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大学入試 基礎講座『古典文法入門篇』 其の二十四
<助動詞「む」「らむ」「けむ」2>
久しぶりに、古典文法入門、やっていきます。
もっと早く終えるつもりだったのですが、
この夏のアツイなか、「らむ」の説明なんか聞きたくもないでしょうし、したくもない、
それだけメンドクサイ。
で、以前の記事でも書いておりますが、
文法がまだよくわからない人は、「らむ」なんか後回し、他の重要事項をさっさとやりましょう。ひととおり、助動詞、敬語は卒業、そのような受験生が、最後の最後に「らむ」をツメていくとよいでしょう。
何のため?「和歌の解釈」のため。
↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の五十九
「助動詞」 〈超難解「らむ」の現在推量と原因推量〉


↓ ↓ ↓
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十
「助動詞」 〈超難解「らむ」の現在推量と原因推量 2〉


基本、学校の先生、塾予備校の先生、「む」「らむ」「けむ」って、並行関係で教えるでしょ?
「推量」「婉曲」とか、「原因推量」とか、「時制」が違うだけだぞ…、みたいな教え方ですね。
それでよろしいかと思います。高2ぐらいまでは。
受験生はそうはいかない。
まず、「む」はしっかり!特に他の語と複合した表現しっかり!とは、前回述べたとおり。
で、「けむ」なんかどうでもいい。「けむ」の「過去の原因推量って…?」悩んでいる受験生がいますが、いっさいムダ!悩む必要はない。
聞かれないから。
とにかく「けむ」は「~しただろう」でOK!

悩ましいのは、「らむ」です。
悩むなら、ココ。で、あまりに悩ましいので、イチバン最後のお楽しみにとっておきましょう。
なぜメンドクサイかっていうと、「形而上学的」「観念的」「抽象的」、
つまり、「へ理屈」クサイ!
でも、和歌しかり、能、狂言、茶道、華道、日本の美意識の根幹にかかわっていく「観念」なんですね。
「らむ」の説明、こういう「観念的」なものは、コトバで伝えようとすると、眠たいだけです。
だからいつも具体に置き換える、黒板に「絵」を描いて説明します。
ところが、ブログでいかに伝えるか、そこに悩んでいたのですが、
幸いなことに、「お絵かきソフト」があったので、「図解」してみました。
ざっくり、こんな感じです。


「らむ」現在推量図解
【現在推量】
目の前にない、今現在の事実について推量する。
反対にいえば、現在推量なら、推量の対象になっている事実は、眼前にない。
「今ごろ、お母さんと子どもたちが晩飯食っているだろうな…」
って言いながら、残業しているお父さん、
とか、そういうシチュエーションなのです。


「らむ」原因推量図解
【原因推量】
目の前にある、今現在の事実、その背後にあるもの、原因を推量する。
反対に言えば、原因推量なら、事実は目の前にある。
「あれ~?顔色が悪いよ」
「風邪をひいているので、顔色がわるいのだろう。」
って、心配してくれる友達。
「原因」って「目に見えない」でしょ?
だから、「今現在の目に見えないものを推量する」ということでは、現在推量、原因推量、共通なのです。


「現在推量」って、どこか遠くの目に見えない「事実」を推量していく。
古文で言えば

「思ひ遣(や)る」…遠くに思いをはせる。

という状況です。
ホラ、どうしても「詠嘆的」「感動的」「情緒的」なシチュエーションで「らむ」って使われていくでしょ。
だ・か・ら、「和歌」にまつわる重要表現になっていくのです。

「幽玄(ゆうげん)」…目には見えないけれど、そこはかとなく漂う情趣。

和歌の神さま、藤原俊成が提唱した美的基準、
そこに決定的にかかわっていくから、「らむ」の現在推量、原因推量はあなどれんですよ。
現在推量、原因推量を見分けるのはムズカシイ!けれど、基本はシンプルです。

「現在推量/原因推量」見分けるポイント!

「事実」が眼前にあるか、ないか。

この一点だけです。
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【2010/09/21 18:56】 | 古典文法入門 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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