![]() 〈 古文・2009年・本試験 〉
目指せ! センター国語9割!! ・「多項」の読解 ・「和歌」の文脈 やはり、センターの古文の典型的文脈でした。 単純な「男女の恋」、登場人物二人、という文脈はキライ! 「三人以上」の多項で展開して、人物関係をテキトーに並べかえて選択肢を作りたいのです。 【人物関係図式】 兵部卿宮(主人)←常盤(随身) ↓恋 兵衛佐(兄)-姫君(妹)←女房 と、そこに「実母」「まま母」がからみつつ展開、ハナシは単純ですが、人物関係が複雑なので、読解をすすめながら、上のようにカンタンな図式を書きましょう。どうせ後でコンガラガッタ選択肢になるんだから。 「話型」としては、『落窪物語』にそっくりですね。 「男が女にアプローチ」という文脈。 まずは「男が女に歌を詠みかける」からスタート、 とココまでは「恋物語」の話型なのですが、フツー、女は返歌を詠みます。 「スキ」「キライ」関係なし、「歌は詠みかけられたら、返歌をかえす」のが礼儀です。 そこで、センター試験は「和歌の贈答」を問う、というのが定型。 ところが、A、B、Cと、これでもか、これでもかと男が歌をたたみ掛けるというのは、フツーはありえんです。ちょっと例外的文脈。 人物が複雑なだけに、リード文、「注」を丁寧にたどるようにしてください。 反対にいえば、このテの「人物関係複雑」(多項)の文脈は、人物関係さえおさえてしまえば、設問がかなりラクになるはずです。 赤本以外の重要表現、見ておきましょう。 【重要表現】 「取りだに入れさせ給へ」 副助詞「だに」は最重要。まずは「類推の構文」しっかり機能をおさえましょう。 本文のように、「希望・意志・仮定条件・命令」が下にきたら、「最小限の条件」。 ・最小限のもの<だに>~命令。 (<せめて>最小限のもの<だけでも>~しろ。) 「さてこそあらめ」 会話文、手紙文で、相手の動作について「こそ~め(「む」已然形)」と用いられたら、適当です。 ・「こそ(相手の動作)め」…会話文、手紙文 適当・勧誘(~のがよい。~したらどうだ。) 本文はなかば慣用句、「そのままにしておくのがよい」、うっちゃっとけ、みたいな表現です。よく口語訳問われますし、東大の二次試験とか、国立の記述でききたいところ。 問1. (ア)希望、願望の終助詞は出るよ! 「ばや」「てしがな」「にしがな」「がな」「もがな」「未然形+なむ」はセットでおぼえよう。 →→→ 古文の基礎 其の七十二 (イ)最重要単語「にほひ」の訳ね。お約束です。プラス「なべてならず」の訳。「200語レベルの古文単語集」の問題ですよ。 (ウ)「思ひ寄る(心惹かれる)」の複合動詞の訳。「思ふ」尊敬→「思す」さらに敬意を強めて「思し召す」です。このテの表現、「最高敬語」とは言いませんが、それに匹敵する敬語表現。「宮さま(皇族)」ですからね。 「疑問語~ぞ」という疑問の表現。 問2. これまた基本的敬語の問題。 a.「丁寧」で2・4の二者択一。 2のc.「兵衛佐の妹への敬意」だったら謙譲でしょ。 男と女の関係で、「見る」のは男、「見られる(見られないようにする)」のは女、と決まっています。「垣間見(かいまみ)」が典型。 姫君は「見られる」対象、「動作の受け手(動作される人)」に敬意を表すのは謙譲です。 問3. ドンピシャ!出ました!和歌の修辞。 しかも、受験生がいちばん悩ましい「序詞」ツッコンできましたな。 その意気込みやよし! でも、 ビミョーだな。 一つ一つみていきましょうか。 →→→ 古文のツボ 其の三 1.和歌の比喩の問題。「男が女に恋の歌を詠みかける文脈」ですから、「花=女」じゃないとね。 2.ドンピシャ! 「うつろふ」の意味の二重性、問われるよって、そういえば「センター試験的中!!」で予言していました。「『センター試験的中!!』で的中!!」 →→→ センター試験的中!! ここでは、「宮が姫君に心を寄せるようになった」のと「花が色変わりした」のと、二重の意味が問われました。