大学入試の国語・小論文
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第十一回 小論文

danpei
優秀答案小論文第十一回02優秀答案小論文第十一回01
joe

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前回に引き続き、「第三項」がテーマ。
現代文の読解でもハードなのに、
この生徒さん、論述で「第三項」の枠組みを演習しています。
論じたいは破綻(はたん)していますが、
それでいい。
「ノーミソに汗する」ことが目的だから。

フットプリンツの「しり上がり」のカリキュラム、
前半はバレバレの二項対立を演習し、
後半からは
「第三項」
「媒介項」
「階層構造(ヒエラルキー)」
のロジックを演習していきます。
ぶっちゃけ、ハードです。
まして、小論文で論述するのは受験のレベルを超えているでしょう。

二項対立を超えて!

そのようなハードな演習が「今日的に」必要な理由、
後日、また述べていきます。

チームキムタツ関東支部の懇親会に参加するので、
本日はここまで。

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【2010/06/20 16:26】 | 優秀答案の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0)
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フットプリンツの優秀答案の紹介
第十一回 現代文

danpei
優秀答案現代文第十一回02優秀答案現代文第十一回01joe

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フットプリンツの受講生、
手前味噌ですが、すばらしいですね。
おそらく、全国でもトップクラスの「美しい答案」です。
学校の先生、塾予備校の先生にこの答案を見せたら、
やはり、同じ感想をもらすと思います。

できる生徒の答案は美しい!!

合格率がどうの、
偏差値がこうの、
という問題以前に、「答案そのものが美しい」
添削担当者(谷村)の至福の瞬間ですね。

「やらされてる勉強系」の塾予備校さんの現代文の授業って、
アホか、と思うぐらい「二項対立」ばかり読んでいるじゃないですか?
「西欧 対 日本」
みたいな。

この生徒さん、「二項対立」の向こう側、
「第三項」にガチンコで勝負しています。
ムズカシイ…
でも、難関大学、
慶応の小論文、早稲田の評論文をクリアするためには、
どうしても必要なチカラなのです。

「第三項」とは、
「二項対立の問題のように思われているが、本質的問題は第三項にあり!」

という展開をしていきます。

図式化してみるとよくわかりますよ。
「二項対立」は
「A⇔B」
しかない。

それに対して、「第三項」が立つと、
「A⇔C」
「B⇔C」
「AB⇔C」
と、
複雑な展開をしていきます。
つまり、アタマの中に「三項」の枠組みがないと、読解はムリ!
ただの「お客様」になって試験会場を後にすることになります。
でも、早稲田をはじめ、難関大学って、単純な「二項対立」がキライ、
センター試験もそうですね。
それなのに、塾予備校で「二項対立」ばかり演習するのはなぜか?
答えは、
「わかったつもり」にさせやすいから。
「目からウロコ~!」って、生徒に言わせることができるから。
これが、受験産業の現状じゃないですか?

バレバレの「二項対立」を出すような大学を受験するなら、
それでいいでしょう。
「二項対立」ばかり演習して、「難関大学合格!」って、
それは、なんか、ちがうでしょ?

で、
じゃ、「二項対立」の向こう側、「第三項」の枠組みをアタマの中に作るにはどうすればいいんんだ!
自分で「三項」を要約してみればいいじゃないですか?
さらには、
自分で「三項」の枠組みで論述してみればいいじゃないですか?
ウンウン、
ノーミソに汗する、失敗する、
でも、
アタマの中にはしっかり「三項」の枠組みが残っていく。
そうすれば、
現代文だろうが、小論文の課題文だろうが、
万が一、「二項対立」が出題された場合、
おそらく、「ヘソで茶をわかす」、
つまり、「時間かけずに点かせぐ」、必勝パターンに入っていきます。
まわりの受験生とは「本質的」レベルがちがうのです。

この生徒さんの圧巻は、
「要約」の段階でしっかり「第三項」をおさえている点です。
その「結果として」、
ほぼ、満点とっている。
「早稲田合格!」ってうたって、「二項対立」ばかり演習されても…ね?
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【2010/06/19 18:34】 | 優秀答案の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座『古典文法入門篇』 其の十八
<助動詞「むず」>
以前の記事、練習問題つきで書いております。以下を参照。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十一
「助動詞」 〈むず〉


助動詞「むず」だからといって、特別な意味はありません。助動詞「む」とまったく同じです。カンタン!
でも、「出る」

助動詞「むず」=品詞分解が問われる!

