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大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十五
「助動詞」 〈「べし・まじ」〉

推量・意志「む」をひっくり返したのが打消推量・打消意志「じ」でしたね。

「む」をさらに強めた感じが「べし」、「じ」をさらに強めた感じが「まじ」です。

助動詞「べし」をひっくり返せば「まじ」になります。

 

「べし」は「す・い・か・と・め・て」なんてゴロでよく暗記してたりして?

推量 …~だろう・~にちがいない

意志 …~しよう・~するつもりだ

可能 …~できる・~できるだろう

当然 …~はずだ・~べきだ

命令 …~しろ

適当 …~するのがよい

それをそっくりそのままひっくり返せば「まじ」になります。

打消推量 …~ないだろう

打消意志 …~するまい

不可能  …~できない・~できないだろう

打消当然 …~はずがない・~べきではない

禁止   …~してはいけない・~するな

不適当  …~しないほうがよい

つまり、「べし」の意味をひととおりおさえたら、「まじ」は特におさえる必要はないでしょ?ゼッタイこの意味で訳すべき!といった厳密なものではないので、文脈に応じて適当に訳せればそれでOKです。

 

む →打消→ じ

強意   ↓強意

べし→打消→まじ

 

図式化すればこんな感じです。
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【2007/06/11 16:59】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十四
「助動詞」 〈断定「なり」 2〉

【断定「なり」の連用形「に」】★★★★★

 

・体言・連体形+(断定「なり」連用形)+あり(補助動詞)

~である …断定

 

・   〃    〃          +侍り・候ふ(丁寧の補助動詞)

~でございます …断定の丁寧表現

 

・   〃   〃           +おはす・おはします(尊敬補助動詞)

~でいらっしゃる …断定の尊敬表現

 

でしたね。でも、カタチで判断してはいけません。必ず訳してみて「~である」と断定を確認すること。カタチが同じでも以下のような場合があるからです。

 

※「にあり」の形でも、存在を表していたら、「に」は格助詞、「あり」は普通の動詞。

例 ペンは机の上にあり

 

※「に侍り(候ふ)」の形でも、存在を表していたら、「に」は格助詞、「侍り・候ふ」は本動詞・「あり」の丁寧「あります・ございます」。

例 テキストは机の上に侍り

 

※「に侍り(候ふ)」の形でも、「貴人の前に~・貴所に~」という文脈だったら、「に」は格助詞、「侍り・候ふ」は本動詞・「仕ふ」謙譲「お仕え申し上げる・ひかえる」。                        

例 清少納言は中宮定子様にさぶらふ女房なり。

 

※「におはす(おはします)」の形でも、存在を表していたら、「に」は格助詞「おはす・おはします」は本動詞・「あり」尊敬「いらっしゃる」。

例 校長先生は校長室におはします

 

以上、説明がこまかくなりましたが、出るヤツは徹底的に!という編集方針でしたね。それと断定連用形「に」のもう一つのパターン、「にて」です。

 

・体言・連体形+(断定「なり」連用形)+(接続助詞)

   …~であって

 

必ず訳して、「~である。そして~」「~であって」と断定を確認するのがミソです。

例 月の都の人にて父母あり。

(わたくしは月の都の人である。そして月には父母がいる。)

(わたくしは月の都の人であって、月には父母がいる。)

 

ゼッタイにカタチで判断してはいけません。訳して断定を確認すること。

まったく同じ形ですが、体言・連体形に「にて」と接続し動詞にかかっていったら格助詞「にて」です。連体形の場合は何か体言が補えるはずです。

 

体言・連体形+にて(格助詞)→動詞

動詞に対して場所や時間、原因などを表現している。

 

例 間もなく体育館にて全校集会を行います。生徒の皆さんは~

 

なんてアナウンスが学校でもよくかかりますね。古文も現代語も同じです。「体育館」と体言に接続し、「行う」という動詞にかかっていることを確認してください。

この「動詞にかかっていくか、いないか」が格助詞と断定を判断するミソです。断定「にて」は「~である。そして~」と文がいったん完結するのに対し、格助詞「にて」は必ず動詞にかかっていくのです。

いちおう言っておきましょう。格助詞「にて」の「に」だけに傍線を引くと、受験生は面白いぐらい「断定」とひっかかるものです。「ひっかけ」の王様なんですね。

いずれにしろ、断定の連用形「に」をとるポイントは、

 

・体言・連体形+にあり …~である

・体言・連体形+にて …~である。そして、~であって

 

と、訳してみて断定を確認することです。わかりましたか?
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【2007/06/10 17:55】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十三
「助動詞」 〈断定「なり」 1〉

さあ、ラスト一山、ここをこえれば文法問題で点数をかせげるようになりますよ。いわゆる三大識別問題「なり」「なむ」「に」のうち、「なり」と「に」のカタがついてしまいます。

「助動詞」とは読んで字のごとく、「動詞をお助けすることば」なのですが、例外的に体言(名詞)・連体形に接続する、それが断定の助動詞「なり」です。活用は形容動詞ナリ活用とまったく同じです。

