大学入試の国語・小論文
  に関するワンポイント・アドバイス
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
    ↓   ↓   ↓
人気blogランキングへ
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
大学入試直前講座 『古文のツボ』 其の十八
「文学史5」   〈和歌集をおさえよう〉
  
上代
『万葉集』(七六〇)
【主な歌人】
・柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
・山部赤人(やまべのあかひと)
・山上憶良(やまのうえのおくら)
・大伴家持(おおとものやかもち) など
【ポイント】
現存最古の和歌集です。注意するべきは、『万葉集』は勅撰和歌集ではない、ということです。江戸期の国学者が絶大に賛美していきます。もし、入試で国学が出題されたら「日本人よ、古代に帰れ、万葉集サイコー!以上、おしまい」といった論調が多いかも。
 
 
中古
【ポイント】とにかく、出ます!難関大学を受ける人は必修事項。特にも早稲田大学を受ける人はしっかり、ですよ。
 
『和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)』(一〇一二)
【撰者】
藤原公任(ふじわらのきんとう)。
古文ではよく「四条大納言」として出てきます。『拾遺和歌集』(一〇〇五)の中心的歌人。和歌、漢詩、管絃に優れた才をもち、「三船の才」などと呼ばれた平安時代のスーパー教養人。
【ポイント】
一〇〇〇年の同時代性がつっこまれるといいましたね。
 
千年ごろの同時代人
清少納言・紫式部・和泉式部・藤原公任
 
ということは、
『拾遺和歌集』『和漢朗詠集』『源氏物語』『枕草子』『和泉式部日記』『紫式部日記』
って、だいたい一〇〇〇年ごろの作品なのです。
なぜそんなにつっこまれるかって?
『枕草子』の中に四条大納言・藤原公任はよく登場します。で、文学史をつっこむなら、何をききますか。清少納言の父、清原元輔が選んだ『後撰和歌集』をつっこんでもよいですし、公任にからめて『和漢朗詠集』をつっこんでもよいわけです。
また、四条大納言・藤原公任は歌論などにもよく顔を出します。だから、よく出題されるんですね。文学史のアナ場なのです。
 
『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』(一一六九)
【撰者】
後白河院
『千載和歌集』の勅を発した帝。
【ポイント】
主に「今様(七五調四句の歌)」を集めたものです。たまに、和歌ではなく「今様」が出題されたとき、ほぼまちがいなくつっこまれるところです。「今様」って、何のことはない、皆さんの学校の校歌に多いですよ。七五調四句じゃありませんか?阪神タイガースの「六甲おろし」とかね。
「このような歌の形式を何というか?」→「今様(歌)(いまよううた)」
「今様を主に集めた歌集」→『梁塵秘抄』
とか、必ずつっこまれると考えてください。特に、早稲田大学受ける人、しっかりです。
 
『千載和歌集』(一一八七)
【撰者】
藤原俊成(ふじわらのとしなり・しゅんぜい)
五条三位(入道)(ごじょうのさんみにゅうどう)と呼ばれました。貴族は名前で呼びません。住んでいる地名、役職で呼ばれました。仏道に入れば「入道」と付きます。とにかく、出る!
【ポイント】
平安末期、「幽玄(ゆうげん)」(静寂な中にそこはかとなくただよう情趣)、という革新的な美の理念をうちたてた人です。『古今和歌集』みたいにゴテゴテに和歌の修辞でデコレートした和歌はもうダサい。「霧で見えないけれど鴨の鳴き声がするようだよ」といったものを「美」ととらえていきます。だから、
・「鳴くなり」
・「衣(ころも)打つなり」
などの表現が多用されていきます。「なり」は、どちらも四段の動詞に接続していますが、「断定」か「伝聞・推定」かわかりますか。答えは「推定(~ようだ)」です。なぜなら、どちらも「音」がしているから。「伝聞(~そうだ)」でもありません。「聴覚による推定」なんですね。
五条三位入道は『新古今和歌集』をはじめ、能や俳諧など、中世の美意識に絶大な影響を与えたカリスマ。『平家物語』や歌論などにしょっちゅう顔を出します。で、『千載集』がつっこまれるって筋書きです。実は、『古今和歌集』と並んで、『八代集』でいちばんつっこまれるところです。
 
『山家集(さんかしゅう)』(一一九〇)
【撰者】
西行
【ポイント】
西行法師は『新古今和歌集』でいちばん歌数が多い、日本詩歌のアイドルなのです。諸国を旅してまわりました。後の俳諧に影響を与え、その足跡をたどって松尾芭蕉も『奥の細道』に旅立って行きます。現古融合文をはじめ、本文中に登場すると、ほぼまちがいなく『山家集』がつっこまれるでしょう。
スポンサーサイト
ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
    ↓   ↓   ↓
人気blogランキングへ
【2008/02/05 18:40】 | 古文のツボ | トラックバック(1) | コメント(0)
<<大学入試直前講座 『古文のツボ』 其の十九 | ホーム | しり上がり通信 其の十四>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
古文 単語のツボ 其の十一
〈 掛け単語 2 〉 自分で言うのもなんなのですが、マジ、出ます! センター試験で出たら、みなさんで「バレバレ」って言ってくださいね...
【2008/10/31 19:42】 | 添削担当者のブログ
| ホーム |
現代文と小論文の同時並行演習
最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

よろしくお願いします

参考になった方は応援願います!      ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ

極小論文 (無料)

メールで小論文。 あなたの論述力を手軽に試してみませんか?優秀論文は矯正随時ブログにアップしていきます。                   今月のテーマ 『日本の行方』

名前:
メール:
件名:
本文:

結論の根拠(論証)を明示して、あなたの意見を百字程度で論じてご投稿ください。あなたの論述力を診断してご返事いたします。

ブログ内検索

わからないことがあったら検索してください。

それでもわからない場合は上記メールフォームよりお問い合わせください。

プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

添削担当者からのお願い

受講生以外の方でもご自由に質問・コメントをお寄せください。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

携帯用 QRコード

携帯電話で読み取ってアクセスしてください。

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。