプリンツのテーマである、

常に全体を見わたして部分へ!!

この「視点」を身につけると、こうやって古文だろうが、漢文だろうが、応用できるわけです。

それでは、次回は「漢文・2006年・追試験」です。

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早慶併願帰国子女生第五回現代文早慶併願帰国子女生第五回小論文
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早慶併願第七回答案(現代文)早慶併願第七回答案(小論文)
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早慶併願第十六回現代文
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漢文で「リンク」ということに重点をおいて講義していますが、
上の添削答案、
クリックして拡大してみてください。
「設問相互のリンク」
を常に指摘しているのが、わかるかと思います。
さて、
こんな添削をやっている添削業者さん、他にあるでしょうか?

「常に全体をみわたして部分へ!!」

なぜ、このような添削ができるのか?
それは添削担当者が、
アルバイトのマニュアルどおりの添削をやっていないから。
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で添削しているからなのです。
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【2009/08/31 18:59】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
人生の「おしたし」 其の二十二
〈 花巻東高校にエール!! 〉
添削担当者の心の故郷、
岩手県は花巻の地、
花巻東高校の夏の甲子園、すばらしい戦いぶりでした。
決勝戦もすばらしかったけれど、
岩手花巻東×大分明豊戦、すばらしかった!!



最後まであきらめない粘り強さ!
どんな打球でも一塁を全力疾走で駆け抜けるひたむきさ!
ピンチの時にも笑顔をたやさない明るさ!

菊池雄星投手がインタビューで答えていたとおり、
チームの結束力はまちがいなく日本一でしたよ。
そして、なによりもうれしかったのは、
校歌をみんな大きな口あけて笑顔で歌ってくれたことです。

花巻東高校の校歌の歌詞は、添削担当者が花巻北高校に通っていたときの校長先生、千田玄校長の作詞、国語科の大先輩でもあります。

花巻の地は、
宮沢賢治をはぐくんだ土地、
高村光太郎が移り住んだ土地、
風土として「詩」にあふれています。

中京大中京に敗れましたが、校歌の作詞をみると「佐佐木信綱(のぶつな)」とある。日本近代を代表する歌人ですね。
してみると、
花巻東×中京大中京
というのは、校歌の歌詞からみると、
千田玄×佐佐木信綱
とも読みかえられるわけです。
千田玄校長の校歌が聞きたかった…。

詩的風土にはぐくまれた花巻東の選手のみなさん、その地に根ざした、すばらしい詩的野球でしたよ!
サンキュー!!
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【2009/08/26 07:59】 | 人生の「おしたし」 | トラックバック(0) | コメント(0)
センター国語徹底研究!! 其の十二
〈 漢文・2007年・追試験 〉

目指せ! センター国語9割!!

今回は、「多項」というわけではありませんが、「人間」と「虎狼」「鶏鴨」といった動物との類推関係は、いつもと同じ。
なかなかの良問。

問1.
(1)
「生けるものを殺さず」が「一(いつ)の」と強調されている。
「人様のものはビタ一文、とっちゃいけねえ!」とか、
「一滴も涙をこぼさなかった」とか。
つまりは、「強い否定」でしょ?

(2)
シブイな!
「親(みづか)ラ」は「主な副詞」として暗記するほどではないけれど、漢文ではよく出てくるので、読めてほしい。
けれど、読めなくても答えられるように設問が作ってあります。
漢文の論理(ロジック)が「類推思考(アナロジー)」だということを常に念頭におくべし。

文忠公…注2「政争により入獄していた」
||
己親経患難
||類推
鶏鴨之在庖廚


つまり、「経患難=庖廚の鶏鴨」とは、「自分自身」なのです。
ちなみに、
「己の」と連体修飾うけている、「経る」と動詞の上にあるから、主語、だから体言(名詞)、「両親が」といきたくなる気持ちは重々、わかります。判断根拠としては正しい。
ですが、「親=両親」だったら、そもそも傍線引くか?設問にするか?という素朴な疑問は持つべきでしょうね。文脈上、「両親の存在」なんて一箇所もないですしね。
シンプルだけど難しい、って早稲田大学が好きな問い方です。

問2.
主な副詞はおさえるべし。
(ア)(イ)で答えは決まりますね。

ちなみに、
「且」はほんとうによく出る「多義字」
→→→ 漢文のツボ 其の四
「まさに~(んと)す」が穴場なのです。白文読みで出るよ!
傍線部よ~く見て!返り点打ってないでしょ?再読文字なら返り点があるはず、返り点がないから副詞「かつ」とね。って、選択肢あるからバレバレですが、このような読み方ができるといいですね。
「已」って、「已然形」の「已」じゃないですか。
未然…再読文字ですよ。「いまだしからず」
已然…副詞で「すでにしかり」

