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大学入試の国語・小論文
  に関するワンポイント・アドバイス
しり上がり通信 其の十九
添削担当者 佃島の住吉さまを担がせていただく!

佃島 住吉神社大祭 若衆単衣


昨日、佃島住吉神社社務所にて、住吉さまの大祭の「若衆」のゆかた、お祭りのユニフォームですね、いただいてまいりました。とりあえず、仕立てに出さないといけません。仕立てのゆかたでかつぐんですね。
住吉神社は和歌の神、国語教育の末端にいるものとして、住吉さまを担がせていただける幸せをかみしめております。

「はじめにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった」(『新約聖書』ヨハネによる福音書)

なぜに「ことば=神」なのか?わたくしは、当然、聖書の解釈学などドシロウトです。でも、その聖書の一節は正確に「神」の本質を射ぬいています。
「ことば」の派生によって、われわれは時間を超えられるようになりました。「昨日のご飯」も「明日のご飯」も指し示せるようになったわけです。それに対して、「ことば」をもたないものは、「今現在ご飯くれ」ワンワンとはいえるのですが、昨日も明日も指示することはできません。
「ことば」は時間も空間もとびこえてゆく、超三次元的なものです。その「モノ」を「神」と直観したのです。

住吉神社は和歌の神、「歌枕」としてたくさんの和歌に詠まれてきました。『古今集』をえらんだ紀貫之だって『土佐日記』で書いています(イヤミ言ってますが…)。
「ことば」をギュギュッと凝縮した「和歌」も、というか、「和歌」だからこそ時間を超えて詠み継がれてきました。であればこそ、「住吉神社=和歌の神」と祭られてきたのは当然の帰結。
時間と空間を超えて、もしかしたら紀貫之といっしょにお神輿を担ぐことになるかもしれません。
なんて考えると、今から緊張したりするわけです。
佃島の宮本さんがわたくしのような「よそ者」をお仲間に入れてくださる、心からご紹介くださった方々に感謝せずにはおられません。

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【2008/05/12 18:02】 | しり上がり通信 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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