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大学入試 基礎講座 『現代文・小論文の基礎』 其の二
「『論』とはナンダ?」

「古文の基礎」は上がりましたか?

古文の「文法」「単語」「敬語」三点セットが身についたら、あとはガンガン古文を読解すべし。まだの人は、「古文の基礎」を大急ぎでたどってください。単語でみて、文法でみて、身につけるポイントは、「出るヤツは徹底的に!どうでもいいヤツは後まわし」です。そのために★マークをつけてきたのです。そして、「完璧」にやろうとしないこと。そんなことをいっていたらキリがありません。「こんな感じ」とわかったら、ガンガン読解して、文脈の中で重要事項を身につけていきましょう。

さて、もう梅雨もあけます。古文(漢文)も現代文も、夏から「量」の勝負に入っていきます。暑くなるにつれて、体もノーミソもガンガンに汗をかいて読解量、演習量をかせいでいきます。そして、秋の模試には「フン♪フン♪」鼻歌うたってクールに点数をかせぐ、といったイメージです。

 

さあ、『現代文・小論文の基礎』に本格的に入っていきます。

「論文」の「論」とは「すじみち」の意味です。現代文であれ、小論文であれ、自分の意見をそのまま並べたら、ただの箇条書きになってしまいます。

読んでみればわかると思いますが、ただの箇条書きでは説得力がない。そこで、人を説得するために「流れ」を作ってやる必要がある、それが「論(すじみち)」なのです。

通りですれちがう人に「あなたが好きだ!」と言ったら、それはただのアブナイ人です。でも、それなりの「すじみち(論)」を経て、それなりの状況(文脈)で言ったら、とてもスヰートに響く言葉になるでしょう?いくら「いいたいこと(意見)」があるといっても、それを他者に伝えるためには、それなりの「すじみち(論)」が必要なのです。

 

(評)論文とは「論(すじみち)」をともなった「文」である

 

また、「箇条書き」はただの断片、全体として何を言おうとしているのかわかりません。そこで、「全体」を形づくるために、「断片」をつなぎ合わせる「接着剤」が必要になってきます。それが、文字どおり「接続」なのです。「論」は「接続関係」によって生まれます。

 

論(すじみち)」を作る基礎は「接続」にあり

 

早稲田の現代文などでもよく虫食い問題になりますね。また、小論文において、多くの受験生が破綻(はたん)をきたすのも、この「接続関係」です。これがわかっていないことには、現代文の正確な読解は不可能、当然、小論文など書けるはずがありません。

というわけで、次回から主な接続関係をたどってみましょう。

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【2007/07/22 15:40】 | 現代文・小論文の基礎 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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