問3.
「豈に~んや」は反語にキマリ。
でもそれを聞かないで、「理由」を問うところがシブイ!
「百計以取之」は注釈をつけてもよいところ。「注釈がわりの設問」ってやつです。
このテの設問は、「表現としてのブラックボックス」ですから、選択法では答えが出てこない、消去法です。
1.「あらゆる種類の穀物」がダメ。
2.「主食」がダメ。
3.「虎や狼さえも、食べる」がダメ。
4.「罪悪感をいだきながら」がダメ。
と、バツを明確にしてくれていますよ。
で、結果として
「百計=あれこれ工夫」
「之=穀物以外のさまざまなもの」
という注釈が得られるわけです。
典型的な、早稲田大学の選択肢の作り方ですよ。

問4.

傍線部「おほはるれば」という条件句、「已然形+バ」は、漢文では仮定条件「~ならば」、確定条件「~ので」と、どちらも表現します。
でも、選択肢がすべて「~から」と原因理由の表現になっていますね。
で、何の原因理由を考察しているのか?
傍線直前「恬不為怪」の理由となりうるものはどれか、と設問を読み換えていきましょう。
「恬(平気)」でいられるのは、自覚がないから、3「気づかないから」なのです。
1.「定着」が「蔽はる」の訳として不適。
2.「学習」「教え込まれる」が文脈上おかしい。
4.「訓練」「身につける」が文脈上おかしい。
5.がビミョー。文末に「未能断肉」とありますからね。
そうすると、1・3・5あたりで迷うかな。
決めるのは「蔽はる」の解釈でしょう。適当な漢字熟語がないのですが、「啓蒙」なんて思い浮かぶとよいですね。
「啓蒙」=蒙(くら)きを啓(ひら)く…無知なものに知恵をあたえて明るくすること。
「おおわれる=暗い=無知」で、「気づかない」と言い換えてみる。
あるいは、本文2行目、「人~必食肉」と言っていますから、肉食が「あたりまえのこと」、すなわち「習慣」になっている、というアプローチもいいでしょうね。「一部地域の習俗」や「一個人の習癖」はおかしい。


ビミョーな問いですね。まずは消去法。
2.「穀物」に限定はされない。「死せる物のみを食ふ」と限定しているだけ。
4.「獄中での長く質素な生活に慣れたので」の原因理由は言っていない。
5.「他の人から頼まれた」かどうか、文脈ではいっさい触れていない。
で、1・3の二者択一。
1.「何かよい報いを得よう」が蛇足っぽい。
3.「とらわれの身から解放されただけで十分ありがたく」が蛇足っぽい。
さて、どうする?
困ったときには、常に文脈全体を見わたす視点にシフト!

常に全体を見わたして、部分へ!!

フットプリンツの基本コンセプト。これは現代文、小論文に限らず、古文、漢文、読解系すべてにおいて有効な「視点」なのです。
ポイントは、傍線部直下の「因りて」。「不宰殺一生」の原因理由を述べている会話文だ、という点です。
かすかながら、問2(ウ)、問5とリンクしています。
「不宰殺一生」の理由、自らの「考え」「心算(つもり)」を述べているのは、
1.「生き物を殺さないことによって、~というつもりではない。」
です。
3.は「不宰殺一生」の直接的理由ではない。し、細かいことをつっこめば、「もう他には何も望まない」が極論すぎ。「死せる物のみ」は食べていました。
ちなみに、「極論」というヒッカケ。現代文でよく使われる手法ですが、ヒッカケを消去する道具として、漢文でも使えるでしょ?ぜひ、そなえておきたい「道具」です。

問5.
ハイ、出ました。またまた使役。
「返り点付き、おくりがななし」の訓読。最近よく出されるカタチ。まったくの白文とちがって「返り点」は打ってくれていますから、少々長め、難しめになる傾向があります。まずは、着目するべき「字」を決める。
今回は、
「不復」「以」「使」「耳」これらを洗い出せば、選択肢はだいたい消去できるはずです。

・「不復」
赤本の解説しかり、学校の先生も、これを「部分否定」って解説していないかな?
「不復」…部分否定(二度と~しない)一回目はやったけど、二回目はやらない。
「復不」…全部否定(今度もまた~しない)一回目も二回目もやらない。
って、ホントかな?
きわめて、日本的な漢文のにおいがします。
添削担当者が漢文を教えてきた限りでは、これは「部分否定」ではない、「強い否定」(決して~ない)と考えるべきだと思いますよ。
「オマエとは二度と口きかないっ!」
って、「一回目はきいたけど、二回目はきかない」ってことを言っているわけじゃないでしょ?「オマエとはゼッタイ口きかない」って、「強い否定」なのでは?
「復不」のカタチって、実際、漢文読んでいて、出てこないんじゃないですか?

