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大学入試直前講座 『古文のツボ』 其の七
「和歌ってわかんない 7」 〈和歌評価〉 

今回のテーマは和歌の評価です。和歌をめぐるコミュニケーションには以下のパターンが考えられます。

 

・「贈答歌」・・・歌を詠みかけられたら必ず返歌でこたえる。和歌は二つでワンセット、という展開。

・「連歌」・・・上の句(五七五)を詠みかけられたら相手は下の句(七七)をつけなければならない。その反対、下の句(七七)を詠みかけられたら相手は上の句(五七五)をつけなければならない、もあり。

・「題詠」・・・何か題を与えられて、それについて和歌を詠む。だいたい目上の者が「○○を題にて歌つかうまつれ」→目下の者が和歌を詠む、といった展開。題が掛詞になる場合が多い。

 

いずれにせよ、和歌をめぐるコミュニケーションにおいて、和歌が評価される条件は以下の二点です。

 

1、すぐに詠む。

2、与えられた題、おかれた状況を巧みに歌に詠みこむ。

 

で、先にも見てきたとおり、和歌が評価されると「かづく(四段・下二段)」、愛するものが帰ってくる、といった展開をみせるわけですね。和歌が評価される文脈をよく注意してみてください。「やがて」「ほどなく」「~するより、」(すべて「すぐに」の意)といった表現がだいたいあるはずです。贈答歌なら相手の和歌を、連歌なら相手の上(下)の句を、題詠なら題をふまえているはずです。もし掛詞が問われたなら、まっ先にこれらをさぐってみるべきです。で、さらにレベルをあげますよ。これら二点を一語にまとめれば「当意即妙」です。

 

和歌評価=当意即妙(すばやく機転をきかせて、その場にうまく対応すること)

 

とおさえましょう。受験生の多くが気づいていないし、またそれについて指摘している参考書もあまりありません。が、実はよく出題されています。しかも配点が高い。ほとんどの受験生は何がきかれているかもわからずボンヤリ解答していますね。「なぜ帝にほめられたのか」「なぜ罪が許されたのか」「なぜほうびをもらったのか」「なぜ男は帰ってきたのか」、バリエーションはさまざまでしょうが、「メデタシ、メデタシ」になった理由が問われているのです。和歌をめぐる文脈である以上、必ず「和歌」について述べている選択肢を選ばなければなりません。上記の二点が書いてあるか、あるいは選択肢の中にまんま「当意即妙」とあります。国立大学受験者など、記述解答の場合は、上記の二点を文脈に即して書いてもよし、あるいはどんなに字数が長かろうが、「当意即妙」の一語を入れて解答文を書けば、満点をもらえるでしょう。頻出して配点が高く、おさえるべき点は一点「当意即妙」…オイシすぎると思いませんか?まもなくセンター試験ですが、出るといいですね。

ちなみに、「臨機応変」と間違える人がいます。「臨機」はよいとして、「応変」はまずいだろうと思います。

   世の中はすむとにごるで大違い

     ハケに毛がありハゲに毛がなし

「変」な歌もあるでしょうが…。
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谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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