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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十九
「助詞」 〈副助詞「だに」「すら」「さへ」 1〉

ほんとうに最後の一山、副助詞です。

副助詞は「だに」「すら」「さへ」をしっかりおさえればOKです。どれもこれもよく出るし、出ると配点が高い、オイシイところです。

 

【副助詞「だに」「すら」…類推】★★★★★

類推の構文

<程度の軽いもの>だにすら)~、まして<程度の重いもの>~。

=<程度の軽いもの>でさえ~、

ましてや<程度の重いもの>はなおさらだ

 

※「まして」以下はよく省略されます。省略されても「程度の重いもの」を自然に類推できるので「類推」です。類推の構文をとるときは、「だに(すら)」の下の「~」という点で「程度の軽いもの」はなんなのか、「程度の重いもの」はなんなのか、確認するのがミソです。

類推の副助詞は「すら」(上代)→「だに」(平安)→「さへ」(中世)と時代によって使われる副助詞が変わっていきます。だからメンドクサイ。現在、われわれが古文の類推表現や漢文の抑揚表現を「~さえ」と訳しているのは中世のなごりなんですね。

出題パターンは、

1 単純な口語訳。

2 「だに」とあって、「まして」虫食い、あるいはその反対、「まして」があって「だに」虫食い。

3 「まして」以下の省略、その類推内容を答えさせる。

と、多様に問題を作れます。だから、出るんですね。

特にも、類推というのは一種の強調表現ですから、文脈のクライマックス、本文のおしまいの方、いちばんオイシイところで用いられたりします。出題者としては、どうしても問題にしたいところなんです。特にも上記の「3」、配点が高いですよ。ということは点差をつけるチャンス!

 

例 いづれの人と名をだに知らず。

(どこの人か名前さえ知らない。)

※人物を知らないという点で「名」はまだ表面的で程度の軽いもの。人物を知らないという点で程度が重いのは性格や人柄でしょう。以下に程度の重いもの、

まして人柄を知らないのはなおさらだ

という内容が類推できます。

 

例 聖(ひじり)などすら前(さき)の世のこと夢に見るはいと難(かた)かんなるを、

(聖などでさえ前世のことを夢に見るのはたいそう難しいそうだが、)

※「聖」は、徳の高い僧侶です。さんざん仏道修行をした「聖」は仏道のプロ、いかにも前世の事を夢に見ることができそうな人ですね。

前世の事を夢に見るのが難しいという点に関しては、「聖」は程度が軽いもの(あまり難しくない人)といえますね。前世など夢に見ることができない点で程度が重いのは、修行などしていない一般の人間。以下に程度の重いもの、

まして普通の人が前世を夢に見るのが難しいのはなおさらだ

という内容が類推できます。

 

以上、「まして」以下の類推内容、立教大学がよく出していますが、まあ、どこでも出すでしょう。早稲田大学ならもう一ヒネリ入ってきそうです。

いずれ高配点の問題になるので、100%ゲットできるように訓練をつみましょう。普段、いろいろな文脈の中で、「だに(すら)」があったら、程度の軽いもの?重いもの?と確認するクセをつけましょう。

ちなみに、漢文でいえば、


抑揚形…AB、

スラ且(か)ツB、況(いはん)ヤヲヤ

(AでさえBなのだから、ましてCにおいてはなおさらだ


が同じ構文です。「B」という点で程度の軽いのが「A」、程度の重いのが「C」、同じでしょ?程度の軽いものでいったん「抑(おさ)え」ておいて、程度の重いものを「揚(あ)げ」ていくから「抑揚」なんですね。名前はちがっても構文はまったく同じです。

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【2007/06/15 14:14】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(1) | コメント(0)
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大学入試 基礎講座 『現代文・小論文の基礎』 其の十四
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【2007/09/04 15:59】 | 添削担当者のブログ
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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