・「以」で選択肢、消せますか?
→→→ 漢文のツボ 其の三

「以+名詞+動詞」…名詞ヲ  以テ 動詞
返読文字、「以」は必ず「ヲ以テ」のカタチで返ってきて、「動詞」。動詞の位置に着目してください。かなり、特殊でしょ。だから白文読みの大きなヒントになります。

「以+名詞(動詞なし)…名詞ヲ以テス
「以」のサ変化、「名詞ヲ以テ」と返ってきて、「動詞なし」、だったらサ変化して「以テス」と動詞で読んでやる。

「~以~」(返り点なし)…ただ「以テ」と読むだけ。
単純接続(そして、それから)、あるいはただ語調を整えるだけ。特に意味はない。

以上、「以」は方法手段とか、原因理由とか、いろいろな意味をあらわします。重要というわけではないのですが、漢文でしょっちゅう使われる。だから、白文読みのなかにチョロっと入ってきます。ドンピシャ!正解!という大ネタではなく、選択肢を消す小ネタとして広く使えます。だから、おさえておく。

「以テ」は返らない、「ヲ以テ」は返る!

と、おさえておきましょう。「返読文字」がなぜ重要か、「返読文字」は「よみ」だけおさえても使えない、「返り方」をおさえないと、って、「白文よみ」やってみればわかるはずです。
傍線部、よ~く見て。

「以+口腹之故+致」=「以+名詞+動詞」=名詞ヲ以テ動詞

のカタチです。
「、」(句点)が余計な気もしますが、
1・4「以てするも」はサ変化して読んでいますね。百歩ゆずってサ変で読むとしても「以テシテ、」と、単純接続ではないかな?「モ」の逆接はおかしい。

・「使」
毎年のように出ていますな。
→→→ 漢文のツボ 其の八

使役=「主語+使+名詞(使役対象)+動詞」
   …主語 名詞(使役対象)ヲシテ 動詞(未然形)シム

「使」の字が白文にあったら、まっ先に使役対象を探す。だいたい、人物がくるからわかりやすい。次に動詞を探す。動詞の位置が特殊でしょ?だから「読みやすい」のです。それが「特殊」とわからない人は、「文型」からやらなくてはいけませんよ。

使役の白文よみのポイント

「使」があったら、使役対象探せ!動詞探せ!

で、使役対象はかならず「ヲシテ」とおくる。
ちなみに、「セシム」と覚えている人がいますが、それはまちがい。漢文はサ変動詞が多いため、よく「セ(サ変未然形)シム」のカタチをとるだけのこと。国立二次の記述とかでひっかかりますよ。「セシム」という助動詞は存在しません。使役の助動詞「シム」、だから、動詞の未然形に接続するだけです。「受く」は下二段、だから「受ケ(下二段未然形)シム」。

・「耳」
お約束の限定の助字。「~のみ」(~だけ)と限定します。
記述になって、平気で「みみ」って書いてくる受験生がいますが…。
文中で使われて、限定、
文末で使われて、強い断定(必ず~するのだ!)
という感じでよく使われます。
強調の表現でしょ?文脈で使われる箇所は?
そう、本文末、

漢文・中世説話の話型

・事件、出来事 → 教訓、主張

今回も「文忠公」の事例を引き合いにだして、お説教してますよね。
以上、これらを洗い出せば、選択肢はどんどん消えます。

返読文字の返り方おさえるべし!

くれぐれも肝に銘じてください。

問6.
六者択二でバツの選択肢を明確にしておく。早稲田大学の選択肢の作り方です。
「人のアゲアシをとる」のって、カンタンじゃないですか?だから、ここまで文脈をしっかり把握してきて選択法、もあり。文脈がよくわからん、設問がわからん、だったらさっさと問6やって消去法。ここで「全体像を把握」というテもありですよ。
1.「鶏や鴨などにしておくのがよい」がダメ。「不宰殺一生」です。
3.「反省して身を清めるため」がデタラメ。
5.「鶏や鴨などと同じ生き物だから、」という理由は述べていない。蛇足です。
6.「共生」がデタラメ。
と、消去できれば、
2.本文末と対応。
4.傍線部Dとその前文と対応。
ホラ、そうすれば、
4「蘇文忠公はかつて投獄されて死の恐怖を経験したことがある」、自身の経験を述べているということがわかります。問1(2)「両親」ではない。
4「ので」と「生き物を殺さない」原因理由を言ってます。で、問2(ウ)「よりて」とリンクしていきます。
4の内容は文忠公が生き物を殺さない理由を要約したもの、つまりは、問5の要約でもあるわけです。

解答順序…常に二つの方向性をもつべし!

