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『大学受験生 体調管理のツボ』 其の四
〈緊張とリラックス〉
スポーツの試合だろうが、受験だろうが、ライブ演奏だろうが、あるい生徒の前での講義だろうが、パフォーマンスには共通する鉄則があるように思います。「120:100:80の法則」とわたくしは呼んでいます。
事前の準備=120
直前の意気ごみ=100
パフォーマンス=80
しっかり準備して、実際のパフォーマンスは「抜く」感じでやると最高のパフォーマンスができます。100の準備をして、100のパフォーマンスをしようとすると緊張してしまいます。80の準備しかしていないのに、100のパフォーマンスをしようとすると、まちがいなくしくじります。
 
Dr.大野[こころの読みグスリ]
ほどほどの緊張は集中力を高める
 
 街を歩いていると、リクルートスーツに身を包んだ学生の姿が、少しずつ目に入ってくるようになってきました。みんな、ちょっと緊張した面持ちで歩いています。入試が近づいてきて、親子ともに緊張している家庭も多いと思います。
 普通だと、この程度の緊張では体に変化は現れませんが、実際に就職の面接を受けるときや試験会場で問題に取り組んでいるときには、心臓の鼓動や呼吸が速くなったり、手に汗をかいたりするなど、体に変化が出てきます。これは、ずっと昔、動物や敵と出合ったときに、筋肉に血液を送り、武器をしっかりと手でつかむための、体の自然な反応です。
 肉体を使って争う必要があまりない現代社会では、このような体の反応は必要ないのですが、長い歴史を体が記憶しているのでしょう。反射的に、そのような反応が体に現れてしまいます。
 こうした体の反応がほどほどだと問題はないのですが、反応が強く出すぎたり、それほど緊張するような場面でもないときにひどく緊張したりするようになると、やっかいです。考えがまとまらなくなりますし、場合によっては頭が真っ白になって、考えることさえできなくなります そのようになりそうになったら、以前一度書いた、胸とおなかに手をあてて、「1、2、3」とゆっくり数を数えながら、おなかに当てた手が動くようにおなかで息をする、腹式呼吸が効果的です。
 それでも難しいときには、一度ため息をつくようにして息を吐き出してみてください。それから息をゆっくりと吸い込むと、おなかで息ができるようになります。
 一部の筋肉に力を入れてから、一気にその力を抜くことで、リラックスする方法もあります。最初から力を抜こうとしても難しいことが多いので、周囲に気づかれないようにそっと力を入れて、それから力を抜くのです。
 両手を思いっきり握りしめて、そしてすっと力をぬいてもいいでしょう。腹筋にぐっと力を入れて、それから力を抜いてみることもできます。
 もっとも、ほどほどに緊張することは必要なことでもあります。あまり緊張しないと、集中力もわいてきません。リラックスには、完全に力を抜いてゆっくりすることのほかに、ほどほどに緊張して、そして十分に力を発揮することもあるということを、覚えておいてください。
   『AERA』 2008・1・28
 
プロのピンポイントのご意見です。受験生の皆さん、緊張したら実行してみましょう。
わたくしは冷たい水で顔を洗うとリラックスするような気がするのですが、それって、やはり変なのでしょうか。
「ぷぷっ・・・また顔洗ってるよ」
って、生徒によく笑われたもんでしたっけが…。
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【2008/01/26 19:20】 | 体調管理のツボ | トラックバック(1) | コメント(0)
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【2008/01/27 14:42】 | 緊張しない方法~あがり症はこれで克服!
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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