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大学入試 基礎講座『古典文法入門篇』 其の八
<形容詞・形容動詞の語幹を用いた構文>
形容詞・形容動詞の活用はしっかり覚えましたか?
そうしたら、
語幹の構文、おさえましょう。
形容詞・形容動詞は語幹の独立性が強い。
だから、語幹を用いた表現がいろいろあります。
以前の記事を参照してください。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十五
「用言の活用」 〈形容詞・形容動詞の語幹構文〉


「シク活用形容詞の語幹」をどう定義するか、学校、塾予備校の先生の説明にしたがって下さい。ここでは、シク活用形容詞「うつくし」、語幹「うつくし」、

シク活用形容詞は終止形と語幹は同じ形をとる。

という立場で解説していきます。
辞書を引くと「ク活用形容詞は語幹、シク活用形容詞は終止形」として説明しているものがあります。定義としては厳密ですが、それは「文法のための文法」、理解しづらく、解説しづらい。
・野をなつかしみ
という例文をあげていますが、
「なつかし(シク活用形容詞語幹)+み(接尾語)」
とするのか、
「なつかし(シク活用形容詞終止形)+み(接尾語)」
とするのか、
説明の仕方のちがいでしかない、つまり、先生の都合であって、受験生の都合ではない、ということです。
悩むところじゃありません。
いちおう、悩む受験生がいるから解説しているだけ。
受験生にしてみれば「語幹構文」として、ひとくくりで解説したほうがまとめやすい、だから「なつかし(シク活用形容詞語幹)」という立場で解説しているだけです。

さて、
それでは、今回はそれぞれのノーガキを述べてみましょう。

【形容詞・形容動詞の語幹を用いた感動、詠嘆の構文】

・「あな(感動詞)」+形容詞・形容動詞の語幹
=感動、詠嘆(ああ~だなあ。なんと~ことよ。)


と、
「語幹構文」でイッパツ!まとめられるでしょ?
「感動、詠嘆」というぐらいだから、

・物語文のクライマックス
・説話の最後のお説教(教訓)
・枕草子など、随筆のオチ


と、
漢文にも通底しますが、感動、詠嘆の表現は課題文の「いちばんオイシイところ」、つまり文脈が盛り上がったところで用いられる表現。
つまり、最初の「経緯」の説明ではなく、最後で用いられる傾向があるということです。
さして、重要な表現とは思われませんが、「構文をとれない」のは極めてマズイ!
直接傍線を引いて、解釈、という問題にはならないけれど、
結局、上記、「物語のクライマックス」「説話のお説教(教訓)」「オチ」読めてる?
文脈全体が把握できているか、最後の要約系の高配点の問題にからんでいきます。
センター国語なら「問5・6」あたりですね。
だから、文脈全体の把握のためにも、おさえておきたい表現なのです。
ちなみに、「クライマックス」といいましたね?
「感動、詠嘆」の頂点で用いられる表現は?
わかりましたか?
古文なら「和歌」です。
つまり、「和歌まわり」で用いられる表現なのです。センター国語、早稲田、上智、「和歌が合否をわける」というのは、全ての記事にわたって再三書いているとおり。
「和歌が解釈できない」
それ以前に
「和歌まわりの文脈が解釈できない」
って、きわめてマズイよ、
ということです。

【形容詞・形容動詞の語幹を用いた連体修飾の構文】

・形容詞、形容動詞の語幹+「の」+体言(名詞)
        =連体修飾(連体形の感覚で訳す)


しょっちゅう文脈で用いられていますよ。
別に重要というわけではありませんが、「連体修飾」すなわち、連体形の感覚で読んでいくクセを普段からつけましょう。
なぜかって?
訳し間違えると、決定的な誤読につながるからです。
やってみましょうか。

・とみの事=とみなる事   (急な用事)

ナリ活用形容動詞「とみなり」語幹「とみ」+の(格助詞)+名詞(体言)
の連体修飾の構文。形容動詞「とみなり」が連体修飾しているだけだから、連体形「とみなる名詞(体言)」の感覚で訳す、ということです。
この構文が取れない受験生、どう解釈するかというと、

「富の事?」
「ああ、財産とか、金銭のこと言ってるのね!」
こうして、たった一箇所、初歩的な構文を誤読することで、文脈を全然違う方向へと読み進めてしまう。
で、結局最後まで読んで、
「アレ?なんかおかしいぞ?」
「もう一回よみなおしてみよう…」
って、そんな時間、受験生に許されるはずがないでしょ?
もし読み直すというなら、それは、センター試験なら、「小説」「評論」どれかをまるまる「捨てる」ということを意味します。
たかだか「連体修飾いっこ」のために、50点/200点捨てることになります。

【形容詞の語幹を用いた原因、理由の構文】

・体言(名詞)+「を」+形容詞の語幹+「み(接尾語)」
        =原因、理由(名詞+が+形容詞+ので、)


これは「形容詞だけ」で用いられる構文です。
さらに「和歌だけ」で用いられる構文です。
センター国語、早稲田、上智、「和歌が合否をわける」というのは、再三のべているとおり。難関大学をめざすなら、常に「和歌にまつわる表現(修辞もふくめて)」に対しては神経をとがらせましょう。
学校の先生、塾予備校の先生、テキトーな解説したら、ガンガン、つっこみいれましょう。
それが「お互いのため」です。
で、
その「和歌にまつわる表現」の中でも、最重要構文だろうね。
早稲田合格、上智合格、センター9割めざしている人で、この「~を~み構文」訳せません、って、それはすでに「アウト!!」ってことを意味します。
一回やったからOK!
というものではない、
いうろいろな文脈で、さまざまな和歌のなかで「~を~み構文」を訳す練習をしていきましょう。
受験生、最後の最後は演習量の勝負!
ということも、このブログで何度も力説していますが、ただ、やみくもにやってもしょうがない、「着眼点」をしぼりこんで演習しないといけない。
この構文は、まさしくその最重要の「点」なのです。
ひるがえって、難関大学でなぜ、「和歌」を出したがるのか?
上記の文脈のとおり、どれだけ演習量をこなしてきたか、イッパツでわかるからなのです。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の七十七
「和歌に関する重要表現」 〈難関大学を目指す人のために!〉


これら、語幹の構文、
最後まで悩ましいのは「ク活用形容詞の語幹」だ、ということは肝に銘じておきましょう。

ク活用形容詞の語幹に注意!

『枕草子』
連歌(上の句、下の句を別々の人が詠みあう)をいどまれた清少納言、
すぐに機転をきかせて句をつけてみせる。
「あな、と」
と、みんなにほめられる。

訳せますか?
「あな(感動詞)、と(ク活用形容詞「疾し」語幹「と」)」
感動、詠嘆の構文です。
「疾し」(早い)
「なんと早いことだ!」
文脈のヤマ場で用いられているの、わかりますか?
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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