・問1→問2→問3→→→問6(選択法)

・問6(消去法)→問1(2)→問2(ウ)→問5


とね。
どちらでもよいでしょうが、共通して言えることは、「部分で立ち止まらない」ということです。時間のムダ!

センター試験=目指せ!問6!

と、口をすっぱくして言っている意味がわかりますね?
ちなみに、「漢文の要約用語」に気がつきましたか?
漢文の論理(ロジック)は「類推(アナロジー)」って言ってきましたね。

己親経患難
||類推
鶏鴨之在庖廚


と、文忠公が「自らの」体験を「鶏鴨」になぞらえた、「置き換え」たのです。
それを要約して、4「同様」と言ってますね。
「アッ、類推思考が働いてる!」
って気がついてくれると、拙ブログで解説してきた甲斐があるのですが…いかが?

それでは、次回は「漢文・2006年・本試験」です。

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【2009/08/22 18:10】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
センター国語徹底研究!! 其の十一
〈 漢文・2007年・本試験 〉

目指せ! センター国語9割!!

今回は、特に「多項」という展開ではありません。
漢詩を中心とした、抽象度の高い文脈の読解です。
だから、設問全体としては「消去法」中心になっていきます。

問1.
(1)
「善くす」の意味の問題。重要というわけではありませんが、漢文ではしょっちゅう出てきますから、半ばは常識問題。
わからなかったら、最後、問6をやってから帰ってくる。問6の選択肢、みな、「高く評価」といっていますから、漢詩が「得意」=2「特技」だったということがわかります。
大切なのは、こんなところで時間をかけないこと。

問6→問1(1)のリンク

(2)
「疾(にく)む」の読みの問題。読めれば、「憎悪」がイッパツ、出てきます。「憎(にく)む」「悪(にく)む」の熟語。
読めなくても、時間をかけない。問3から出てきます。問3「周りの者が起こしてやる気にならなかった」のは、嫉妬されていた、「憎まれていた」からなのです。

問3→問1(2)のリンク

問2.
基本的な副詞の読み。(ア)(イ)が読めれば、答えはイッパツ決まりです。「つひに」「すなはち」と読む漢字、たくさんありますから、主なものはおさえておく。ついでに、「すなはち」のビミョーな違いもおさえておく。
→→→ 漢文のツボ 其の五

問3.
お約束「使」の使役の白文読み。ホント、よく出るでしょ?白文読みの王様です。
()からアプローチもありですが、()の解釈からやった方が早いでしょう。
白文に「使」ってあって、「使者」、あるだけムダ!とは思うのですが、必ず入れてくれますよね。で、4、5「使いの者」はダメ。
1は「目覚めさせた。」の肯定が、文脈上おかしい。起こしていないでしょ。
2は「目覚めさせられなかった。」の可能の「られ」が蛇足。
()で3を選んで、()それと対応する5を選ぶのがベストでしょう。

問4.
設問の指示「前後の状況説明」、すなわち、前後の文脈の説明です。「選択法」でもイッパツ、答えが出てきますが、文脈の把握に自信がなかったら「消去法」。

1「仲間が起こしてくれなかったことにあきれた」が蛇足。
2「自分以上の実力者はいないので」が蛇足。
3「気が動転」「解答用紙を取り戻すことはできない」がデタラメ。
5「酒のために意識が朦朧」ではない、寝ぼけていたのです。

いわゆる、「注釈がわりの設問」というやつです。

問5.
漢詩の問題、何年かに一度、出しますね。

詩形
一句=五字→五言
一句=七字→七言
四句構成→絶句
八句構成→律詩  ※十句以上なら「古詩」と考える。


押韻(「こん・どん」など、母音が同じになる)
偶数句末で押韻。
七言だけは、一句目も。 ※ただし、「踏み落とし」、踏まない場合もアリ。


対句(「上/下」「北/南」「一/百」など、コントラストのある表現)
律詩の「3・4句」「5・6句」が対句。


コレだけの知識で対応できます。
「詩形」そのものを答えさせる問題も出ますから、きちんと言えるように。今回は「七言絶句」でした。
押韻に基づく虫食い問題、お約束です。今回は、「七言詩」ですから、
1・2・4句末が押韻、「望-( )-間」と、
「望」と「間」の韻が合わない。よって、一句目は「踏み落とし」、踏んでいません。
「( )-間」の押韻と考え、「an」の音を探す。
で、1・4の二者択一。
「一片=ひとひら」と訳している4が正解。
と、
これは赤本どおりの解説なのですが、添削担当者は、どうも、この作題方法に釈然としない。
1.「淡=数本の淡い光」
4.「山=幾つかの山」
との二者択一になったとき、「一片」で正解を選ばせるのは、ダサい。
漢文の熟語と、日本語の熟語がきちんと対応しているかは、わからないでしょ?
なまじ、テーマが「天柱」で、注釈に「天を支える柱」とあるから、読解力のある生徒さんは4を選びたくなるのではないかな?デキル生徒さんほどひっかかってしまうような作題になっています。
このテの抽象度の高い文脈を問う場合は、バツをはっきりさせるのがポイント。つまり、4を選ばせたいなら、1を文脈上、あきらかにおかしい選択肢にしてやらないと、受験生がかわいそうです。作題した方、イマイチ、本質がわかっていない。
4にひっかかった人、あなたは悪くない。出題者が悪いのです。

