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しり上がり通信 其の六十六
〈 「お神輿」考 3 〉
佃住吉神社大祭大幟
添削担当者しかり、「ことば」を生業(なりわい)としていると、あたかも「ことばの世界」が、世界のすべてであるかのように錯覚してしまいます。
秋葉原的電脳世界を「ヴァーチャル リアリティーの世界」として否定しさるのは容易ですが、「ことばの世界」というのは、実はその祖型(もとの型)でしかありません。

「言分け(ことわけ=言語による世界の分節化)」によって、「事割り(ことわり=理=物事を分類していくこと。古文では道理、すじ道)」をされた世界、それを世界のすべてであると考えてはなるまいよ、と、添削担当者は考えております。だからこそ、その半面として「ことば」を大切にしなければ、という自戒も強く持っております。
で、「ことばならざる知恵」を勉強させていただこうと考えて、住吉神社の大祭に参加させていただいたのですが、やはり、大切な知恵の宝庫でした。
大幟(おおのぼり)の巨大な柱も埋設して、後片づけも一段落、みなさんといっぷく入れていたときのこと。
「みんなでしめている鉢巻きな、あれが何を意味しているか、わかるかい?」
世話人さん(祭りの大先輩で差配役)の一人から声をかけられました。
「さあ、なんでしょう…」
「あの鉢巻きは『波』を表現しているんだ。
佃はもともと漁師町だからね、だから、波の上をスーッと静かに進んでいく船のようにお神輿を担ぐんだよ」
と、わたくし、
「そういうことだったのか!!」
声も出ずに、その場に立ちすくんでしまいました。
なんという美しい物語!
沖に出た船が、無事にこの住吉神まします佃島まで帰ってくるように、その祈りとともにお神輿を担いでいらっしゃる、
わたくしは、そんなこともわからずに担いでいたマヌケです。
スーッと静かに担いで行き、全員でお神輿を差し上げる、ストンッ、と波の下に落として、もむ。もんでもんで、一気に波の上に差し上げる。
つまり、どんな荒波にもまれようが、必ず船はその波を乗り越えて、住吉さまのいらっしゃる佃島まで帰ってくるのです。
住吉神社の宮神輿、通称「八角神輿」は、それはそれは大切におまつりします。それは佃という土地の記憶の積層そのもの。あまりにも美しい、そして厳しい、物語そのものなのでした。
わたくしもその物語を紡(つむ)ぐ一員としてお仲間に加えていただきました。あらためて深い敬意を佃住吉講のみなさまにささげるのでした。
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【2008/09/21 18:29】 | しり上がり通信 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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