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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の十
「用言の活用」 〈活用形〉

動詞の活用をひととおりさらったところで、活用形の意味を確認しておきましょう。普段なにげなく使っている活用形ですが、それぞれちゃんと意味があります。

 

【未然形⇔已然形】

未然形…「未」は漢文の再読文字「いまだ~ず」、否定詞です。「然」は「しかり(そうである)」、よって「未然」とは「未(いま)だ然(しか)らず」と読みます。「未然形」とは「まだそうなっていない形」の意です。

※「未然形+ば(接続助詞)」=仮定条件(もし~ならば、)が典型。動作はまだおこなわれていない、仮定された状態にあります。

已然形…「已」は漢文でも多用される完了の副詞「すでに」。よって「已然」とは「已(すで)に然(しか)り」と読みます。「已然形」とは「もうそうなってしまった形」の意です。

※「已然形+ば」=確定条件(~ので、)が典型。動作はもうおこなわれてしまった、確定した状態にあります。

 

【連用形⇔連体形】

連用形…漢文調で読むと「用(言)に連なる形」。下に基本的に用言がくる形ということ。「用言」とは「動詞・形容詞・形容動詞」。

※連用中止法…「学校に行き、友達に会う」のように、連用形で文をいったん中止し、「~そして」の意で下につなげる用法。現代でも普通にみんな使っていますね。

連体形…「体(言)に連なる形」。下に基本的に体言がくる形ということ。「体言」とは「名詞」。

 

【終止形と命令形】

終止形…終止する形。「~。」と、言い切りになる形。

命令形…命令する形。「~。」と、言い切りになる形。

※係助詞も何もない、「~。」と、言い切りになっている、だったら基本的には終止形か命令形でしょう。

 

以上、

活用表を見てみてください。「終止形」をはさんで「未然形⇔已然形」「連用形⇔連体形」が対称に置かれているのがわかりますか?デタラメに並べているわけではないのです。

それぞれ、あくまで「基本的な意味」ですから、それに該当しないケースもたくさんあります。「こんな感じ」と理解できたらよし、あまり深く悩むところではありません。

ちなみに、「活用の種類をいえ」と指示されて、「未然形」と書いてくる人がいますが、「活用の種類」と「活用形」をまちがえないように!
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【2007/04/14 16:38】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の九
「用言の活用」 〈動詞 8〉

では、前回の練習問題の解説と解答をしていきます。それぞれ、完全解答とします。×が三つまでならクリア、四つ以上ある人は動詞の活用をもう一度おさらいしてから次に進んでください。

 

【練習問題の解答と解説】

 

問一 次の動詞の活用をひらがな、歴史的仮名づかいで書きなさい。

居る ( ゐ ・ ゐ ・ ゐる ・ ゐる ・ ゐれ ・ ゐよ )…ワ行上一段活用

射る ( い ・ い ・ いる ・ いる ・ いれ ・ いよ )…ヤ行上一段活用

据う ( すゑ ・ すゑ ・ すう ・ すうる ・ すうれ ・ すゑよ )…ワ行下二段活用

老ゆ ( おい ・ おい ・ おゆ ・ おゆる ・ おゆれ ・ おいよ )…ヤ行上二段活用

※くれぐれも、「ゐ」「ゑ」はきちんとかけるようにしておきましょう。

 

問二 次の動詞の活用の種類をいいなさい。

死ぬ ( ナ行変格活用 )

おはす( サ行変格活用 )

恨む ( マ行上二段活用 )

経(ふ) ( ハ行下二段活用 )

寝(ぬ) ( ナ行下二段活用 )

※上一段活用・下一段活用・変格活用は動詞を見た時に、パッと活用の種類が言えるようにしておきましょう。

 

問三 次の傍線部を口語訳しなさい。

・その男、かづけたる衣をかづきて、女をゐていにけり。

かづけ ( ほうびとして与える )…助動詞「たり」は連用形接続。連用形に「e 段」がきているので下二段活用とわかる。

かづき ( ほうびとしていただく )…助詞「て」は連用形接続。連用形に「i 段」がきているので四段活用とわかる。というか、下二段に「~き」はない。

※「かづく」は本当によくでます。本文中にあったら間違いなく問いになります。

 

問四 上記の例文の「ゐていにけり」の「ゐ」「い」を漢字で書きなさい。

・ゐ → ( 率 )…「女を連れて行ったのだろう」ということで、ワ行上一段活用「率る」

・い → ( 往・去 )…「立ち去ったのだろう」ということで、ナ行変格活用「往(去)ぬ」

※この問いは、「古文のツボ」で同じような例文をだしています。「いにけり」の「に」ってナンダ?という問いでした。文法の仕上げ段階の問題ですから、ここでは解説しませんが、いずれ、早稲田大学の古文の難しさは「かな」の難しさだ、というのは、口をすっぱくして言っておきましょう。ちなみに、上記のように漢字で書かせる問題、実際に早稲田大学で出していますよ。

 

 

どうでしたか?

