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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の七十一
「助詞」 〈副助詞「だに」「すら」「さへ」 3〉

「だに」は類推「~さえ」、「すら」は類推「~さえ」と訳していると、つい同じノリで「さへ」を「~さえ」と訳したくなります。そこにドツボがまっています。「さへ」は添加で「~までも」と訳すこと。「さへ=までも」と覚えましょう。

 

【副助詞「さへ」…添加】★★★★★ 

 

添加の構文 … A~、Bさへ~ = (Aが~、Bまでも~)

 

※前の内容「A」に対して、「Aばかりでなく、その上さらにB~」と、「B」の内容を付け加える表現です。何に何を加えているのか、「A」と「B」の内容を確認するのがミソです。

ちなみに漢文でいえば

 

不唯A、B~

=唯(た)ダニAノミナラズ、B~)

(Aだけでなく、その上さらにBまでもが~)

 

の累加形がこれと同じ表現です。

平安時代、「さへ」は添加でしか使われませんでした。「さへ」が類推で使われ出すのは中世からです。その名残りで、今、私たちは古文の類推「だに」「すら」や、漢文の抑揚「スラ」を「~さえ」と訳しているのです。メンドクサイ、なやまし~。

でも、受験生が読むのは、ほとんど平安の作品なのだから、ここは一つ腹をくくって「さへ=までも」と覚えてしまいましょう。「さへ」をつっこむなら、添加でしか問題にしないはずです。

 

例 (桐壺帝)ただ涙にひちて明かし暮らさせ給へば、見奉る人さへつゆけき秋なり。

(桐壺帝は、ただ涙にぬれて夜を明かし日を暮らしなさるので、それを見申し上げる人までもが涙がちになる秋である。)

※「桐壷帝(A)が泣いている」

それだけでなく、その上さらに

そのお姿を見申し上げる人(B)までもが泣いている」

と添加しているのがわかりますか?

 

以上。

出題パターンとしては、


1単純な口語訳。「さへ=までも」で選択肢を洗うと五者択一が二択になる、選択肢を消す小ネタとしてよく使えます。

2「さへ」の虫食い問題。空欄の前後が添加の関係になっていることを読み取るのがポイントです。


いずれ、副助詞「だに・すら・さへ」は機械的に訳を覚えてもしようがないということを肝に銘じてください。構文の機能そのものがわかっていないと解けない問題が多いのです。しかも高配点の問題にからみますよ。

普段、演習する際にこれら「だに」「すら」「さへ」の表現は、文脈でどのように機能しているのか確認しながら読むのがポイントです。やっぱり場数の勝負になっていきますね。
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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