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大学入試直前講座 『古文のツボ』 其の十二
「物語話型」 〈出家譚(しゅっけたん) 2〉 

因果応報思想、功徳、出家と見てきましたね。それでは出家にいたる文脈を具体的に見ていきましょう。

 

〈出家譚〉

事件

 1.「世の中(=男女の仲)」のもつれ。

 2.主人、愛する者の死。

 3.自分の死期をさとる。

    ↓ 功徳を積む

    出家

 

でしたね。むむむ…。2.3.の文脈に着目!どうも「死」のにおいがプンスカただよっています。そう、出家の文脈にかぎらず、「死」の話題は受験で頻出しますね。今も昔も「死」は人生最大の事件ですからね。

現代文だろうが古文だろうが、国語の問題を作るに当たり、何が一番難しいかというと、本文の切り取り方なんです。古文においては、ある程度短めの文章の中でクライマックスがはっきりしているものを出したい、そうすれば必然的に話題として「死」が頻出することになります。『源氏物語』しかり、『讃岐典侍日記』しかり、「死」にまつわる文脈は超頻出です。上智大学、早稲田大学受験者はくれぐれも注意が必要です。そこでおさえておきたいのが、「病気表現」と「臨終表現」です。

 

〈病気表現〉

 ・心地(ここち) …気分の悪いこと。病気。

 ・悩む …病気で苦しむ。わずらう。

 ・あつし …病気がちだ。病気が重い。

 ・おこたる …病気がよくなる

  ・あつかふ …看病する

 

〈臨終表現〉

 ・失(う)す…死ぬ。

 ・隠(かく)る…死ぬ。亡くなる。

 ・露(つゆ) …露のようにはかない命。露命(ろめい)。

 

「心地=心持ち」「悩む=困る」「おこたる=なまける」の意味はありますが、きいてもしょうがないでしょ?「あつかふ」は「世話をする、面倒を見る」意、上記の文脈だと「看病する」。

「隠る」は貴人の死に用いられます。とにかく要注意は「露=露命」です。「露」の季節は秋、葉っぱの上にコロリと乗っている。「たま=真珠」の比喩、「涙」(つまり、悲しみ)の比喩、と和歌では大活躍する素材ですが、特にも「露のようにはかない命」の比喩で用いられていたら必ず設問になります。上智大学でよく出していますね。「露=露命」は要注意、と肝に銘じましょう。早稲田大学、上智大学、ともに出る可能性、絶大なり。『源氏物語』の紫の上の最期(さいご)でも「露」の比喩が使われています。美しい女性は「死」も美しいのですね。このシーンを講義するたびに、生徒も私もジワワ~ンとなったものでした。あ、鼻から「露」が…という比喩はありません、念のため。
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【2007/02/02 19:21】 | 古文のツボ | トラックバック(1) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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