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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十三
「助動詞」 〈最重要「まし」 2〉

前回、反実仮想から現実を読みとる練習をしましたね。それでは、さらに反実仮想のいろいろな表現を見ておきましょう。

 

【「まし」反実仮想 2】★★★★★

普通は「未然形+ば(接続助詞)」で仮定条件句をつくりますが、形容詞、形容詞型活用助動詞「べし」「まじ」、打消「ず」などは「連用形+は(係助詞)」で仮定条件を表現します。仮定条件については後でまた詳述します。

 

(仮定条件)

形容詞本活用連用形+は 

打消助動詞「ず」連用形+は

                      ~まし   = 反実仮想

 

仮定条件句をともなった「まし」は、何だろうが反実仮想。反実仮想の表現は、

仮定条件句 ~ まし = 反実仮想(~したなら、~しただろうに)

とおさえましょう。じゃないと応用がききませんよ。例文を見ましょう。

 

例 鴬(うぐいす)の谷より出づる声なくは春来ることを誰か知らまし

   (うぐいすが谷から出てきて鳴く声がなかったら春がくることを誰がわかるだろうか、

                                       いや誰もわからないだろうに

  現実→(うぐいすが谷から出て来て鳴く声があるので、春が来たことを誰もがわかる。)

 

※ク活用形容詞「無し」本活用連用形「無く」+係助詞「は」で仮定条件、よって「まし」は反実仮想、訳す時には必ず現実を出すクセをつけてください。

ちなみに、「誰(たれ)か」と反語になっているので、口語訳、現実の読み取りがちょっと難解ですね。だからこそ「場数」をふまなくてはいけません。一回やったからOK!とはいきませんよ。いろいろな文脈で和歌を読み込んでいく、早稲田大学などの難関大学を目指す人、センター試験8割をねらう人は肝に銘じてください。

反実仮想は和歌で多用されるのでしたね。上記のような和歌があった場合、「春告鳥(はるつげどり)」としてのウグイスをほめたたえている歌だと大意をおさえてほしいものです。ソコがつっこまれますよ。

 

例 帝の使者として派遣された永実(ながざね)さん、ベテランの女官に連歌をいどみかけられて、みごとに詠んでみせる。そこでご主人さまの帝が発したおことば。

「永実ならずは我が恥ならまし

(つかわしたのが永実でなかったなら、私の恥になっただろうに

  現実→(つかわしたのが永実だったので、私の恥にならずにすんだ)

 

※打消助動詞「ず」連用形「ず」+係助詞「は」で仮定条件、よって「まし」は反実仮想、必ず現実を出してください。

上記の例なら、「和歌を詠め!→すぐに、その場の状況にあわせて巧みに和歌を詠む→幸せ(帝からおほめのおことばをいただく)」といった文脈を読み取ってほしいのです。『古文のツボ』で展開し、センター試験で的中させましたよ。

 

以上、反実仮想について、かなりくわしく見てきました。なぜ、反実仮想が重要なのかわかりましたか?和歌もふくめて文脈の山場、核心部で用いられる決定的な表現だからです。設問になるし、配点も高い、ただし、意味の丸暗記じゃ使い物にならないということです。あせる必要はありません。夏あたりからガンガン演習量をかせいでいきましょう。
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【2007/05/29 09:44】 | 古文の基礎 41-60 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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