ちなみに、上智大学なんかも漢詩出しますが、
・押韻をもとにした虫食い
・対句をもとにした虫食い、傍線部解釈

など、定番ですからね。
「詩形」「押韻」「対句」は漢詩の三点セット。しっかりおさえておきましょう。

問6.
「安くんぞ~得ん」と、反語の表現の定番。
これを「~したい」と希望で解釈するのは、ムリ!
だから、選択肢はすべて、希望の表現にしてくれています。「注釈がわりの選択肢」になっています。

・選択法
注13「雲夢=広大」と選択肢3「気宇壮大」のリンク。
注にヒントを入れてくれることがあるので、注をよく見て!

センター試験、立教、上智などの作題=注に答えあり!!

・消去法
1「求めていた形式と異なる作品であることに不満があった」かどうかは、わからない。
2「違う形式の作品を提出したことを問題」視しているかどうかは、わからない。
これらは「学使」が「マイナス評価」しているのが、ダメ。
4「違う形式の作品をあえて提出した大胆さと」の「と」、並列していない。
5「要求されていた形式とは異なる作品を提出しても気にしない大らかな性格と」と「と」、並列していない。
つまり、「学使」は「詩そのもの」を評価しているのであって、
「詩形のちがいのマイナス評価=1・2」
「銭明経の人間性に対するプラス評価=4・5」
は、いずれも「蛇足」。

せっかくだから、漢詩のポイントをまとめておきましょう。

押韻=偶数句末押韻。七言だけは一句目も!

対句=律詩の「3/4」「5/6」対句

カンタンでしょ?
その時、「七言」ってナンダ?「絶句」ってナンダ?って言わないように!
お約束の問題を落としてしまいます。

それでは、次回は「漢文・2007年・追試験」です。

追記
「拍手」をしてくださった方がいますので、一言。
そもそも、
課題文の選定に問題があります。
「七絶」の一句目踏み落とし、押韻の虫食い、はないだろう!
シロウトじゃあるまいし。(たぶん)
ズル~!みたいな。
探せばいくらでも漢詩の課題文なんかあるはずです。
フツーは、
「七律」1・2・4・6・8句末押韻、
韻がわからんものには注釈つける、
4か6句末で虫食い、
押韻で二者択一、
対句でキマリ!
とね。
それがおしゃれな問題作り。
北大とか、お茶大とか、国立二次でこんな問題出しているはずです。

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きれいな立論です!
「全体をみわたす視点」、しっかり持っていますね。
で、
前回同様、チト、ムリのある展開。
そのことに立論段階で気がつかなくてはいけません。
が、それを何度かくりかえして、
「立論とは何か」が見えてくるはず。
テキトーに思いついたことを並べて論述、
それをいくら繰り返したところで、実力はつきません。
一所懸命、立論して論述、
失敗!
だから、なにがマズかったのか、根源的な問題点が浮かび上がってきます。

前向きな失敗は、前進している証拠!!

前向きにワシワシ進んでいるから、コケたりもするわけです。
立ち止まっていれば、コケることはない。
そのかわり、「前進」もないわけです。
さて、
この生徒さん、一セット目(四回添削)を終えて、
二セット目、目をみはるばかりに伸びていきます。
「合格する受験生の成績は、『しり上がり』の曲線を描く!」
フットプリンツのコンセプトをまさしく体現してくれます。
シンドくても、最初に根本的な問題点を洗い出す、
そうすれば、あとで爆発的に伸びてゆく。
今後の添削答案に、乞うご期待!!


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【2009/08/17 03:34】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
センター国語徹底研究!! 其の十
〈 漢文・2008年・本試験 〉

目指せ! センター国語9割!!

添削担当者、夏期講習のため、ながらくお休みさせていただきました。
スミマセン!

さて、9割めざして「しり上がり」でいきましょう!
ズバリ!
センター漢文の典型的な問題ですね。

他の物事=主張したい物事
        置き換え

類推(アナロジー)、「=(イコール)」の「置き換え」で展開しています。

論理(ロジック)自体は単純な「二項対立」、でもそれを「比喩」で置き換えていくから「多項」の展開になっていきます。
人物がたくさん出てきますね?
だから、読解する際に、人物は全て「四角」で囲う、など、目印をつけていくと後で選択肢を比較する際にラクチンですよ。

漢文読解…人物は全てチェック!