キモに銘じましょう。
「わかっちゃいるけど、ひっかかる」
ってやつです。
一回ひっかかってみれば、次からひっかからないでしょう。
文法問題で超頻出。
解釈系の問題で選択肢の消去ネタにもよくなります。
「むず」「むずる」「むずれ」
と傍線部の一部にあって解釈問題、
「~ない」「思わず~」
とか訳しているのはバツ、というもの。
打消し「ず」、
受身・尊敬・自発・可能「る」、
完了「り」、

ひっかけるのがお約束ですね。
なんのことはない、助動詞の接続、活用の問題なのですが、
「どうせ問題にならないし…」
みたいにナメてる受験生、イッパツでひっかかります。
助動詞の接続、活用なんて、「直接」問われることはありませんよ。
でも、結局、このような形で問題になっていく。
だから、最初に
「助動詞の接続、活用しっかりやってから先に進むように!」と言ってきたのです。
結局、こういうバレバレの問題で点数を落としてしまうからなのです。

何度もいいますが、難関大学を受験しようという方、
「バレ問題」で、たかだか1点、2点落とす、
それが「死」を意味することは、もうおわかりですかな?
「合格者がゼッタイ点かせぐ問題で自分が点落としたら、合格者が点かせげないところで取り返さなくてはいけない」
「それはムリ!」
その典型的な問題ですよ。

で、
古文漢文、同一のものとしてとらえるべし!
って言ってきましたね。
「むず」って、漢文の白文読みの王様、「再読文字」にも登場するでしょ?

漢文の再読文字=古文の呼応の副詞

という感覚、わかるかね。
一回目は副詞、二回目は助動詞で読んで「再読」しているのです。
再読文字については、以下を参照のこと。
↓ ↓ ↓
漢文のツボ 其の四
〈 再読文字 〉


将・且=まさに~(ント)す

「まさに~す」
って覚えてる受験生のナント多いことか!
特にも国立二次で漢文ある受験生、
どう返ってくるのか、「返り方」までおさえとかないと、点数逃がしますよ。
「まさに~んとす」
とまさにおさえるべし!

ホラ!
その「んとす」が助動詞「むず」だっちゅうの。

「む(助動詞)」「と(格助詞)」「す(サ変動詞)」
     ↓
「むず(助動詞)」

つまり、「将」「且」の再読は、
一回目、「まさに」と副詞で読み、
二回目、「んとす(むず)」と助動詞で読んでいる、
で、
「今にも~しようとする、しそうだ」
と、近接の未来を表現していく。

ところで、
「漢文なんか関係ねいや」「どうでもいいや」
って思っている受験生、いますな?
受験に「漢文」がない受験生なら、それでよし。
で、
キミはセンター試験受験しないかな?
センターで「おさえ」キメちゃおう、って思っていないかな?
センター国語対策は過去の記事で述べてきたとおりです。
古文漢文、いっしょにやっちゃえば、
最短時間、最小労力で「100/200点」かせげる。
それなのに、それもやらないで
「センター評論対策」とか、
さらに悲劇的なのは、
「センター小説対策」とか、
予備校の夏期講習で「とらされて」いませんか?
トホホなぐらいに優先順位をまちがえています。
「ズボンの上からパンツはいて、町を歩いている」ですよ。
フットプリンツのホムペに図解してあります。
↓ ↓ ↓
「2‐ウェイ メソッド 現代文/小論文」


大学受験というのは、一年間(実はあと半年しかない!)という限られた時間内での勝負。
「あれも、これも、やらなくっちゃ」
は、時間とお金と労力のムダづかい、
一生受験勉強を続けるパターンです。
優先順位を決めて、効率的に演習することが合格の最短最速の合格ライン。
そのために作ったのが、
「現代文/小論文 同時並行演習」の講座。
で、
それ以前に、「漢文」なんて、「古文」といっしょにやっちゃいなさいよ、ということでした。
「難関大学」に「一年(半年しかないけど)」で合格したいならね。
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【2010/06/14 17:50】 | 古典文法入門 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座『古典文法入門篇』 其の十七
<助動詞「む」>
基本的な意味は、以下を参照。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の四十九
「助動詞」 〈「む」の基本的な意味


