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しり上がり通信 其の六十一
〈 成長する! 〉
佃島の住吉神社の大祭に参加させていただき、いろいろ「知恵」を学ばせていただきました。
「知識」はコトバや数式化できる、つまり「記号化」できるのですが、「知恵」はそれができない、と、仮に定義してみましょう。だから、祭りや歌謡や踊りの形で残してきたのでしょう。また、そのようなカタチでしか残らないものを「知恵」と呼んでみたい。
世界中いたるところで何千年も、子供から大人になるまでのビミョーな期間に、成人儀礼(イニシエーション)をやってきました。それを通過することで、子供は家による庇護から切り離されて、「大人」として共同体の一員になっていくのです。日本の祭りの多くがその機能を担ってきたはずなのですが、近代化と戦後民主主義の荒波の中で漂白されてしまいました。めったに残っていない。
ところが、どっこい、なのです。わたくし、実際にこの目で見たのです!
わたくしと同じく、「しんべり(新入り)」として、中学生の男の子が三人、参加していました。初日は、やはり中学生、下働きもできなければ、挨拶もできない、三人でじゃれあっている普通の中学生でした。ところが、四日間の作業を終えるころには、わたくしがホウキをもって掃除していると、「自分がやります」といってホウキをもってくれる。飲みの席になると、真っ先に両手にビール瓶をもって飛び出していく。「ありがとうございました~!」大きな声で大人たちに挨拶もできます。いや、すばらしい光景を目にしました。たった四日間で子供を育て上げていく、祭りの力、というか、共同体の力に、わたくしはただただ舌を巻きました。
「イニシエーションが生きている!」
中学生三人とは、毎日、獅子頭を担いだり、宮神輿を担いだりしたのですが、ホント、かわいかったですね。とにかく一所懸命なのです。で、りっぱに大人になっていきました。たった四日間ですよ!
世の「大人」たちは、よくよくわが身を振り返ってみる必要がありそうです。はたして、われわれは「子供が見習いたい大人」たりえているでしょうか?
最終日に打ち上げをして、
「ちゃんとした挨拶の仕方、学校の先生に教えてやりなよ!」
なんて、ひやかしてきました。
あのような若者が育ってくる、なんともたのもしいかぎりです。

佃島 住吉神社大祭 宮神輿
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【2008/08/11 19:49】 | しり上がり通信 | トラックバック(0) | コメント(4)
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コメント
お久しぶりです。「知識」「知恵」について勉強させていただきました。データや文章などの目に見える形で残されない,人と人の間の空気を伝って,傍にいる誰かが感じるもの,学ぶものが軽視化されている気がしています。コミュニケーションでこれを伝えていけるといいですね。
【2008/08/14 19:07】 URL | delon73 #SkhPxYJk [ 編集 ]
delon73 さん

お久しぶりです。
夏期講習にかまけて、ブログを休んでおりました。
すみません。
高度情報化社会、情報が最大の権力となりつつある今日だから、あえて「知恵」をみなおしてみたいと思いました。
世界を包み込む表層的な情報ではなく、何千年スパンで、時間軸を突き抜けてくる情報、その知性にわたくしは打ちのめされましたね。
【2008/08/15 13:16】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
谷村先生,お久しぶりです!十督デス。
お祭りの画像,実は楽しみにしていたりします。文の内容と重ね合わせる「何か」をこちらも欲しているのでしょう。想像力を120%働かせて先生の祭りの話を読ませて頂くのですが,博多山笠と重なる部分も多くて,行間の雰囲気を感じながら楽しく読んでおりました。自分は祭りに参加しませんが,教え子や同僚が多数山笠にでますもので、先生の雰囲気がとても良く伝わってきました。祭りに学ぶ姿勢,本当に大事にしたいですよね。日本が過去に失って来たものは沢山ありますが,教育界では最後の砦が部活動,宗教ではお祭りか,と思える文面、とても有り難くシリーズを読ませて頂きました。自分も教育界の祭り事(部活)に関わる身として,気を引き締めて頑張ります。明後日から部は練習再開、明日から補習再開です。
田中十督拝
【2008/08/17 23:32】 URL | 田中十督 #- [ 編集 ]
田中 先生
コメントありがとうございます。遅くなって申し訳ありません。
佃の先輩方も、
「うちらは三年に一回だからいいけどサ、博多の山笠なんか毎年だろ、大変だよな…」
なんて話していたんですよ。
きっと、博多の祭りが、「博多的な精神性」のようなものを育てているのだろうと想像されます。
すばらしいですね。
木村先生も書いておられますが、ほんとうに部活のご指導、お疲れ様です。
・何か目標設定する。
・それに向けてがんばる。
・成功体験を獲得するもよし、失敗して「チクショー」と悔しい思いをするもよし、どちらも思春期の経験の価値としては等価だと思います。
それは、大学受験も同じであろうと思います。

追伸
まことに申し訳ないのですが、PCを総とっかえして先生のアドレスをロストしてしまいました。ご面倒ですが、お手すきの折にでも、メールをいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
【2008/08/22 18:00】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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