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大学入試 基礎講座 『現代文・小論文の基礎』 其の八
「接続関係」 〈原因遡及(そきゅう)表現〉

「だから」「したがって」など、「原因・理由/結果」をつなぐ表現をたどってきました。今回はその反対の展開、「結果」から「原因・理由」へとさかのぼっていく(遡及する)表現です。

 

結果。なぜなら 原因・理由・根拠~。

 

「頭括型=アタマで括(くく)るパターン」や「双括型=アタマとシッポで括るパターン」に有効な展開の仕方です。最初に結論を述べて、以下の文脈でその背景、原因を考察していきます。自然科学系(いわゆる理系)、社会科学系(いわゆる社会科目系)の論文によく見られます。

他方、「起・承・転・結」で展開されることの多い「尾括型=シッポで括るパターン」では、根拠・原因をうけて「だから」「よって」「したがって」で、結論というのが典型です。人文科学系(文学や思想系)によくみられます。

 

【尾括型】【双括型】

・結論。なぜなら 原因・理由・根拠~。

【尾括型】

・原因・理由・根拠。 だから・したがって 結論~。

 

まあ、一概にはいえないでしょうが、大切なことは、どちらのパターンでも自分の意見(結論)を展開できるということです。「原因・理由と結果」というのは論のカナメ、「Aだし、Bだし、Cだし、Dだし…」といった、受験生によく見受けられる、字数かせぎのためだけの冗長な展開を防いでくれます。
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【2007/08/23 18:57】 | 現代文・小論文の基礎 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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