大学入試の国語・小論文
  に関するワンポイント・アドバイス
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大学入試 国語・小論文に関するQ&A 其の十五
〈正しい自己評価〉

Q.勉強しているのに成績がのびません。

 

A.どこに「穴」があるのか、よくよく見きわめてください。

受験知識には、「やった」「知ってる」「点数にできる」の三つのレベルがあります。

「やった」レベル。ただ学校でやっただけ、それなのに、「知っている」つもりになっていることがよくあります。「こんなの高一でやったよ」、でも、説明してみろ、といわれると説明できない。当然、点数にはなりません。

たとえば、「学校でやったから」「高一レベルだから」といって用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用をおろそかにして、大学入試にいちばん出る事項、「なり」の識別、「給ふ」の識別を習得しようとしても、点数にはできません。それなのに「なり」「給ふ」の勉強を懸命にやるのは時間のムダ!

「風呂おけの栓(せん)」が抜けたまま、一所懸命、風呂おけに水を注いでも、いつまでたっても風呂に水はたまりませんし、風呂に入ることもできません。だったら、「風呂おけの栓」つまり「穴」をふさいだほうが、結局はよっぽど早くてラクチンということがわかるでしょう?

「知ってる」レベル。説明しろといわれると説明できる。ところが、いざ実際に設問になって問われると、点数にできない。応用がきかないのです。基礎はきちんとやったけれど、演習量がまだ足りていません。

たとえば、「こそ~已然形、~」と下の文に続く場合は逆接すると「知っている」。では、実戦。「傍線部の訳としてふさわしいものを選びなさい」、傍線部は長い、何言っているのかわけわからん、選択肢の文も長い、ところが、傍線部に一ヶ所、「こそ~已然形、~」とある、選択肢、よく見ると逆接で訳しているのがたった一つしかない。実は簡単一発、答が出てくるんですね。ところが、ほとんどの受験生は「ウ~ン」時間かけたほかに点数を落としてしまいます。これが「知っているけど、点にできない」レベルです。この出題例、上智大学でも早稲田大学でもやってますよ。

「点数にできる」レベル。何をどうきかれても点数にできる。選択肢だろうが、記述だろうが点数にできる。「反実仮想」、口語訳だろうが、現実の状況説明だろうが点数にできる。受験知識の最終形態、最強兵器になります。

 

 

 

         「点数にできる」

        ↑ 演習量かせぐ

     「知ってる」

    ↑ 基礎しっかり       しり上がり

「やった」

 

ここでもやはり大切なのは、「しり上がり」のイメージを強く強く持つことです。
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【2007/03/30 18:15】 | よくある質問 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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