助動詞「む」は、解釈が問われる助動詞です。
他の語と複合して多様な意味を表現していきます。
重要表現の素材となる助動詞ですね。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十
「助動詞」 〈「む」のいろいろな意味〉


・こそ~め。

・連用形+てむ・なむ

・連用形+てむや・なむや


自由に訳せるようになるといいですね。
そのためには、かなりの演習量、読解量が必要です。
助動詞「む」で、いちばんヤッカイだし、解釈系で問われるのが、
呼応(陳述)の副詞「いかで」の表現です。

・いかで~む(連体形)

 いかでか~

 いかでかは~
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の七十三
「副詞」 〈呼応(陳述)の副詞〉


「む」の意味が、意志なのか、推量なのかで呼応の仕方が変わります。
傍線部口語訳の王様。
なぜ難しいかというと、結局は文脈の把握が問われていくからです。

ちなみに、漢文の

・安(いづく)ンゾ~ンヤ。

・豈(あ)ニ~ンヤ。


などの反語にも共通して言えることなのですが、
「疑問」と「反語」の表現は、現代語、古文、漢文、と、
ほとんど同じ表現です。
大学受験生がいちばん悩ましいところでしょ?
共通して言えることは、「原因の疑問」って、反語で使われる傾向があるということです。
古文「いかで」しかり、漢文「安ンゾ・豈ニ」しかり、
「なぜ?」「どうして?」と、原因理由を問う疑問語です。
疑問と反語を分ける根拠は文脈、常識にあります。

・文脈、常識にてらしあわせて、答えがわからない…だったら疑問。
「どうして~だろう?」

・文脈、常識で、答えがわかりきっている…だったら反語。
「どうして~だろうか、いや~ない」


現代語でも、
「さっきからお母さん、言ってるのに、どうしてわからないの!」
って、
スーパーなどでお子さんを叱っているお母さん、いらっしゃいますね。
「さっきから言っている」
ということは、答えはわかりきっているのに「どうして」と原因の疑問語を用いている、
つまり、「反語」で用いているのです。
ちなみに、「反語」は「強調表現」です。
「どうしてわからないの、いや、わかって当然だ!」
ということを、お母さんは言っているわけです。
で、
「反語」は強調表現だって言いましたね?
だから、
漢文で
「おはなし→教訓」
といった文脈で、
いちばんオイシイ、筆者が言いたいところ、
つまり、最後の「教訓」「結論部」で「反語」が出てくる、
白文などになって、設問になる、って寸法です。
センター漢文、ためしに見てみてくださいね。
漢文で、「反語」の表現、

・疑問語~ン(ヤ)。

で使われる。文末が「ン」「ンヤ」になる傾向がある。
その「ン」が今日のテーマ、助動詞「む」なのです。
古文漢文、いっしょにやった方が効率的だよ、って言った意味、
わかりますな?
↓ ↓ ↓
漢文のツボ 其の七
〈 疑問・反語形 〉

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【2010/06/03 06:02】 | 古典文法入門 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座『古典文法入門篇』 其の十六
<助動詞「ず・じ」>
過去の記事、余すところなく書いております。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の四十八
「助動詞」 〈ず・じ〉


「ず」は活用しっかり!
意味は「~ない」と訳すだけ。

「じ」は活用変化なし、よって活用を覚える必要なし。
副詞「よも」との呼応に注意して!
「よも~打消」ではありません。

「よも~じ(打消推量)」

です。
さらに強めて
「よも~まじ(打消推量)」
もありかな。
某有名講師の古文単語集、
10年ぐらい前から、出版社に訂正するように言っているのですが、
いまだに「よも~打消」って、書いてありますな?
青山、学習院など、虫食いだしますから、
自分で訂正しておきましょう。

「打消」は呼応(陳述)の副詞とセットになりやすいので、
しっかり確認しておきましょう。
私大なら虫食い、国立二次なら記述問題になるところです。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の七十三
「副詞」 〈呼応(陳述)の副詞〉

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【2010/06/01 09:52】 | 古典文法入門 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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