いずれにせよ「うつる」「うつろふ」は「AからBに移り変わっていくこと」です。今回はそうではないですが、とにかくよく問われるのが「心変わり(浮気)」です。 3.「序詞」は受験生がいちばんわからないところ。それをツッコム以上、明確な選択肢を与えてやらなければなりません。 「逢坂の関」は歌枕(和歌でよく詠まれる名所、掛詞になることが多い)です。 「男が女のもとにかよっていく」という前後の文脈の要請から「逢坂の関」の「逢」に「(男女が)逢ふ」を掛けています。 たまに、「同じ字じゃないですか?」って質問する生徒さんがいますな? 「字」は同じでも、名詞と動詞、品詞がちがうでしょ?「語」としては異なる。つまり、「掛詞=一箇所に異なる語をかけあわせる」という定義に合致します。 「いき通ふ跡は知らねど」という前フリがあってもなくても「掛詞」は成り立ちます。つまり、「掛詞を導き出す序詞」ではないということです。 比較してみましょうか。赤本の解説見てください。 「風吹けば沖つ白波たつた山 夜半にや君がひとり越ゆらむ」 において、「風吹けば沖つ白波」という前フリ(序)があるから、「竜田山」の「たつ」に「立つ」が掛けられる。この序詞がなかったら、「竜田山」はただの「竜田山」、掛詞にはならないでしょ?これが「掛詞を導き出す序詞」というヤツです。 また、「序詞」のわたくしの定義。 序詞=和歌全体の感動の中心と関係ない。あってもなくてもどうでもいい。ある語(句)の前フリ(序)のはたらきをしていたらば序詞と考える。 としてあります。めんどくさいでしょ? 「風吹けば…」の歌にそくして考えるなら、「夫は今ごろ一人で山越えしているのかしら…心配だわ」という妻の気持ち(感動の中心)を詠んだもの。「沖の白波、美しいわ…」と詠んだ叙景歌ではない、ということを確認してください。 で、本文にもどりますよ。 Bの歌、文脈にそくして、何を詠んだものなのか、その「感動の中心(主旨)」を考えてみて。 「通っていく道はわからないけれど、あなたに逢いに行きたいものだよ…」 という宮の気持ちを読み取らねば。 つまり、「行き通ふ跡は知らねど」はただの前フリ(序)ではない、文脈上しっかり意味をになっていることを確認。 と、解説してみればわかるとおり、「序詞であること」は容易に説明できるのですが、 「序詞ではないこと」を証明しようとすると、これだけ字数をくってしまう。つまり、結果的にそれだけの「判断」を受験生に求めているのですが、作題者はそのことに自覚的なのだろうか? 4.で、根本的な問題はココにあります。 「ふみ」で「踏み」「文」の掛詞を判断させようとするなら、 注10)「末摘花」の注釈に、「~何度も踏んで染料をしぼりとる」とか、入れてやらないとムリでしょ?そうすれば、演習量をこなした大学受験生ならば、 「大江山いくのの道の遠ければ まだふみも見ず天の橋立」 の小式部内侍の和歌をやっているはずですから、「ふみ」で「踏み/文」掛詞が出てくるはずです。 「末摘花=踏む」の注釈ナシに、「ふみ」の掛詞がマルかバツかは出てこない。 立教、上智の問題なら「末摘花」の注釈で掛詞の説明を入れてくれるはず。従来のセンター試験も入れてくれたはずなんですが…。 早稲田なら注釈をつけないかわりに、バツをバレバレにしてくれます。 作題したセンセイ!やっちゃいましたナ? これが「掛詞」かどうか、判断できない以上、上記3.の「序詞ではないことを証明」しなくてはいけません。受験生には、ム・ム・ムリ!でしょう…。 5.そのマンマ。 以上、「3・4」の選択肢の作り方がアマイ! 「序詞」を問題にすること自体、勇気がいることです。それはいい。 だったら、「受験生が正解にいたるまでにたどってくる思考」をきちんとイメージして問題を作らなくてはいけません。それが「わからない?」 トホホ… ゴホン…やってみましょう。 「センター試験は和歌が問題になる」ってわかっている受験生は、一所懸命、和歌まわり、勉強してきます。 