断定は「たり」もありますが、まあ、無視しましょう。出ませんから(でも、大昔、早稲田の政経かなんかで「と」を出したことがありましたが…ムシムシ)。

 

【断定「なり」の連用形「に」】★★★★★

・今年のセンター試験で出ましたね。体言・連体形に接続し、「にあり」の形で「である」、「にて」の形で「であって」と訳せる「に」は断定の助動詞なりの連用形です。

 

・体言・連体形+(断定「なり」連用形)+あり(補助動詞)

~である …断定

 

・   〃      〃     +侍り候ふ(丁寧の補助動詞)

~でございます …断定の丁寧表現

 

・   〃     〃   +おはすおはします(尊敬補助動詞)

~でいらっしゃる …断定の尊敬表現

 

※「にあり」で断定を表現していたものが「なり」になったといわれています。断定「なり」の古い形なんですが、いつまでも残っていく、で、いつも「あり」の上にあるから連用形としたんですね。

「にあり」とはいっても、実際は接続助詞や敬助詞が間に入って使われます。

・「体言あり。」(体言である。)

・「体言こそあれ。」「体言ある。」(体言である。)

なんて具合です。

 

・~+や・か(疑問の敬助詞)あら+む(推量助動詞連体形)。

 =~であろうか。 …断定の疑問

 

などその典型例なんですね。出るんだこれが…。断定の疑問などしょっちゅう使われるので、よく省略されます。

 

・~や(か)。 …「あらむ」の省略

 

で、「に」に傍線、「に」ってな~んだ?って問題、「に」の識別でいちばん出るやつですよ。

「おのづから慰むかたもあるや、」

って、今年のセンター試験で出ていますね。いずれ「に」の識別のところで徹底的に解説していきましょう。とりあえず、「にや(か)。」で「に」が断定「なり」の連用形と説明できるように。「~であろうか」と断定の疑問を訳せるように。解釈の問題にもなります。「大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の二十」参照のこと。

ちなみに、「あり」が補助動詞ってナンデ?という素朴な疑問もわいてくるでしょう。敬語の感覚からすれば動詞にくっつくんじゃないの?と。

へ理屈を言いましょう。動詞の定義は「動作(~する)・存在(いる・ある)」をあらわすのでしたね。ところが、上記の「あり」「はべり・さぶらふ」「おはす・おはします」はいずれも「動作・存在」の表現ではありません。断定の表現です。で、動詞とはいえないだろう、しょうがないから「に」にくっついて断定を補助する補助動詞、と考えたわけです。

 

例 わが身一つの秋あらねど

 (私だけに訪れた秋はないけれど)


※このように、「にあり」の形とは言ってもほとんどの場合「に」と「あり」の間に接続助詞や係助詞などがはさまります。ここでは係助詞「は」がはさまっていますね。


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【2007/06/08 21:35】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(1) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十二
「助動詞」 〈推定「なり」「めり」 2〉

さてさて、いよいよ山場です。もう一息!

 

【ラ変型活用語・連体形+推定の助動詞「なり」「めり」→撥音便の無表記】★★★★★

推定の助動詞「なり」「めり」は終止形接続ですが、終止形接続の助動詞は全てラ変型活用語には連体形に接続します。ラ変型活用語連体形が推定「なり」「めり」に接続すると撥(はつ)音便(「ン=撥音」に音が変る)をおこして無表記の形になる場合があります。(「べし」の上でおこす場合もあり)

ちなみに、「撥」は訓読みすると「撥(は)ねる」、ピョンとはねる音なので「ン」を撥音といいます。

 

ラ変型活用語・連体形

    「~」+「なり」「めり」

      ↓

撥音便「~なり」「~めり」

       ↓

      無表記

  ※(読むときには「ン」を補う)

 

ラ変動詞「あり」連体形「あ

…「あめり」「あなり」→「あなり」「あめり」


形容詞補助活用連体形「~か

…「~かめり」「~かなり」→「~かめり」「~かなり」

例「良かめり」「美しかなり」

 

形容動詞補助活用連体形「~な

…「~なめり」「~ななり」→「~ななり」「~なめり」

例「あはれななり」「美しげなめり」

 

ラ変型助動詞完了「たり」連体形「た

…「ためり」「たなり」→「ためり」「たなり」

 

形容詞型活用助動詞「べし」「まじ」連体形「べか」「まじか

…「べかめり」「まじかめり」→「べかめり」「まじかめり」

  「べかなり」「まじかなり」→「べかなり」「まじかなり」

 

形容動詞型活用助動詞断定「なり」連体形「な

…「なめり」「ななり」→「なめり」「ななり」

 

特殊型活用助動詞打消「ず」連体形「ざ

…「ざめり」「ざなり」→「ざめり」「ざなり」

 

※断定の助動詞「なり」の上で撥音便は決して起こさないので、「撥音便+なり」の「なり」は伝聞・推定の助動詞と決まる。

 

例 この世に生まれては願はしかるべきことこそ多かめれ

(この世に生まれると、こうありたいと願うはずのことが多いようだ。)

※形容詞「多し」補助活用連体形「多かる」撥音便の無表記。形容詞、下に助動詞がくるときは補助活用、補助活用はラ変型活用語でしたね。忘れていませんか?

