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しり上がり通信 其の五
<天神さまを担ぐ>

先日、八月二十六日(日)は天神さまのお祭り、墨田区は錦糸町におもむき、町内神輿を担がせていただきました。「亀戸天神」とはいうものの、実はお隣の錦糸町の方が氏子が多かったりするわけです。

ところがところだけに、背中、全身にイラストが入っておられる方が数多(あまた)いらっしゃって、私、少々ビビッてしまいました。いっしょにお神輿担いでいる前の方の袖口からチラチラ、その、見えるわけなんですね。

で、つらつら刺青(いれずみ)の歴史を考えてみるわけでした。

もともと身体に刺青を入れるのにはそれなりにわけがあったはずです。

人体を構造としてとらえた時、もっとも無防備なのは「背中」です。だから、アメリカ西部のガンマン、日本の侍、ともに、背面からの攻撃はご法度、「ヒキョー者」の烙印を押されたわけです。体幹部、腕、足、の構造を見ても、すべて前面に対応するようにできています。背中をポリポリかく、あのまどろっこしさを考えればわかるのですが、背面には対応できないのです。

で、刺青なのです。

その身体を危険にさらす人たちは、背面からの攻撃をもっとも恐れたことでしょう。

町火消といわれた、もっぱら鳶(とび)などの解体業に従事した人は、文字どおり、火の中に飛び込んで家屋を解体していきました。前面から飛びかかってくる火の粉ははらえても、背中は無防備、で、背中を守るために「水」に関するものを背中に描いて守ろうとしたのです。水の神である「龍」、その前の姿として「鯉」、あるいは「水神=弁天さま」とか、「蛇」とか。

あるいは、しょっちゅう「きったはった」の世界に生きていた人たちは、背中に「菩薩さま」などを描いたりして。ケンカの時に、まずまっ先にもろ肌ぬぎになるのは、何も露出趣味なのではなくて、「どうだ、オレは斬れても、菩薩さまは斬れめえ」ってなことで、背面防備のためだったんですね。

さらにさらに歴史をさかのぼれば、アイヌ民族を末裔とする北方モンゴロイドたちは、口のまわりなどに刺青を入れて、「魔」が入るのを防いできました。まあ、刺青を入れるということは、成人儀礼(イニシエーション)だったのでしょうが、刺青入れて一人前、みたいなことだったのでしょう。

なんてことを考えながら、炎天下、ワシワシお神輿を担いでおりました。

お神輿一つ担ぐのにも、数万年スパンの人類の歴史がチラチラと、すき見えたのでした。

 
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【2007/09/02 19:11】 | しり上がり通信 | トラックバック(1) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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