「田」「楊」「法士」とか、四角なりマルなり、チェックしながら読んでいく。
で、どんどん「置き換え」ていきますから、同類のものは「=」、対立するものは「⇔」なり、対応関係を図式化していきます。
全体をみわたすと、

一段落…「楊」⇔「法士」
 ||「似」からではなく、「真」から学ぶべし!
二段落…「韓」⇔「陳閎」
 ↑
 ↓
三段落…「今之学者」は「求似其似之者」→いちばんダメなヤツ!


「二項対立」と「類推」で展開していますね?
面白おかしい話、歴史的事例などを引き合いに出して、それを根拠として「結論」、
中世説話や漢文の典型的な展開です。
「筆者の主張」は最後の段落にありますよ。
で、強調したいんでしょ?
古文だったら、類推「だに」、添加「さへ」、反語「いかでかは~」など。
今回の漢文なら「不~乎」の詠嘆形が用いられています。
なんて情けない、トホホ…な感じがよくでています。
ただし、そこはさすがにセンター、三段落目で「一ヒネリ」入っていましたね!
さて、「全体」を見わたしたら、「部分」へ!設問見ていきましょう。

問1.
(ア)
ドンピシャ!出ました。「与」のような「多義字」はとにかく出る!
とはいえ、20個ぐらいです。下に「倶ニ」ってあるから、返読文字「と」。必ず返って「と」と読む。
ちなみに、返り点がなかったらナンテ読む?副詞です。
答えは「与(とも)ニ」でした。返り点で読みが決まるって、わかったかな?
→→→ 漢文のツボ 其の三

(イ)
主な副詞は覚えてしまう。
まさか「かたく」って読んだ人はいないと思いますが…だったら、わざわざ設問にするか?と、カシコイ受験生は考えるものです。

問2.
白文読みのポイントは、まず、主語、述語をきめる。
主語になるのは名詞(句)、人物名なら、イッパツわかります。だから、人物は全部マークしておく。
述語になるのは、キホン、用言(動詞、形容詞、形容動詞)。だいたい動詞。
動詞がきまったら、目的語、補語を探す。これらも、名詞(句)
その際に、大きなヒントを与えてくれるのが、「返読文字」です。だから、受験生、返読文字、必修!なのです。
で、どんな句法が使われているか、考える。
ココまで、だいたい選択肢は二者択一になっているはずです。
最後にキメるのは「文脈」。
これがセンターの出題パターンです。

「白文読み」の優先順位!!

1.文型からアプローチ
2.返読文字、句法からアプローチ
3.文脈からキメ!


「句法」を知っているだけで正解、というパターンもアリでしょうが、キホン、センターは嫌います。知識レベルで二者択一、最後は文脈から、というのがセンター。


注目するべき「多義字」は「自」と「如」。
「如・若」はホント、出ます。
上に否定詞「不」があるから、比較形「しかず」にキマリ!
二者択一。
4.は「ンヤ」は反語の文末表現、蛇足です。
後の文脈「法士が楊に教えを乞う」からも明らかです。


シブイ!
「使役」の白文読みは、漢文の「お約束問題」
使役の助字は「使・令・教・遣」、だいたい「使」かな。

・主語+使+名詞(人物)ヲシテ+動詞(未然形)
   主語、名詞をして動詞しむ。


白文読み、「使」があったら人物探せ、動詞探せ!
→→→ 漢文のツボ 其の八

これが鉄則。動詞の位置がかなり特殊だから、実は読みやすい。そこをヒッカケに使いました。
1・2・3が使役で読んでます。
当然、カタチだけ見れば、1にいきたくなる。そこがヒッカケどころ。結局は文脈なのです。
「韓幹」は直後で、「自分には(他に)師がおります」と言っている。ということは、
「韓幹=教わる人」
「陳閎=師」
の関係になるはず。1は「陳閎」が「教わる人」になっているから、文脈上、おかしい。2がビミョー、赤本の解説もビミョー、読もうと思えば、読めないことはない、ですが、文脈で問題になっているのは、何を「師」とするか、です。だから、「画法に従う」のではなく、「陳閎に従う」のです。
「明皇詔して(韓幹をして)陳閎に従ひて画法を受けしめんとす」
の、使役対象「韓幹」の省略だったのです。

問3.
ホラ、類推(アナロジー)、「置き換え」の対応関係の問題ですよ。
2・5の二者択一。
ココでワンポイント。
センター国語、特にも小説がそうですが、早く早く二者択一までしぼりこむ。そうすれば、選択肢相互の「差異(本質的なちがいではなく、差のちがい)」が明らかになってきます。
「逃げたか、逃げなかったか」は、本質的なちがい。
「五十歩逃げたか、百歩逃げたか」は、差の違いでしかないでしょ?

