大学入試の国語・小論文
  に関するワンポイント・アドバイス
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
    ↓   ↓   ↓
人気blogランキングへ
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
添削担当者からのアドバイス 其の三十二
〈 「部分」と「全体」 7 〉
実戦における「リズム」の三つのカテゴリー、

1.トリ
(時間かけずに点かせぐ)
2.ステ
(時間かけずに点捨てる)
3.ジックリ
(時間かけて点かせぐ)

を個々にたどりました。
「部分」と「全体」概念図
国語という教科の枠組みでは、古文・漢文は「トリ・ステ」がある程度ハッキリしているので、時間をかけないで点をかせぐこと、現代文にしっかり時間を注いで「ジックリ」点にしていくこと、など述べてきました。ただし、大学によって、また同じ大学でも年度によって変わっていきますから、臨機応変に対応できるようにしておくこと。そのためにも「過去問」「模試」を利用すべし!なのです。

さてそこで、上にあげた「部分/全体」の図について考えていきます。
例えば、サッカーをやるとしましょう。
みんながみんな、目先のボールを追いかけだしたら、ただの「玉蹴り」、ゲームになりません。「お子様サッカー」になってしまいます。きちんとフォーメーションを組んで、組織として体系的に動いて「攻める」「守る」。
それは大学受験というゲームについても言えること、目先の「点」ばかり追いかけていませんか?
で、受験生のみなさん。自分の第一志望校の「配点」、きちんと言えますか?言えるのが当然、言えないようなら、上述の「お子様サッカー」をやっていますよ。
私大文系の配点なら、

英語 ・国語 ・社会
150・100・100
150・150・100
200・200・100

など、大学によって異なります。
「国語が得意だから、国語で勝負!」
は典型的な「負けパターン」だと言いましたね。配点を見ればわかるでしょ?
どこの大学を受けようが、いちばん配点が高いのは「英語」!英語の配点がいちばん低いと言うのは、原則、ありえません。だから、とにかく「英語」なのです。
ごくまれに、「英語は自信がないから、小論文で勝負!」といって慶応大学を受けようとする受験生もいたりして。その人は勉強法以前に、志望のあり方そのものが間違っています。慶応大学は「英語が得意な人」だけが受験する大学ですからね。
上のサッカーの例で言えば、

英語 … フォワード(点取り屋)
社会 … ミッドフィルダー(点を取るサポート)
国語 … ディフェンダー(失点をふせぐ)

といったイメージでしょうか。自分の得意不得意をみきわめ、それぞれの大学にあった、それぞれの戦略をたてましょう。自分ひとりで「戦略」をたてると、どうしても甘くなりますから、学校の先生や塾予備校の講師に相談して、客観的な意見を聞きましょう。
大切なことは、「戦略」を持つことです。「戦略」もなしに、日々の勉強をしてはいけないし、まして試験にのぞんではいけません。「お子様サッカー」になってしまいます。
配点ということを、よ~く考えて!
英語150・国語100・社会100
という配点において、配点「150」でガッツリ点にしてしまえば、配点「100」で少々穴をあけてもふさぐことができます。反対、配点「100」でいくら点をかせいでも、配点「150」であけた穴はふさがりません。
ボーダー七割ラインとしましょうか。
「社会はゼッタイ70点とるぞ。
国語は不確実性が高いから、割り引いて60点としておこう。
だったら、英語は115点はとれるようにしておこう」
と、全体像を描けば、
「日本史で七割とるためには、近現代、残りの期間でつめていこう。
国語は確実性を上げるためにも、演習量を増やしていこう。
英語はとにかく長文読みこなしていこう」
と部分が決まっていきますね。
「戦略=全体像」をしっかり描いて「部分」をつめていく、これが「勝ちパターン」です。
常に全体の中において、部分に取り組んでいくことが大切。
反対、
「部分を積み重ねていけば、いつかボーダーラインにとどくだろう。」
このような勉強の仕方は決定的にまずい。
「単語集を完璧にやれば、古文のびるだろう」とか、さんざん言ってきたとおり、こうしてみると、ダメだというのがわかりましょ?

部分は常に全体の中で考える!

部分を積み重ねても、全体性を構成することはありません。
はじめてゴルフをやる人にスイングを教えます。
「上半身の動きはこう、下半身の動きはこう、手の動きはこう、じゃ、打ってみて」
スカッ!!
「何でちゃんと教えているのにできないんだよ!プンスカ」
って、怒ったってしょうがないでしょ。部分部分としては正しいでしょう。でも、それはあくまで「部分」であって、「全体そのもの」ではないのです。
とにかく「全体」!
「じゃ、できなくてもいいから、スイングしてみて…
うん、腕の角度こうしようか、振ってみて…
スタンスこうしてみようか…」
これは上達します。さっきのパターンと違うのは、
「全体の動きの中で、部分を教えている」
「ある時間の流れの中で、部分を一つ一つ矯正している」
ということなのです。
「部分/全体」というのは、このようにあらゆるスポーツに当てはまることですし、大学受験全体にも当てはまります。それどころか、グローバル社会を生きる私達にとって、とても大切な考え方なのではないでしょうか。
   まだまだつづく