全問正解の人は心配なし、どんどん先に進みましょう。

四つ以上間違えた人、「動詞の活用なんて楽勝だよ」と思ってナメてはいけません。早稲田大学商学部のように、「次の語を活用させ適当にならべかえなさい」と、古文作文のような問題を出すところを受験したら、一発、アウト!!ですよ。配点が高いですからね。
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【2007/04/12 19:49】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の八
「用言の活用」 〈動詞 7〉

ここで確認の練習問題をやっておきましょう。×が三つまでならクリア、四つ以上まちがえたらもう一度復習しておきましょう。

 

【練習問題】

 

問一 次の動詞の活用をひらがな、歴史的仮名づかいで書きなさい。

居る (    ・    ・    ・    ・    ・    )

射る (    ・    ・    ・    ・    ・    )

据う (    ・    ・    ・    ・    ・    )

老ゆ (    ・    ・    ・    ・    ・    )

 

問二 次の動詞の活用の種類をいいなさい。

死ぬ  (         )

おはす (         )

恨む  (         )

経(ふ) (         )

寝(ぬ) (         )

 

問三 次の傍線部を口語訳しなさい。

・その男、かづけたる衣をかづきて、女をゐていにけり。

かづけ (             )

かづき (             )

 

問四 上記の例文の「ゐていにけり」の「ゐ」「い」を漢字で書きなさい。

・ゐ → (   )

・い → (   )

 

次回、【解説】および【解答】詳述。
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【2007/04/11 09:12】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の七
「用言の活用」 〈動詞 6〉

動詞の活用の種類の見分け方

動詞の数が限られているものは、動詞を覚えてしまいましょう。

 

上一段活用 (着る・見る・煮る・似る・射る・鋳る・居る・率る。・干る)

下一段活用 (蹴る)

サ行変格活用 (す・おはす)

カ行変格活用 (来)

ナ行変格活用 (死ぬ・往(去)ぬ)

ラ行変格活用 (あり・をり・はべり・いまそかり)

 

以上、

これらをきちんと覚えた上で!の話です。

残るは、「上二段活用」「下二段活用」「四段活用」だけ見分ければいい。他は「あり→ラ変」と、動詞を見れば活用の種類がわかるはずです。

「上二段」「下二段」「四段」の三つを見比べて、決定的に違うのは未然形です。「上二段」は「i 段」、下二段は「e 段」、四段は「a 段」、がそれぞれ未然形にきます。未然形を調べるてっとり早い方法は、未然形接続の代表選手、助動詞「ず」にくっつけてみることです。

 

「 i 」+「ず」 …上二段活用

「 e 」+「ず」 …下二段活用

「 a 」+「ず」 …四段活用

 

当然、上一段だって「 i ず」の形になります。だから、上記、最低限覚えるべき動詞を覚えた上で、のことです。

練習してみましょう。

 

例題 次の動詞の活用の種類をいいなさい。

1.書く   2.恥づ   3.寝(ぬ)

 

 

1.「書かず」→「 a ず」→四段

2.「恥ぢず」→「 i ず」→上二段

3.「寝ず」→「 e ず」→下二段

【正解】

1.カ行四段活用

2.ダ行上二段活用

3.ナ行下二段活用

 

ちなみに、「活用の種類」と指示されたら、かならず「行」を書くようにしましょう。
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【2007/04/10 15:10】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(1) | コメント(2)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六
「用言の活用」 〈動詞 5〉

「○行○段活用」のように決まったパターンで活用するものを「正格活用」と言います。それらにあてはまらないミソッカスを「変格活用」として区別します。たとえば「ラ変」、(ら・り・る・れ)四つの段を使っているので「四段活用」、といったらまずいでしょ?終止形が四段活用とは違っています。変格活用は全て動詞の数が限られていますから、覚えてしまいましょう。

 

 

サ行変格活用

   せ ・ し ・ す ・ する ・ すれ ・ せよ

 

「す」「おはす」の二語のみ。ただし、何でもかんでも「す」をつけてサ変動詞化する傾向があるので、実際には多数あり。

・「物」+「す」=「ものす(ある、いる、する)」

・「御覧」+「す」=「ご覧ず(「見る」の尊敬、ご覧になる)」

などが典型。

※ちなみに漢文は何でもかんでもサ変化する傾向があるので、漢文ではサ変動詞がたくさん出てきますね。「死ぬ」と読めばいいのに、漢文ではわざわざ「死ス」とサ変化して読みます。

 

 

カ行変格活用

   こ ・ き ・ く ・ くる ・ くれ ・ こ(こよ)

 

「来(く)」一語のみ。ただし、

・「出(い)づ」+「来」=「いでく(おこる)」

・「詣(まう)づ」+「来」=「まうでく(「来」の謙譲、参上する)」

など、他にもいくつかあり。

※命令形は「こ」「こよ」の二つの形があります。

 

 

ナ行変格活用

   な ・ に ・ ぬ ・ ぬる ・ ぬれ ・ ね

 

「死ぬ」「往・去(い)ぬ」の二語のみ。

 

 

ラ行変格活用

   ら ・ り ・ り ・ る ・ れ ・ れ

 

「あり」「をり」「はべり」「いまそかり」の四語のみ。

・「はべり(「あり」の丁寧、ございます)」

・「いまそかり(「あり」の尊敬、いらっしゃる)」

「いますがり、いますかり、いまそがり」とも言う。

ただし、

・「然(さ)」+「あり」=「さり(そうである)」

・「斯(か)く」+「あり」=「かかり(こうである)」

など、他にもいくつかあり。

※ラ変で注意するべきは、終止形(言い切り)が「i 段」であること。他の動詞はすべて「u 段」で終止するのに、ラ変のみが「i 段」で終止します。例外中の例外。終止形接続の助動詞が、ラ変だけには連体形に接続する理由はここにあります。詳しくは助動詞で説明しましょう。
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【2007/04/09 17:47】 | 古文の基礎 1-20 | トラックバック(0) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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