センター国語=二者択一にして差異を明らかにすべし!!

2・5にしぼれば、「描くべき対象の種類」「描く対象そのもの」と、その差異が浮かび上がってきます。本文中の具体的な「描く対象物」を見ても、「その真」と言っていることからも、「種類」がおかしいの、わかります。

問4.
そうすれば、問3で「対象そのもの」=4「実体」とリンクしていく!0.3秒で答えが出てきます。

問6.
そうすれば、問3「対象そのもの」、問4「実体」、ときて5「真」と対応していくわけです。

問3と問4と問6のリンク!

このような「全体を見わたす視点」があるから、漢文は「時間かけずに満点」なのです。一個、一個、設問を解いている、後でどこかの問6落とします。
ちなみに、
問6の要約問題の選択肢で、
類推関係…「比喩・例示・具体例」
二項対立…「対比」

の語を用いています。
これが基本的な漢文の論理(ロジック)なのです。
ふりかえって、なぜ、センターが「多項」の課題文を出したがるか?
「多項」をテキトーに組み合わせてバツの選択肢を作っていることも確認してください。

問5.
で、モンダイはコレ。難しい!赤本でも図示してくれていますが、

聖人 ――― 経   ―――     訓詁
||
真   ―   真の似    ―    真の似の似
||
描く対象 ― それをマネた絵 ―  その絵をさらにマネた絵


という対応関係なのですが、「聖人=真」という言及は、本文中に一切ない。普通なら、注釈をつけてもよいところ、それをあえて設問にする。「注釈がわりの問い」ってやつです。早稲田がよくやりますね。
「経というのは、聖人(真)の言行そのものを、かりに文字に置き換えたものだから、『真の似』だ!」
と、2を選ぶのは、チト、ムリ!
「ムリめな問題、そのかわり選択肢ラクチン」、ってパターンです。

困ったときには「消去法」

とにかくケチケチ、ケチをつけていく。
本文末、
「訓詁=似似=不尤遠乎」
と、「訓詁」は否定対象になっているのがわかる。
だから、「訓詁」を肯定している1・5はダメ。
4は「価値判断」なんか問題にしていないから、ダメ。
2・3の二者択一。ホラ、差異の問題になってきた。
3は、「訓詁」と「経」を「も」で並列させているのがマズイ。
現代文の二項対立の論理(ロジック)をここでいかせるようだといいですね。

経を捨てる/訓詁を求める…否定
 ↑
二項対立
 ↓
(    ?    )…肯定

「否定⇔肯定」の対立関係、「否定」の内容をひっくり返せば、「肯定」しているブラックボックスが埋まるでしょ?
(?)=「経を捨てない/訓詁を求めない」
と出てきます。

何度も言うように、「現代文」「古文」「漢文」って、別々に考えるべきではありませんよ。それは、塾予備校の「教える側の都合」で、別科目のようになっているだけです。
「化学」と「生物」とは試験が別ですが、「古文」と「現代文」と、試験いっしょじゃないですか?
現代文の「二項対立」なんか、キホンの「キ」、このようなところで、使わない手はありませんよ。

それでは、次回は「漢文・2007年・本試験」です。

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センター国語9割をめざして、現在、漢文をやっていますが、
ぶっちゃけ、
国語9割とれる人の答案は、
まさしくこのようなものです。
「全体が見えている!」答案。
いいね!
その視点は、古文、漢文にも通底します。
必ずセンター、9割とりましょう。
それは、この受講生と添削担当者との約束です。

常に全体を見わたして部分へ!!

フットプリンツのコンセプトをみごとに体現しています。
このような生徒さんに9割をとらせることができないとしたら、
それは、指導する者の「恥」です。


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【2009/08/09 01:39】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
センター国語徹底研究!! 其の九
〈 漢文・2009年・本試験 〉
句法の解説は、赤本でやっていますので、
設問へのアプローチを解説していきましょう。

文脈は、

・「呉の滅亡」=「秦の滅亡」
            置き換え

と、「類推思考(アナロジー)」で展開。
それにともなって、「人物」がたくさん出てくる、「多項」の展開です。
で、緻密に注釈をつけてくれていますね。
特にも、「人物関係」「文脈」を把握するうえで、「人物」の注釈は注意すること。
「注1」がそれ。なかば、文脈の要約になっています。これで、「呉」と「越」との関係は明らかです。

問1.
(1)「寧」は「寧(むし)ろ」の、「選択形」の副詞ですが、ここでは「歳」(名詞)を修飾していますから、副詞ではない。副詞は用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾します。
このように、「漢字の意味」がわからないときには、その漢字を使った熟語を連想してみる。
「国の安寧(あんねい=平和)をおびやかす」
なんて言いますが、思いつかなければ、文脈からアプローチ。
文脈=戦乱に明け暮れている=( Ⅹ )無し。
ということは、「平和な歳」がないのです。

(2)最初にも述べたとおり、漢文の「論理(ロジック)」が「類推思考」の「置き換え」であるとわかっていれば、イッパツですね!

