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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十七
「助動詞」 〈つ・ぬ〉

完了・強意の助動詞「つ」「ぬ」、何も難しくないです。あえて違いをいえば、「つ」は意志的な動作に用いられ、「ぬ」は自発的、自然発生的な動作に用いられます。

「つ」は下二段型、「ぬ」はナ変型、ていうか、ナ変とまったく同じです。

「つ」の未然形・連用形「て」、それと「ぬ」の連用形は接続パターンが決まっていますから覚えてしまいましょうか。

 

【「つ」の未然形・連用形「て」の接続パターン】

てむ  …「つ」未然形+推量の助動詞「む」

てけむ …「つ」連用形+過去推量の助動詞「けむ」

てき  …「つ」連用形+過去の助動詞「き」

てけり …「つ」連用形+過去の助動詞「けり」

てば  …「つ」未然形+接続助詞「ば」 仮定条件句を作る。

てまし …「つ」未然形+推量の助動詞「まし」

※「てむ・てけむ・てき・てけり・てば・てまし」なんて覚えてしまいましょう。接続パターンはこれだけ。「て」の識別でたまに聞かれますね。

 

【「ぬ」の連用形「に」の接続パターン】

にき  …「に」+過去の助動詞「き」

にけり …「に」+過去の助動詞「けり」

にけむ …「に」+過去推量の助動詞「けむ」

※「にき・にけり・にけむ」なんて覚えてしまいましょう。文法問題で超頻出、今年のセンター試験でも出した、「に」の識別でよく顔を出します。

「に」の識別は本当に難しい。でも難しいのは断定の助動詞「なり」と格助詞「に」「にて」です。完了の「に」なんか、ヘソで茶をわかしてくださいね。

と、いいつつも、早稲田大学レベルになるとソコをひっかけてきますから、難関大学を受験する人は接続、文脈等、よくよく注意してください。ウソだと思ったら『大学入試直前講座 『古文のドツボ』 其の一』を見てみましょう。

 

練習 次の傍線部の文法的説明として正しいものをそれぞれ選びなさい。

 ・秋風の吹きし日より音羽山(おとはやま)峰のこずゑも色づきけり

   イ 断定の助動詞「なり」   ロ 完了の助動詞「ぬ」

   ハ 格助詞「に」        ニ 接続助詞「に」

 

解答 前=ロ 後=ロ

口語訳 秋風が吹いた日から音羽山では峰の梢(こずえ)も紅葉したことだなあ。

解説 「にき」「にけり」の「に」は完了、とはいえ、下にくる語が活用語なら活用しますからね。「にし」の「し」は過去の「き」の連体形です。

 

練習 次の和歌の口語訳としてふさわしいものを選べ。

 ・梅が香(か)を袖に移してとどめてば春は過ぐとも形見ならまし

  イ 梅の香りを袖に移してとどめたので、春が過ぎ去っても思い出の種となるだろうに

  ロ 梅の香りを袖に移してとどめたので、春が過ぎ去っても思い出の種となってほしい

  ハ 梅の香りを袖に移してとどめたなら、春が過ぎ去っても思い出の種となってほしい

  ニ 梅の香りを袖に移してとどめたなら、春が過ぎ去っても思い出の種となるだろうに

 

解答 ニ

解説 「つ」の未然形+接続助詞「ば」、「未然形+ば」は仮定条件、仮定条件句をともなった「まし」はすべて反実仮想でしたね。反実仮想は詠嘆的表現だから和歌でよく使われるって言いましたね。ほらね、って問題です。忘れた人は『古文の基礎 其の五十二』参照のこと。





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【2007/06/02 16:35】 | 古文の基礎 41-60 | トラックバック(1) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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