で、「逢坂の関」が掛詞なのは、イッパツで判断する。 と、その前の「行き通ふ跡は知らねど」の部分を「序詞」かどうか問われると、 なまじ、和歌を一所懸命勉強してきた生徒さんほど、「序詞」だ、と判断したくなるはずです。 結果、「ふみ」に「文/踏み」の掛詞の根拠が何もない、コチラをバツしてしまう可能性があるのです。 センター試験のために、まじめに勉強してきた生徒さんを裏切る行為、 出題者は当然!「セップク」です。 自ら課している試験を、自ら裏切っていますよ! いつまでたっても「上から目線」で問題を作っているから、こういうことになるんです。 作題なさったセンセイには猛省をうながしたい!って、反省する機会がないんだ、これがまた…。 問4. 傍線部の一行前「常盤、幼き心地にねたくおぼえて」による。 てか、単語「ねたし」の問題じゃないスか? きくほどのことなのか? 問5. 消去法で出てきます。 問6. 消去法で出てきます。 あるいは、傍線部(ウ)の直後で選択法。 いや、意気ごみはよかったのですが、尻すぼみになってしまいました。 作題のポイントは一点、注10)の「末摘花」です。 たかだか「一つの注」でしかない、たった「踏む」の一語を入れるか、入れないか、それで問題全てのデキ、フデキが決まってしまうのですよ。 怒っても、今さらしょうがないので、 本文のポイント、解説しておきましょう。 Aの和歌見て。 和歌中、和歌近辺の「うつろふ」とか、「露」の比喩内容って、マジできかれるからね。 カクレ重要単語ですゾ! →→→ 古文 単語のツボ 其の十一 傍線部X「御簾(みす)」 注)14「妻戸(つまど)」 『常用国語便覧』など、古文の資料集出して。 「寝殿図」開いて。 「母屋(もや)」「廂(ひさし)」「妻戸(つまど)」 「蔀(しとみ)=格子」「簀子(すのこ)」 みて。 色ペンでチェックして。 いいですか。 「古文漢文、時間かけずに点かせぐ」って約束で講義を始めましたね? 古文に時間かけないためには、「話型」をおさえること。 『古文のツボ』はそれを徹底的に類型化していったものです。 今回読んでいるのは、「男が女にアプローチ」という場面です。 そこで、「空間を読む」ということをやってみましょう。 「空間」見ただけで、だいたいストーリーがわかる、という読みです。 「女の守備領域」 女…「母屋」にいる。 ↓ 「几帳(きちょう)」を立てる。 ↓ 「廂」 ↓ 内 「妻戸」「御簾」「蔀」…「家の内/外の境界」であると同時に「男女の境界」 外 ↑ 「簀子」 男…来訪 「男の侵入」 【ストーリ展開】 男は垣根から女を「垣間見」する。 男は「御簾」のスキマ、「蔀(格子)」のスキマから女を「見る」。 ↓男は歌を詠みかけてアプローチ開始。 男が夜に女のもとを訪ねていく。 女は「簀子」に「円座(わろうだ)」を出す。(アンタは外、中に入ってきちゃダメ!) ↓男は簀子から中に入ろうとする。 「妻戸」(内外を隔てる戸)を開けている場合、必ず「御簾」を垂らす。男と女は「御簾」ごしに会話、和歌の贈答、男は何とか、「御簾」より中に入ろうとする、女は何とか、それを阻止しようとする、男女の「境界」をめぐる攻防。 ↓男が中に入る。 男女関係成立。三日三晩、続けて通えば、結婚成立。 という文脈、『大和物語』とか、学校で、予備校で読んだことあるでしょ? 「男女の境界」をめぐってドラマが展開するから、必ず「境にあるもの」が登場するのです。「妻戸」「御簾」あるいは「蔀・格子」ですね。 だから、「妻戸」「簾(すだれ)」とか出てきたときに、ある程度、前後の文脈が見えてしまうのです。 なんて、高等テクニックですが、だから読解はメチャメチャ速いのです。 もちろん、「典型例」を言っているだけですからね。「決めつけ」はマズイです。あくまでケース・バイ・ケースで応用してください。 