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優秀論文の紹介 其の四
岐阜大学の獣医学科の編入試験を受験なさる方のために書いた拙論です。


平成十八年度 岐阜大学 獣医学課程 第三年次編入学者選抜試験
〈問題〉
 次の「特定外来生物被害防止法」の文章を読み、この法律に賛成あるいは反対のいずれかの立場に立ち、その根拠となる理由を、400字以内で述べなさい。

 日本固有の生態系に被害を与える外来種の動植物を「特定外来生物」に指定し規制する特定外来生物被害防止法(外来種被害防止法)が6月1日から施行された。生態系保全の観点から輸入や飼育を規制する初の国内法で、国や自治体による野外での防除活動も始まった。
 特定外来種として、国は既にブラックバス(オオクチバス、コクチバス)やタイワンザル、カミツキガメなど37種類を指定。輸入や譲渡、飼育のほか、野外に放したり植えたりする行為は原則禁止され、違反すると最高で個人は3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人は1億円以下の罰金となる。
 特定外来生物には、飛騨市河合町で養殖されている「河ふぐ(アメリカナマズ=チャネルキャットフィッシュ)」が含まれ、輸入や飼育などが原則禁止される。
 ただし、産業や研究用などで既に飼っている場合は例外とされ、同市の養殖業者らは施行から6ヶ月の猶予期間中に、河ふぐ飼育の許可申請書を国に提出する方針。


〈解答例〉
 私は「特定外来生物被害防止法」施行に賛成する。その理由は、日本に固有な生態系を根本的に破壊してしまう可能性があるからだ。とりわけ、日本は島国であり、閉ざされた環境下で固有の生態系を形成してきた。その環境に、他の生物を捕食する一方、捕食圧を受けない外来生物が入り込むと、一気に繁殖し、生態系を破壊してしまう可能性がある。
 さらに、日本の生態系は、「里山」といった環境に見られるように、人間の生活に寄り添う形で保たれてきた。外来生物によって生態系のバランスが壊されると、結局、人の生活も脅かすことになる。例えば、琵琶湖でブラックバスが繁殖し、地元の特産であった鮎が激減し、地元の漁業に壊滅的な打撃を与えている。
 このように、在来生物種のみならず、日本人の伝統的生活をも破壊する可能性がある以上、特定の外来生物は法律によって抑止するべきである。(≒四〇〇字)

〈解説〉
 あたりさわりのないところでまとめてみました。
 参考にしていただきたいのは、何度か書きましたが、
・接続関係を明示すること。
・指示語でつなげること。
この二点です。
400字というのはあれもこれも展開できる字数ではないので、
・「Aだけではなく、その上さらにB」という「添加」のパターンで、一点を掘り下げる工夫をしてみました。
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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