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現代文・小論文のネタ 其の十一
〈地球温暖化〉
地球温暖化問題にいよいよ王室も乗り出す?

チャールズ皇太子 寄稿
温暖化対策 官民結集急げ

 今日(11月30日)、世界の百五十の企業が団結した。私が主催する「温暖化問題を考える企業リーダーグループ」が中心となり、バリ島に集まる世界の指導者に向けた宣言を採択した。欧州だけでなく米国、中国、オーストラリアの企業も加わった。
 そのメッセージは明確だ。世界の持続的成長は温暖化問題にどう取り組むかにかかっている。何もしない代償は大きい。科学と良識に基づいて厳格な目標を設定しなくてはならない。
 先進国は途上国よりはるかに大きな削減義務を担わなくてはならない。何より企業は必要な新技術に投資できるよう国際的に拘束力のある枠組みを望んでいる。
 温暖化問題を克服するには、官民の力を結集する必要がある。年金基金や保険会社などの資金の出し手は投資を通じ省エネ経済へと誘導する力を持っている。
 優先順位が高いのは熱帯地方の森林伐採を止めることだ。地球の温暖化ガス排出の約二〇%が森林伐採(による吸収能力の低下)の影響と推計されている。温暖化を防ぐ新技術の導入を待っている間に伐採を止めるだけで成果が上がる。
 温暖化が進むと生活水準が上がらなくなるどころか、逆に下がる。その打撃をもっとも受けるのは貧しい国の人々だ。今回集まった企業のリーダーたちは、後の世代のために行動すべきだと判断する知恵と見識を持っている。我々全員が力を奮い立たせ、先例のないこの難局を克服しよう。
   『日本経済新聞』 2007・12・1(土) 「国際1」

さすがに、王室です。帰するところは「科学と良識」ですか。あまりに「あたりまえ」のうような感じはするのですが、「あたりまえのことをあたりまえに」言えるところが、王室の王室たるゆえんなのかもしれません。同日の夕刊に、

日中経済対話
中国に環境協力
日本、見返りに排出権視野

   『日本経済新聞』 2007・12・1(土) 「夕刊」

の記事がありました。共産主義国が経済成長をおしすすめて二酸化炭素を吐き出し、資本主義の先兵たる日本の商社が排出権獲得のため中国を駆けずり回っている。ソヴィエト連邦崩壊にともないイデオロギーの世紀は終わりを告げたといわれますが、共産主義と資本主義の区別はさして意味を持たなくなっています。
そこで、チャールズ皇太子のおっしゃる「良識」ということをあらためて考えてみる必要がありそうです。ヨーロッパの近代市民社会を支えてきた「良識」、日本で言えば前近代的な「世間」に置き換えられるかもしれません。前者が「個人」を、後者が「共同体」を中心にすえている違いはあるでしょう。ですが、法律以前に「良識」「世間」に反することはやらない、という不文律が人々の共同生活を支えてきた点では共通しています。
個人の欲望を野放図に解放し、経済発展をおしすすめてきた代償が地球温暖化問題だとするなら、確かに「良識」や「世間知」のようなものをあらためて見直す必要がありそうです。「もったいない」がひところ話題になりましたが、「あたりまえのことをあたりまえにやる」ということが、何か特別なことになってしまっているところに問題の根源があるのかもしれません。
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【2007/12/09 16:33】 | 現代文・小論文のネタ | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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