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大学入試直前講座 『現代文のツボ』 其の三
「早稲田大学のひっかけパターン③」 〈部分/全体〉

総じて、早稲田大学の設問の指示はウルサイので、設問で何が求められているのか、「点」にまで絞り込むようにしてください。一般的な国語の問題よりも、もう一ひねりしている場合が多々あります。

例えば、古文の問題で、「『木を植□て』の空欄には歴史的仮名遣いでどのような文字が入るか、その行をひらがなで書きなさい」といった問題が、確か政経で出たことがあります。正解は「わ」でしたが、受験生はみんな「ゑ」と書いてきました。上記の傍線部だけ見て解答してしまったんですね。あな、おそろしや。

で、現代文の選択肢を洗うネタとして、「部分/全体」の関係は持っておくとよいでしょう。

「世界中で温暖化が問題になる中、日本では特に都心部のヒートアイランド現象が問題になっており…」といった本文に対して、本文を説明する選択肢が「世界中で今ヒートアイランド現象が問題になっている」となっていたら×ですね。

 

全体…A   部分…B

・「部分」においては「A」も「B」もあてはまるが、「全体」においては「B」が全てあてはまるわけではない。

 

さあ、具体的に早稲田大学の問題を見ていきましょうか。本文は長くなるので省略。

 

本文  「Aである。これをさらにつきつめると、Bということになる」

設問  「この段落の見出しとして、もっともふさわしいのはどれか」

選択肢 「A」「B」…

 

これが「全体/部分」の関係になっているのがわかりますか?「全体A」を極論したものが「部分B」です。「部分B」は、AもBもあてはまりますが、「全体A」については、Bは全てあてはまるわけではありません。よって、見出しとしてふさわしいのは選択肢「A」となります。社会科学部の問題でした。このような「部分/全体」の「すりかえ」は、上智大学の最後の○×問題でもよくやります。
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【2007/02/09 09:58】 | 現代文のツボ | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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