問2.
まずは、「字」に着目。
「而」の接続、「順接」「逆接」があります。
→→→ 漢文のツボ 其の五

「以」は白文読みでけっこう活躍、返り方をしっかりおさえておきましょう。

・以 … 以+名詞+動詞 → 名詞を以て動詞す。

という返り方をする返読文字です。かえらない場合もあるから、要注意。
→→→ 漢文のツボ 其の三

でも、これらのアプローチでは解答は出てきませんね。
文脈からアプローチ。
ココで注意すべきは、

問2と問4のリンク。

です。気がつきましたか?
問2ができたら、ソッコーで問4を解く。
問2、万が一わからん?だったらいつまでも立ち止まらないで、「ハイ、次」。

常に全体をみわたして、部分へ!

というのは、こういうこと。常に設問相互のリンクを考えること。
問4を丹念に洗って正解を見つければ、問2もでてくるはずです。

・問2→問4のアプローチ
・問4→問2のアプローチ


と、常に二つの方向性をもってアプローチすべし。
問4を具体的に言っているのが、問2なのです。
ちなみに、設問は二つに分かれていますが、「書き下し文」の選択肢と「口語訳」の選択肢とがセットになっていますから、点数マルどり!けっこうオイシイ問題ですよ。

問3.
注釈がわりの設問、ってやつです。
早稲田がよくやるテですね。
(ウ)は、普通なら、注釈つけてくれるところ。
注を付けないで、設問にしています。
(ア)(イ)は文脈見れば、バレバレ、選択肢を見てください。
これらが決まれば、(ウ)も決まるでしょ。
そうすれば、「遠征」したのが「呉」だとわかりましょ?
これで、文脈がほぼ、見えるはずですよ。それなのに、その前の傍線部でひっかかっているのは、時間のムダ!
なにげに、「文脈全体」の核心部になっている設問です。ココでまちがえるようだと、文脈がまったく見えなくなってしまいます。文脈把握の糸口になっていく設問です。

問4.

・「タトヒ~トモ」は逆接仮定、「たとえ~としても」
→→→ 漢文のツボ其の九

・「疑問詞~ンヤ」は反語に決まり!
→→→ 漢文のツボ 其の七

反語は強調表現だって言ったでしょ?
問4、⑤と問2はセット、ここから問2にアプローチしてもよし。
どちらか一方を落とした!という人は、全体を見ていません。部分だけ見て解いている。「時間がかかって、点数落とす」典型的な解き方です。

問5.
ホラ!出た!
漢文は、類推思考の置き換えの論理で展開する!って言ったでしょ!
まさしく、そのイコールの対応関係を問うている。

主張したい物事 → 他の物事
       置き換え

コレを落とすわけにはいかんです。
で、

問6.
問5と同じ問題でしょ?

問5と問6のリンク。

典型的なセンターの問6ですね!!
傍線部Cの直前の「格言」いくら見たって、ダメ!
「表現としてのブラックボックス」、
それを埋めるのは「文脈全体」、すなわち、「要約」なのです。
ちなみに、古文だと、このブラックボックスが「和歌」になるのが、おわかりかな?

以上、句法は解答解説を見てください。
「解き方」に焦点をあてていきますよ。

問2→問3→問4…

と順番に上がっていってもよし、

問3→問5→問2→問6…

もあり、
いずれにせよ、「問3」がポイントになってるでしょ?
でも、「問3」楽勝!
「問2」でつっかかって、時間とられるのはムダ!ということです。
「傍線部」を見て解答、そのスタンスは間違っていない。
「傍線部だけ」を見て悩む、立ち止まる、それがイカンというのです。
「でも、できりゃ、いいじゃん」
でも、最終的には「漢文15分満点」!
この原則、忘れないようにしてください。

【おわびと今後の予定】
添削担当者、範囲を間違えました。
2009年度と2008年度の「追試験」ありませんでした。
スミマセン!
で、次は、2008年度の「本試験」を演習します。
上述したとおり、現段階で時間を切る必要はありませんが、
最短でのアプローチを常に意識することが大切です。
「模試本番だったら、こう解くゼ!」
みたいなイメージをもって、演習してくださいね。
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【2009/08/01 16:48】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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