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しり上がり通信 其の十二
〈和歌と神さま〉
こうして、自然とつながり、人さまとつながり…
などということをやたらと書き連ねてくると、
何か、わたくしがアヤシゲな宗教の勧誘でもしているのでは?
と、ご不審に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
わたくしが「神さま」について書き連ねてきたことは、
実は、そっくりそのまま、「和歌」に置き換えられます。
で、「和歌=神」について触れましたが、その答えをまだ言っていませんでした。
そこで、試みに、第一番目の勅撰和歌集である『古今和歌集』「仮名序」を引用してみましょう。
 
【本文】
やまとうたは、人の心を種(たね)として、万(よろづ)の言(こと)の葉とぞなれりける。世の中にある人、ことわざ繁(しげ)きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出(いだ)せるなり。花に鳴く鶯(うぐひす)、水に住む蛙(かはづ)の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。力をも入れずして天地(あめつち)を動かし、目に見えぬ鬼神(おにがみ)をもあはれと思はせ、男女(をとこをんな)の中をも和(やは)らげ、猛(たけ)き武士(もののふ)の心をも慰むるは歌なり。
【口語訳】
和歌は、人の心を種として、(芽を出してやがて葉が茂るように)さまざまな「言葉」となったものだ。この世に生きている人には、いろいろな事がたくさん起こるものなので、(そのたびに)心に思ったことを、見たこと聞いたことについて表現したのが和歌である。花に鳴く鶯、水に住むカジカの声を聞くと、生き物で歌わないものなどあろうか。力も入れずに天地を動かし、目に見えない死者の霊魂もしみじみと感動させ、男女の仲をとりもち、勇猛な武士の心を和やかにするのは和歌なのである。
 
と、「天地自然の媒介」「人と人の媒介」「あの世とこの世の媒介」、つまり、「メディアとしての和歌」の機能を、千年以上前に、紀貫之はすでに言い当てていたんですね。その「機能」が「神さま」と通底しているのです。だから、「住吉神社=和歌の神」として祀(まつ)られるには必然性があったというハナシで…
なんてね、中沢新一先生のウケウリにすぎないのですが…。くわしくは『カイエ・ソバージュ』(講談社)をお読みください。中沢先生の中央大学における講義録です。
で、長々と「仮名序」を引用したのにはワケがあります。大学入試で、とにかく出るんですね。くわしくは以下を参照してください。
それと、早稲田大学など、現古融合文が出題される大学を受ける人は、「仮名序」に一度は目を通しておいたほうがよいでしょう。プンスカにおうところです。
ちなみに、昨年のセンター試験の和歌の問題。「当意即妙」、ドンピシャ、三日前に的中させましたよ。
 
亀戸浅間神社 茅の輪2
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【2007/12/26 18:26】 | しり上がり通信 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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