次回は「古文・2008年・本試験」です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 部活と勉強の両立で悩める全国の現役生集まれ!! キミの答えはココにある! →→→ 田中十督先生の「猛ダッシュ!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 大学受験の数学で悩める者は 学ちゃんに訊け!! 添削担当者が知るかぎり、最高の数学講師!! 佐藤学の数学はコチラ→→→数学専門塾「スタッフ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ![]() 『センター英語のワナ』 いよいよセンター英語発売!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ![]() 『ここからがわからない』 入試基礎 古文・漢文40題 添削担当者、監修済み! 旺文社『ここからがわからない 古文・漢文』 「O-sys」(オーシス)という、旺文社独自の教育システムで解説付き。 好評発売中!! 続いて『小論文』も監修予定! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「2 ウェイ メソッド 現代文/小論文」テキスト ![]() 東京大学合格レベルの答案!!! フットプリンツ卒業生 センター国語100点→176点 の「全足跡」!! 惜しくも東大理科二類、二次で逃してしまいましたが、 国立大学医学部に進学! しっかり考えて、しっかり点にする、 「重厚な知性」の典型的な答案です。 添削担当者、涙せずにこの答案を見ることはできません!! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 知性に二種類あり! スパッと切り込んでいく「ナイフ的知性」 と、 どっしり構えてしっかり考え抜く「ナタ的知性」 です。 前者の典型例が、早慶上智(法)合格、グランドスラム達成の生徒さん。 後者の典型例が、この東大めざしてともに戦いぬいた生徒さん。 人の「知性」はさまざま、 それぞれに「輝き」をはなっている…。 答案をクリックして、拡大してみてください。 この生徒さんの答案もレベルアップしていきますが、 添削担当者の添削も、それにつれてレベルアップしています。 「ともに戦う」というのは、こういうこと。 「答案用紙は常に戦いの現場である!!」 添削担当者が答案を鍛え、 答案が添削担当者を鍛える。 そこに「妥協」や「馴れ合い」は存在しない、 ただ「信頼」があるのみなのです。 受講生 一人一人に目がとどく!! 受講生限定=50名 受講生を限定、プロの講師が少数精鋭で徹底的に添削をしていきます。 現代文・古文・漢文・小論文 オール・イン・ワン! 会員にかぎり、古文、漢文、すべてフットプリンツが請け負います。 現代文/小論文の 相互補完的実力養成 「2-way method 現代文/小論文」 フットプリンツからの「お知らせ」 ※10月から、添削費用の料金体系を改定します。 それ以前に入会した会員は、入会時の料金体系のまま受講できます。 当会で添削を受けられる方、お早めにお申込みくださいませ。 ※高一、高二生あつまれ! 早めのスタートが難関大学合格の秘訣! 小論文を受験直前にやるぐらいなら、最初にやるべし! 小論文は、最良の現代文演習だからです。 今から受講を開始する高一、高二生は入会金無料!! みなさま、さらなる応援、 m(_ _)m よろしくお願いいたします!m(_ _)m 人気blogランキング ただいま30位 ↓ ↓ ↓ ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
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![]() 〈 漢文・2006年・追試験 〉