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「2 ウェイ メソッド 現代文/小論文」テキスト
フットプリンツ テキスト


早慶併願 帰国子女生第五回現代文の答案です!!
早慶併願帰国子女生第五回現代文                    joe


よいです。
すばらしい答案です。
が、早慶に受かるために、
あえて心を鬼にして添削します。
キビシイ添削にも耐えられるぐらいの
実力がついてきましたからね!
早稲田にむけて添削し始めました。
早稲田で気をつけるべきは、
常に「全体をふまえて、部分に取り組んでいくこと」です。
設問相互のリンクを常に考えなくてはいけません。
イモヅル式に解答する、
その糸口を早く見つけること。
「問1」を正解しながら、「問7」を落としていることを、
かなり厳しく指摘しています。
もったいない!

「設問を相互にリンク→早稲田合格!」

だから、「全体/部分」の視点がどうしても必要なのです。
カメラのズームのように、大きくしたり、小さくしたり、
「枠」を自由に変えられるようになれば、
早稲田の国語においては、最強なのです。
早稲田合格の「視点」の養成、
いよいよ「しり上がり」の坂道をのぼりだしましたね!

danpei                                 

現代文/小論文の
   相互補完的実力養成
「2-way method
   現代文/小論文」





みなさま、応援 ほんとうにありがとうございます。
フットプリンツも受講生のみなさんとともに、
「しり上がり」の坂道を駆け上がります。
いっそうのご支援 m(_ _)m よろしくお願いいたします!
人気blogランキング ただいま29位
   ↓      ↓      ↓
スポンサーサイト
ご参考になりましたら、応援ポチッとよろしくお願いします!!
    ↓   ↓   ↓
人気blogランキングへ
【2008/09/07 06:45】 | 添削担当者からのアドバイス | トラックバック(0) | コメント(12)
<<添削担当者からのアドバイス 其の三十三 | ホーム | 添削担当者からのアドバイス 其の三十一>>
コメント
初めて投稿いたします。
「脱線グリッシュ」よりこちらの存在を知り、
何度か訪問させていただいておりました。
とても興味深く読ませていただいております。
英語教員をしているのですが、
国語に関しては、
生徒に何と声かけをしたら良いのか
よく分かっていなかったので、
とても参考になります。
これからもよろしくお願いします。
【2008/09/07 10:18】 URL | K2 #- [ 編集 ]
最近の受験指南のブログにはぐいぐいひきつけれられています。こうして大学受験を捉えると,そのアプローチ方法は社会に出ても十分応用できるなと思いました。というより,「全体の中で部分を捉える」といったような根幹的な考え方や行動パターンがベースになっているなと思いました。逆にここの部分がグラグラしていると,変に回り道したり,無駄に気をもんだりするような気がしました。
【2008/09/07 19:38】 URL | delon73 #hNKAU9IE [ 編集 ]
K2 さん
いらっしゃいませ。
教科をこえて、何かを共有できるのは、
すばらしいですね。
拙ブログが、何か、お役にたてば幸いです。
これからも、よろしくお願いいたします。
【2008/09/08 15:48】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
delon73 さん
と、お気づきでしたか。
わたくしの述べている「全体/部分」の思想、
仏教の根本的思想です。
それを図式化してやれば、
「マンダラ」になります。
マンダラ的図式で世界をとらえようとした人に、
南方熊楠や宮沢賢治などがいます。
とても魅力的な思想だと思います。
【2008/09/08 16:18】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
う~ん,全体ですよね,全体。そうだよな。
私,先生のゴルフレッスンの例に打ちのめされました。スゲェナァ,とか思って…。
わかりやすすぎ!

この例ね,色んな人に話すときの例にさせていただきます。パクリます。
今からジョギング行ってきます!

十督拝
【2008/09/08 18:39】 URL | 田中 十督 #- [ 編集 ]
田中 先生
知ったようなことを書きましたが、恥ずかしながら、ゴルフはやったことがないのです。
スイングについては「チャー・シュー・メン」ぐらいの知識しかありません。何か、得意なスポーツに置き換えると、使い勝手がよいかもしれません。
【2008/09/08 20:11】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
キムタツMLではいい話題を提供していただき、ありがとうございました。買いっ放しになっていた入試問題集に全部目を通す、いいきっかけになりました。

そして、その後改めて「部分と全体」1~8の記事を拝読したのですが、入試問題を眺めていたときにうすうす考えていたことが、裏づけられたような心境です。

モードチェンジとか、問題の取捨選択とか、時間配分とか、早稲田の出題傾向とか(私は細かい分析はまだしていないのですが、谷村先生のおっしゃる国語問題の作り方に、英語の問題傾向も類似点がありそうです)、やっぱりそうか~!と思いました。

他にも、和歌の位置づけや、受験生の残り時間の使い方など、興味深く、たいへん勉強になりました。

そして、この記事にも書かれている、サッカーの喩え。面白いです。
ちなみに、理系の場合はどんなポジション分担になるとお考えでしょうか?

