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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十六
「助動詞」 〈まほし・たし〉

希望・願望の表現は助動詞、助詞にかかわらず、本当によく出ますね。「まほし」「たし」ともに形容詞と活用はまったく同じ(ただし命令形はなし)。

「まほし」は未然形接続で、平安時代に使われ、「たし」は連用形接続で、中世から使われました。使われた時代がちがうんですね。

 

【「まほし」「たし」の意味】★

・自己の希望  ~したい

・他に対する希望  ~してほしい

 

例 いかなる人なりけん、尋ね聞かまほし

  (どのような人であったのだろうか、尋ねて聞きたい。)

※四段動詞「聞く」未然形「聞か」に接続。

例 花といはば、かくこそ匂はまほしけれ

  (花というならば、このように匂ってほしい。)

   ※四段動詞「匂ふ」未然形「匂は」に接続。

 

例 父のおはしまさん所へぞ参りたき

  (父がいらっしゃる所へ参上したい。)

   ※四段動詞「参る」連用形「参り」に接続。

例 家にありたき木は松、桜。

  (家にあってほしい木は松と桜だ。)

   ※ラ変動詞「あり」連用形「あり」に接続。

 

以上、短文だけでは何とも言えませんが、「自己の希望」なのか、「他に対する希望」なのか、文脈をよく見て訳し分けてください。そのためにもガンガン演習量をかせがないと、ですね。

ちなみに、「まほし」は形容詞シク活用型です。シク活用形容詞すべてに言えることですが、過去の助動詞「けり」と間違えないようにしてください。上記の例文なら、係助詞「こそ」を受けて、已然形「まほしけれ」で一語です。「まほし」と「けれ」を分けてはいけません。って、接続を考えればわかりますね?たま~に品詞分解の問題になります。

一応、復習しておきましょうか?形容詞型の助動詞って、あつかいは形容詞と同じです(「ごとし」はのぞく)。形容詞、下に助動詞がくるときは補助活用を使うんでしたね。だから、もし、助動詞「けり」に接続するなら、補助活用連用形で接続し、「こそ~まほしかりけれ」となるはずです。

希望の表現は記述の王様、配点が高いですよ。点差をひろげるチャンス!


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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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