 

例 すずろなる死にをすべかめるかな。

(思いがけない死に方をしなければならないようだ。)

※形容詞型活用助動詞「べし」補助活用連体形「べかる」撥音便の無表記。形容詞型活用の助動詞は、形容詞と同じあつかいでしたね。

 

例 「上こそ。この寺にありし源氏の君こそおはしなれ

(おばあさま。この寺にいた源氏の君がいらっしゃったそうだ。)

※完了の助動詞「たり」連体形「たる」撥音便の無表記。撥音便のあとの「なり」は伝聞・推定に決まる。(ゼッタイ断定ではない)ここでは伝聞。

 

例 大納言拍子取って、「信濃になる木曾路川」)

(大納言は拍子をとって、「信濃にあるという木曽路川」

※ラ変動詞「あり」連体形「ある」撥音便の無表記。撥音便のあとの「なり」は伝聞・推定に決まる。(死んでも断定ではない)ここでは伝聞。

 

以上、これまでの文法事項の総復習でしょ?だ・か・ら、山場なんです。

緊急避難的には、


「あ・か・ざ・た・な」+「なり」「めり」=撥音便の無表記


でもいいのですが、それはお子様のおさえ方です。ヒネリが入ると簡単にひっかけられてしまうので、あまりオススメできませんね。

「撥音便+なり=伝聞・推定」はマジで使えますよ!!というか、いちばん出るところです。
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【2007/06/07 21:43】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(4) | コメント(0)
大学入試 基礎講座 『古文の基礎』 其の六十一
「助動詞」 〈推定「なり」「めり」〉

さあ、いよいよ山場を越えますよ。推定「なり」「めり」、それらにともなう撥音便、そして断定「なり」、ここを越えれば後は難しいところはありません。あとは副助詞ぐらいでしょう。

まあ、だまされたと思ってこの山を越えてみてください。文法全体がボチボチ見えてくるはずです。

 

【推定「なり/めり」の違い】★★★

「推量」と「推定」のちがいは、「推量」が根拠も何もなしに使われるのに対し、「推定」は根拠をともなって使われることです。根拠がある分、推量よりは「定か」なんですね。「めり」は視覚を根拠とし、「なり」は聴覚を根拠とします。

 

めり…視覚推定(~ようだ

対象を目で見て、視覚にもとづいて推定する。

推定(~ようだ)…主体←←←目で見ている←←←対象

 

例 (光源氏)のぞき給へば、(尼君が)すだれ少しあげて、(仏に)花奉るめり

(光源氏がのぞきなさると、すだれを少し上げて、仏に花を差し上げるようだ。)

※四段動詞「奉る」終止形に接続しています。光源氏がのぞき見しているシーン、視覚による推定だとよくわかりますね。

ちなみに、「めり」には婉曲(~ようだ)がありますが、気にする必要はありません。視覚による根拠をともなわない、断定を避けて遠まわしに表現しているだけです。いずれ、「めり」は「~ようだ」と訳せばOKです。

 

なり…聴覚推定(~ようだ)・伝聞(~ということだ・そうだ

対象を目で見ていない。音や声で聞き、聴覚にもとづいて推定する。耳から入ってくる情報がうわさであったなら伝聞。 

  音・声の文脈 … 推定

  うわさの文脈 … 伝聞

推定(~ようだ)…主体←←←耳で聞いている←←←対象

伝聞(~そうだ)

 

例 秋の野に人まつ虫のなり

(秋の野で人を待つという松虫の声がするようだ

※サ変動詞「す」終止形に接続しているので伝聞・推定の助動詞「なり」、文脈に「声」とあるから推定です。ちなみに「まつ」は「待つ/松」の掛詞

 

例 また聞けば侍従の大納言の御むすめなくなり給ひぬなり

(聞くところによると、侍従の大納言の娘がおなくなりになったということだ。)

※完了「ぬ」終止形に接続しているので伝聞・推定の助動詞「なり」、文脈に「また聞けば」とうわさを表す表現があるので伝聞とわかる。

 

以上、推定「なり」「めり」はどちらも「~ようだ」と訳すものの(伝聞はおいといて)、推定する根拠が決定的にちがうんですね。そのちがいをここでしっかりおさえましょう。前回のセンター試験の×選択肢のように、ビミョーなひっかけでよく使われたりして。

また、「なり」については、のちのち「なり」の識別という最重要事項が待っていますから、伝聞・推定ともにその根拠づけをしっかりできるようにしておきましょう。
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【2007/06/06 17:30】 | 古文の基礎 61-80 | トラックバック(2) | コメント(0)
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プロフィール

谷村 長敬(たにむら ちょうけい)

Author:谷村 長敬(たにむら ちょうけい)
1965年生まれ。立教大学大学院修士課程修了。在学中、赤坂憲雄先生に師事。院生による共著に『「注文の多い料理店」考』。お茶の水ゼミナールで国語全般担当。テキスト(現代文・古文)、小テスト(年間3000点分)の作成にたずさわる。2006年、「ワークショップ フットプリンツ」創業。現代文と小論文を並行して演習する講座をはじめる。趣味はスキー。

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