大学入試の国語・小論文
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大学入試 基礎講座 『受験生の心がまえ』 其の五
「大学受験生の過ごし方」 〈年間計画〉

「しり上がり」を強くイメージしてください。

夏前はとにかく基礎しっかり!古文の文法・単語・敬語、漢文の句法をしっかりやってください。現代文はしっかり読む、しっかり解く、解答の根拠づけするクセをつけてください。

(夏季講習)は演習量をかせぐ。夏前にやった基礎事項をいろいろな文脈の中で、あるいはいろいろな設問形式(選択、記述など)で洗いなおし、どのような形できかれても答えられるようにします。たとえば、古文「なり」の識別、単純な文法問題の場合もあれば、傍線部口語訳で選択肢を消すネタに使えたりもしますね。

夏が明けたら実戦モード、時間を切ってボーダーラインをかせぐ演習です。センター試験なら、満点ということもありうるでしょうが、早稲田大学の国語において満点はありえないでしょう。

センター試験なら、自分の志望校、他の教科とのかね合いに応じて、七~九割の中でボーダーラインを設定してください。早稲田大学なら、だいたいどこの学部も七割前後がボーダーになるでしょう。七割かせぐということは、三割は捨ててもよいということですよね?反対の言い方をすれば、時間内に七割取るためには、三割捨てなければいけないということです(当然、八割取れるならそれに越したことはありません)。ここでは、何を捨てて何を取るのか、優先順位の見きわめが大切になってきます。

さらに、時間を切って演習するので、演習量はしり上がりに増大していきます。夏前に60分で解いていたものを、30分で解くようになれば、演習量は単純に二倍になりますね?これがノレている受験生の姿です。はた目に見るとシンドそうですが、本人はけっこう楽しんでいたりするものです。

 

肉を切らせて骨を断つ

 

直前になったら、この覚悟が必要です。が、今の段階からあまり考える必要はないです。直前になったらまた触れましょう。

それでは、以上の時間の流れを図式化しましょう。

 

       夏明け…時間切ってボーダーライン

      ↑

   夏…演習量をかせぐ    しり上がり

   ↑

夏前…基礎しっかり!


大学受験生の一年間の時間の流れは均質ではありません。というか、均質ではいけません。冬をむかえた受験生が、ゴールデンウィークの頃と同じようなノリで勉強しているようなら、アウト!でしょ?

大学受験生、一年の時間の流れは「しり上がり」。その形を常に常にイメージしてください。

 
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【2007/03/27 16:44】 | 受験生の心がまえ | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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