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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十八
「助詞」 〈「未然形+ば」以外の仮定条件〉

「未然形+ば(接続助詞)」で仮定条件。それにちなんで、仮定条件をまとめておきましょう。仮定条件は反実仮想「まし」や最小限の条件「だに」など、いろいろな重要な構文にからみますから、どんな形でも仮定条件(~ならば)を取れるようにしておかなくてはいけません。

また、仮定条件単独でも、びっくりするぐらい問題になっています。五者択一、仮定条件を訳しているのは二つ、あとは文脈から正解肢を選ぶというパターンです。選択肢を消す小ネタとして使えるようにしておきましょう。

 

【仮定条件】★★★


1 活用語の未然形+「(接続助詞)」

=仮定条件(~ならば・~としたら


2 形容詞、形容詞型活用の助動詞(べし・まじ・まほし・たし)

 の本活用連用形(無く・べく・まほしく・たく)+「(係助詞)」

=  〃  (    〃     )


3 打消の助動詞「ず」連用形「+「(係助詞)」

=  〃  (    〃     )

 

※形容詞、形容詞型活用の本活用未然形、「無く」「べく」「まじく」「まほしく」「たく」、打消「ず」の未然形「ず」を認めるか認めないかというのは、この仮定条件の説明の仕方によります。

・未然形+「は(接続助詞「ば」のにごらないかたち)=仮定条件

と説明している辞書、参考書もあります。私は「連用形+係助詞」で説明していきますが、みなさんが悩む必要はありませんよ。とにかく仮定条件が訳せればそれでOKです。

 

例1 狂人のまねとて大路を走らば、すなはち狂人なり。

(狂人の真似だといって大通りを走ったならば、とりもなおさず狂人である)

※「未然形+ば(接続助詞)」と、スタンダードな仮定条件。

 

例2 鴬(うぐいす)の谷より出づる声なくは春来ることを誰か知らまし

(うぐいすが谷から出てきて鳴く声がなかったら、春がくることを誰がわかるだろうか、いや誰もわからないだろうに)

※形容詞「無し」本活用連用形「無く」+「は(係助詞)」で仮定条件。何だろうが仮定条件をともなった「まし」は反実仮想でしたね。反実仮想が、さらに反語になっているのでちょっとややこしい。

【反実仮想】→大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十三


例2 ゆく蛍(ほたる)雲の上まで往ぬべくは秋風吹くと雁(かり)に告げこせ

(行く蛍よ、雲の上まで飛んで行くことができるなら、こちらでは秋風が吹いていると雁に告げてくれ。)

※形容詞型活用の助動詞「べし」本活用連用形「べく」+「は(係助詞)」で仮定条件。「べし」は、ここでは可能。「こせ」は上代のあつらえ(~してほしい)の表現。

 

例2 屋島へ帰りたくは、三種の神器(じんぎ)を都へ返し入れ奉れ。

(屋島へ帰りたいなら、三種の神器を都へお返し申しあげろ。)

※形容詞型活用の助動詞「たし」本活用連用形「たく」+「は(係助詞)」で仮定条件。

 

例2 かやすき程こそ、すかまほしくは、いとよくすきぬべき世に侍りけれ。

(気軽な身分の者は、浮気がしたいなら、いくらでも浮気ができるにちがいない世なのでございました。)

※形容詞型活用の助動詞「まほし」本活用連用形「まほしく」+「は(係助詞)」で仮定条件。

 

例3 女あるじにかはらけ取らせよ。さらずは飲まじ。

(女主人に杯を与えて酒を飲ませなさい。そうでなかったら私も飲むまい。)

※助動詞「ず」連用形「ず」+「は(係助詞)」で仮定条件。

 

以上、特に「2」と「3」は、選択肢を消すネタでよく使えますよ。
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【2007/06/14 19:19】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(1) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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