英語&数学 … フォワード(ツートップ)
理科 … ミッドフィルダー
国語 … ディフェンダー
(英語が得意な場合)

数学 … フォワード
理科 … ミッドフィルダー
英語 … ボランチ
国語 … ディフェンダー
(英語が苦手な場合)

という感じでしょうか?
(あんまりサッカー詳しくないので、イメージでつくってみましたが・・・JUGO先生の方が、お詳しいでしょうね。)
【2008/09/10 00:16】 URL | acha758 #- [ 編集 ]
acha758 さん
こちらこそ、メーリスでは勉強させていただきました。刺激になりますね。
それにしても、サッカー、お詳しいですね。悲しいことに、国語は理系のフォーメーションを組むほど、指導の経験値がないのですね。
その点、英語科の先生方の視点は違います。
田中先生に、今度、フォーメーションをくんでいただきましょう。
【2008/09/10 05:01】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
皆様,
国語はGK(キーパー)じゃないですかねぇ。DFですかねぇ。DFは攻めの第一歩,という考え方をしますからねぇ。

僕のチーム,若くて負けてばかりの頃,守りだけは堅かったのですが,結局いつも負けておりました。それは点数が取れないからなのですね。矢張りFWは点取りや,ボランチは守備をすることによってボールを奪いに行く攻撃屋だとぼくは思います。

ここで「守備って攻撃なの?」と思われるかも知れませんが,攻撃というのはあくまでも相手からボールを奪った瞬間に始まるモノですから,自陣にいても敵陣にいても場所には関係なく,ボールを取った瞬間がそうである,と言えます。

攻める守備を意識するとチームが強くなります。そうするとツーウェイメソッドのフォーメーションも少し変わってきますかね。

全体的に攻めを出していく感じなりましょうか。
FW:理科・社会
DFとMF:英語・数学
GK:国語

FWとMFは常に入れ替わりが激しいですから,展開が目まぐるしいときはどちらが攻撃で,どちらが守りかが分からなくなるときがあります。ですが,それは臨機応変,適材適所という考え方でゲームを見ていきますので,そうなります。

乱暴な分析ですみません。

十督拝
【2008/09/10 09:18】 URL | 田中 十督(脱線グリッシュ) #- [ 編集 ]
田中 先生
おっしゃるとおり、GKを忘れていました。
さすが「モチはモチ屋」、
詳細な戦略をありがとうございます。
攻撃的であったり、守備的であったり、
臨機応変に戦略=全体をイメージしていくのは、とても大切だと思います。
教科を越えて、このような「戦略会議」って、
しょっちゅう行われるとよいですよね。
他教科に対するイマジネーションが貧困だと、
どうしても自分の教科にひきこもってしまいますからね。
その点、ほんとうに英語科の先生方のご意見、勉強になりますよ。
【2008/09/10 09:34】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
JUGO先生、ありがとうございました。
なるほど~。ちょっとそのフォーメーションは意外でした。
英語科に限らず、受験生の進路指導をされる方は、全教科のことに詳しくて、頼りになりますね。
そんな風になりたいですが、まずは足元から固めることとします。
【2008/09/11 00:50】 URL | acha758 #- [ 編集 ]
acha758 さん
田中先生、やっぱり面白い分析をしてくださいましたね。
みなさんに刺激をいただき、アタマの中がシェイク状態。
今は静かに「澱(おり)」を待っています。
時間を経て、沈殿物がおりきった時、
上澄みをすくい取ろうと思います。
何か、新たな認識が訪れる予感。
【2008/09/11 07:46】 URL | 谷村 長敬 #- [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
現代文と小論文の同時並行演習
最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

よろしくお願いします

参考になった方は応援願います!      ↓   ↓   ↓

人気blogランキングへ

極小論文 (無料)

メールで小論文。 あなたの論述力を手軽に試してみませんか?優秀論文は矯正随時ブログにアップしていきます。                   今月のテーマ 『日本の行方』

名前:
メール:
件名:
本文:

結論の根拠(論証)を明示して、あなたの意見を百字程度で論じてご投稿ください。あなたの論述力を診断してご返事いたします。

ブログ内検索

わからないことがあったら検索してください。

それでもわからない場合は上記メールフォームよりお問い合わせください。

プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

添削担当者からのお願い

受講生以外の方でもご自由に質問・コメントをお寄せください。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

携帯用 QRコード

携帯電話で読み取ってアクセスしてください。

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。