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センター国語徹底研究!! 其の十六
〈 古文・2008年・本試験 〉

目指せ! センター国語9割!!

・類推(抑揚)構文

・説話の話型

「センター国語徹底研究!!」再開します。
ガンガン、やっていきます。

2008年、ずいぶんとカンタン、でも、それぐらいでいいと思います。よその教科が平均点6割なら、国語の平均は8割ぐらいでよいと思います。だって「日本人」が国語の試験を受けるわけですから、そもそも英語の平均と並ぶ必要はない。これが添削担当者の考えです。そこでムキになるから、2009年古文の「序詞」の問題みたいなことになってしまうのです。

全体として、漢文の不思議バナシ「白話小説」とか、古文の説話のスタイル。面白おかしいハナシがきて、最後に筆者の評釈、ノーガキがくる、というもの。読みやすいですね。

問1.
(ア)重要単語「優なり(優雅だ・上品だ)」「やさし(優美だ・上品だ)」の問題。
(イ)おなじく「けしからず(とんでもない)」の問題。
(ウ)おなじく「ねんごろなり(誠実、丁寧な様子)」の問題。
いずれも古文単語集200語レベルです。

問2.
a.「定まる」四段活用。四段の已然に「ら・り・る・れ」は完了「り」にキマリ。

b.体言・連体形に「にや。」「にか。」は断定「なり」の連用形「に」にキマリ。って、センターよく出してますね。「にや(か)あらむ。」(~であろうか。)、断定の疑問の表現です。現代語でも「~だろうか。」という断定の疑問、よく使うでしょ?だから「あらむ」を省略してもわかるでしょ、という表現。

c.これも文法お約束、決めつけるのはマズイけど「し+名詞」で傍線引かれたら、過去「き」連体形でしょう。過去の「き」は活用が問われる助動詞。虫食い問題、係助詞受けて、「適当に活用させて補いなさい」なんて問題によくなります。ちなみに「カ変・サ変」には特殊な接続をするので要注意!
→→→古文の基礎 其の五十五

問3.
(1)
センターの小説によくある問題ですね。というか、傍線部「悔い愧ぢて」そのまんまの訳だと思うんですけど…。

問4.
文脈がカンタンだから、問題もカンタン。
とはいえ、重要な設問ですね。
常々、現代文・古文・漢文を別々にとらえるのは非効率的だ、と書いてきましたが、この問題なんか、典型ですね。古文で言えば「だに」の類推、漢文で言えば「況や」の抑揚、これらの表現は、意味を丸暗記してもしょうがない。「構文の機能」そのものが問われるのだ、と口をすっぱくして言ってきました。このような虫食い問題をやってみるとよくわかるでしょ?

【古文の類推構文】
<程度の軽いもの>だに(すら)~、まして<程度の重いもの>~。
(<程度の軽いもの>でさえ~、ましてや<程度の重いもの>はなおさらだ。)


→→→古文の基礎 其の六十九

【漢文の抑揚構文】
A<程度の軽いもの>且B、況C<程度の重いもの>。
Aスラ且(か)ツB、況(いはん)ヤCヲヤ。
(AでさえBなのだから、ましてCにおいてはなおさらだ)


→→→漢文のツボ 其の九

と、同じ構文でしょ?「程度の軽いもの」を言えば、当然、「程度が重いもの」は自然に「類推」できるでしょ?ということ。で、「程度の重いもの」が省略されて、省略内容を問う。配点が高いです。
「程度の軽いもの」を「抑える」、「程度の重いもの」を「揚げる」、よって「抑揚」なのです。
いずれにしても、「程度の重いもの」を強調する、「強調表現」、だから、説話だろうが、物語だろうが、あるいは漢文だろうが、ストーリーがいちばん盛り上がったところで出てくる表現、で、高配点の問題になっていく。虫食い問題でしたが、今回の問題が典型でしょ?
傍線部の位置、よ~く見てくださいね。
副詞は「況や」を使って、漢文の「抑揚」っぽい表現になっていますが、古文「だに」で同じ表現してみましょうか。

「ああ、この女房、死して(だに)婦道を忘れず、舅姑に孝行を尽くして夫を待つ。(まして)その生ける時は知りぬべし。」

「婦道を忘れず、舅姑に孝行を尽くす」という点で、「死んでから」は「程度が軽い」、実践しようとしても、何しろ肉体がありませんからね。できない。そこから類推すれば、「生きている時」にどれほど夫と親につくしたか(程度が重い)は必然的に「類推」できる、というわけ。
(2)
正解2の選択肢、よーく見て。「感銘を受け、心から称賛」って、ホラ、「感動の頂点で用いられる表現」って言ったでしょ?

問5.
赤本にあるとおり、「ケチケチ」けちをつけて消去法でしょうね。

問6.
珍しく文学史の問題。ここで注意してほしいのは、「説話」の話型。

事件→教訓(今回は筆者の感動)

面白おかしいハナシ、不思議な事件、で、最後にお説教、「説教する話」だから「説話」なのです。漢文にもよくあるパターン。
で、最後の「教訓」というか、「まとめ」の部分が問題になる。今回はそれが「類推(抑揚)」の構文で強調されていたわけです。
このテの話型、国立二次試験などで、
「筆者の主張は何か?」
といった要約系の記述問題になったら、要約するべきネタは本文末にありますよ。
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【2009/11/24 12:54】 | センター国語徹底研究!! | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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