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漢文のツボ 其の十
〈 漢文の論理(ロジック) 〉

漢文でよく使われる論理が「類推」です。文化人類学でいう「野生の思考」というやつなのです。「類推(アナロジー)」という思考が強くはたらいています。

【漢文の論理】

他の物事=主張したい物事

と、イコール関係で展開していきます。
「自然は川が流れて、命をはぐくむ。=人間も血液が流れて、命をながらえる」
ような思考です。
・自然=人間
・川=血液
・自然の命=人間の命

のように、対応関係を洗い出すのがポイント。
図式化する、傍線引く、となんでもよいですが、逐一、対応関係を洗い出してください。だから、

A=B
 ↓
比況形
「如・若(ごと)シ」「猶(な)ホ~ゴトシ」


と展開して、問になる、ってわけです。

また、古文の説話とも共通しますが、他の物事に「置き換え」て展開していきますから、文脈全体が、

【古文の説話・漢文の話形】

(事件)

 ↓

(教訓)


と展開していきます。で、その「教訓」がセンターなら問6になるってわけです。
文脈の帰結、筆者の主張ですから、当然、強調したい。だから強調の表現がくるわけです。

【漢文の強調表現】
・再読文字の「べし」系。
・二重否定「~ざるべからず」など、結局は強い肯定。
・反語「安クンゾ~ンヤ」「豈ニ~ンヤ」など。強い主張です。
・累加「唯ダニAノミナラ不、B~」、Bの強調。
・抑揚「Aスラ且ツ~、況ヤBヲヤ」、Bの強調。


などがきて、問われるわけです。しかも、これらの表現、本文のおしまいで用いられ、要約系の問題になる、つまり、センター試験の「問6」にからむというわけです。
以上、
終わった~。みなさん、この中からあしたゼッタイ出ますからね。
乞う、ご期待!!
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【2009/01/16 21:33】 | 漢文のツボ | トラックバック(1) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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