目指せ! センター国語9割!! 問1. どうも、「白黒」のハッキリした作題ですな。急いで作ってしまったかな? (a) 「援」は、手元の辞書によると、「ひいてたすける意」とあるので、その差異をつっこんでもしょうがない。おくりがなをみると「ひく」「たすく」両方読めますからね。すると、消去法で「一つだけ意味が異なるものを選べ」と設問を読みかえるしかないかな。 (b) 「狭量」とは、人間の器「度量」ですからね。バレバレ。 (c) 「君子」との対比で考えると「通常の人」とも読めるし、本文初頭、昔人の言に無反省に従う人は「通念の人」とも読めますからね。困ったな。一応、本文注釈に「士大夫=知識人」とあり、その典型例としての「蔡」なのでしょうが…、で、わざわざ設問にしてどうよ、みたいな。旧来の設問パターンを踏襲した、「問題のための問題」みたいな。「受験生の実力をはかる」という目的、見失っていないかな? 以上、なぜ、このようなことになるのか?「バツ」の選択肢づくりに時間をかけないと、このような安易な問題になってしまうようです。 問2. 文脈はずっと同じ内容の繰り返し、「金太郎アメ」みたいに、どこから切り取ってきても読めるはず。 (ア) 本文初頭、「借書=痴」ゆえに「奇書を秘す」という文脈だから、「かさない」のです。 (イ)(ウ) 問6で5を選べれば、「貸し借りの否定」の否定、とわかりますね。「かす」「かりる」イッパツ、でてくるじゃないですか? 問2と問6のリンク。 問3. 返り点つき、おくりがななし、は最近の主流。 返読文字は重要!って、口をすっぱくしていっているの、なぜだかわかりますな?「与」の返読文字に気がついたかな? 「与」は本当に問われる多義字。 返り点がついているから返読文字「と」、動詞「くみす」「あたふ」とね。 「与ふ」なら授与動詞、「与ふ+補語+目的語」で、「補語ニ目的語ヲ与フ」とよむ。 もし、このテの設問で返り点がなかったら、なんて読む? 副詞「ともに」です。副詞はゼッタイ返り点がつきませんからね。 →→→ 漢文のツボ 其の九 「共」の字だけ洗ったって、正解がでてきます。カンタン。 直後で「何ぞ独り~」の反語の反対、って考えてもいいだろうし。 ちなみに、再読文字「当」(当然)の問題でしょ?すると必ず「~のがよい」(適当)みたいな選択肢、入れてきます。それは「宜」ですよ。 いずれ、「べし系」の再読文字は読めるように、きちんと訳せるようにね。 さらにちなみに、「当」「応」はともに「まさに~べし」で実際の文脈では、ほとんど意味は同じじゃないかな。強い推量「きっと~だろう」、当然「当然~するべきだ」、どっちも使われます。 問4. 返読文字「所」の問題。「所」は下から返って名詞句を作ります。ここでは「好む所」という名詞句。直前の単純ないいかえです。 「仮而不帰者」の絶対的否定=君子不奪人所好」 バレバレです。 問5. てか、問4の必然的帰結じゃないですか? 問4.2「君子は人が好んでいるものを奪わない。」 だったら、傍線部 「人の物をかりて、返さないやつ」は君子にいるわけない! という文脈。「いるわけがない」意味を作れる表現は、反語しかないでしょ! 「豈に~んや」のお約束の反語でした。 それにしても、「反語」と「使役」、センターの王様ですのう。 問4と問5のリンク。 問6. 直後の「因りて」以下の内容です。 本文が「かし・かり」についていっているわけだから、それを言わないでどうする? バレバレすぎです。 以上、問1だけワケわからん、その他バレバレ、と、なんか白黒ハッキリしすぎ、大味な作題でした。 それでは、次回からは、古文、やっていきましょう。 また、ドンピシャ!当たるカモ。 次回は「古文・2009年・本試験」です。 ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
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