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大学入試直前講座 『古文のツボ』 其の五

「和歌ってわかんない 5」 〈掛詞〉

前回、ちょっとウソの説話を書いてしまいましたが、そこからくみとってほしいのは、文脈で頻出した語を掛ける、というテクニックです。歌物語や説話でよく用いられます。「掛けている箇所」「用いられている修辞の説明」等、掛詞がわからないとき、題が与えられている場合はまず題を探ってみましょう。また、文脈で頻出する語、事件の核心となっている事がらを疑ってみましょう。前回のウソ説話の「斧」がそれに当たりますね。

で、だんだんレベルを上げていきますよ。今回は「文脈の要請によって掛ける」テクニックの典型的パターンを見ておきましょう。受験生、必見です。

 

・「かる(れ)」→「枯る(れ)/離る(れ)」 

・「あき」→「秋/飽き」

文脈…男と女が愛しあって暮らしている→男が他に女を作る→旧女は和歌を詠む

 和歌…季節は秋、その「あき」ではないけれどあなたは私に飽きたのね。

 和歌…草木が枯れる、その「かる」のように、あなたはわたしから離れてゆくのね。

→その和歌に感動して男は旧女のところに帰って来て幸せに暮らす。


どうです。どこかで読んだ気がしませんか?まれに逆のパターン(女の愛情がさめて男がトホホ、歌を詠む、女の愛情がもどる)もあります。

 

・「思ひ」の「ひ」に「火」を掛ける

文脈…男女の燃えるような恋(まれに親子の愛情などもあり)→和歌(の贈答)

 和歌…真っ赤に燃える火のように、あなたを愛しております。


「思ひ」に「火」をかけるのはあまりにつらすぎます。だからだいたい「火」に関する縁語があるはずです。まれに、「雪がとける」等の文脈をうけて「日(お日さま)」が掛けられる場合もあります。

 

大学受験においては超頻出です。「長雨/眺め」の掛詞など、きいてもしょうがない(きくなら記述で説明させます)。とはいえ、掛詞は無数にありますから、いろいろな文脈を読んで掛詞を探り出す練習を積む必要があります。受験において和歌が重要だといった意味がわかりませんか?和歌をつっこむことで、つまりは読みこなしてきた演習量がわかるからなのです。

さて、上記の文脈をみると、どうやら和歌には人を幸せにする力があるようですね。みなさんも愛しい人と別れてしまいそうになったら、掛けテクニックを駆使してそっと和歌を詠んでみるとよいでしょう。そうすれば、愛しいあの人はきっと飛ぶようにして帰ってくる(鴨)。
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【2006/12/30 19:32】 | 古文のツボ | トラックバック(2) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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